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人生はいつも、今がいちばん好き


先日、29歳になった。

いつも、人生が揺らいだり、感情がジェットコースターだったり、人に気持ちを踏みにじられたり、心躍る体験をしたり、好きな人と付き合ったり、お別れしたり、いろんなことがあると嘆いているけれど、わたしはいつも、
『今が人生でいちばん好きだなぁ』と思って生きている。


いつも読んでくれている人には
意外かもしれないけれど、
どんなにしんどい事が今起きていても
あまり昔の自分を羨んだりはしない。

あの頃に戻れたらなあ、戻りたいなあ、とかを思ったりしたことがあまりない。


それは、ポジティブとか、前向き、とかとは全然ちがう。(note読んでたらわかるよね?わたしが自己肯定低くて根暗なの。笑)
ほんとうに、今の自分がいちばん良いな、と思っているからなのだ。


容姿なら、
今年は去年より垢抜けられたな、とか、色気がでてきたぞ、とか。メイクがより上手くなったな、とか。 


仕事でうまく行っていなくても、でも何だかんだここは頑張れたしよかったな、とか。


ほんとうにそう思っている。

そう思える何かしらの行動は、一応できているし。だから、29歳になった今が、人生でいちばん好きだ。いちばん好きな自分だ。

でも、やっぱりそう思えたのは、
自分の努力と、手放しでそう思わせてくれる誰かがいたから。今年は特にそうだった。




誕生日、彼と有馬温泉に旅行に行った。
前から予約していた、eteのピアスをプレゼントで貰って、それをわくわくしながらつけて行った。

ほんとうに楽しくて、幸せな旅行で、それだけでも最高の思い出になったのに、夜、彼が隠し持っていた手紙を渡してくれた。


そんなことをするタイプだとは思わなかったので、単純に驚いたのと、その手紙が3枚に渡って書かれていて、しっかりしたタイプのやつ!!!!と更にびっくりした。


読んでいる途中から嬉しくて、ポロポロ泣いて、読み終わって顔を見上げて、もっとボロボロ泣いた。

人は、恥ずかしい時言い訳を並べがちだけれど、彼も例に漏れずそうで、

私が、「可愛い便箋、買ってくれたの?」
と聞いたら、

「本当はアルパカのやつに書いてて、でも書くスペースが小さくて、この鳥のやつを買い直した」とか、

「字下手だから、いつものスルスル書けるボールペンじゃなくて、もう少し滑りにくいボールペン買って書いた」とか、

聞いていない情報をひとりで喋っていた。
かわいかった。

そして、手紙を書こうと思って、そうやって慣れないものを買ったり、慣れないところに行って可愛いものを探したり、考えたり、そういう時間を過ごしてくれたと思うと、より一層嬉しくて涙が出た。


書いてあった内容はひみつだけれど、
彼も、気持ちを言葉にするのが上手だった。
賢いひとは、文才もあるのだなぁ、と少し感心したりもした。


わたしはその場で2回読んで、泣き疲れて寝て、翌朝温泉から上がってもう1回読んで、家に帰って彼と別れてから、更にもう1回読んだ。(読み過ぎ)

ほんとうに、これから生きていくには十分な言葉たちが、とても沢山並んでいて、
私の心の、宝物の言葉BOXに閉まった。

彼への好きな気持ちも増したけれど、
自分の事ももっと好きになれた誕生日だった。



もう、幸せなことを怖がらない。

素直に喜ぶ。

幸せな事が起こった時は、
その先の不幸を想像して怖くなるのではなく、このまま続け!と祈れるようになった。

それだけでも、成長できた一年でした。


29歳も、楽しくぽわぽわ生きます

貰ったピアス、方時も離さない



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