それにしても、やはり、大学の教員の場合・・・どうも、話が偏ってるような感じがするのだが・・・。

(以下)

今回の講義は、他学科の教務幹事による講演であった。

それによると、まず、キャリアとは、自分の歩いてきた道のことを言い、自分で作るものであるといった。次に、大学院に関しては早めに決めることを勧められた。学部卒でも専門職にこだわらなければ、選択肢は多いが、研究開発には携わることができないということであった。

また、他大学に自分のやりたいことができるが、1年ほどの専門知識の不足と修士卒の場合、就活の時期が遅れるということであった。

いずれにせよ、学部卒にはないメリットを使い、キャリアを摘めということであった。社会が求めているのは、コミュニケーション力、行動持続力、計画立案力以外に、ATTが必要であるということである。それは、前に踏み出す力、考え抜く力そしてチームで働く力の三つである。キャリアは、基礎能力・学力、言語力という基礎的資質、成果を出す力、生み出す力である。

今回の講義の感想、正直言って、今回の講義は失望した。正直言って、世の中を知っているとは思えない連中だと思った。

まず、理系においては、「成果を出す能力」というのは、ある意味危険思想といっても過言ではない。なぜなら、研究によっては、長期に渡って、計測しなければならないことが多い。

だが、近年のポスドク問題などから考えるとリミットは最悪1年しかも、現在、プロジェクトの費用が多く削減される方向にあり。女性を中心に非常勤の研究者の定数が削減されているという。

この状況では、プロジェクトを存続させるために捏造された成果(特に生物にその傾向が強いが)を出しかねないと考えられる。

また、山登り、筏下り型の話に関しても、そもそも、理系である以上、一つの目標を定めてというのが正直言って職業におけるやり方と矛盾する。理系の場合、寄り道の結果の方が重要な成果を得られるというケースもある。つまり、目標を決めて”一つ”の場所を目指すというのは、重要な結果を逃がす危険性がある。

ゆえに、理系において、山登り型というのは危険思想であるし、場合によっては捏造を生むということに繋がると判断できる。

また、ドクターに関しては、今の状況を考えると、学生を進ませるというのが間違っていると思われる。企業は、世の教授たちがいうところの専門性は求めていない。

もし、専門性云々と言って、就活の面接で落とされたのであれば、単にこの求職者はいらないという、面接官の意思表示であると考えるべきだと思う。

また、女子に関する言ってはいけない発言も気になった。この発言は三高などを助長する危険性がある。

そもそも、高収入の男と結婚ということは男にとっても恐らくそうだろうけど、非常に不快なことであり、男=お金という危険思想である。近年の結婚状況は、仕事が忙しくて云々という問題だけではなく、このような女性に恐怖していると考える方が妥当であると考えられる。

正直、就活の時期がどうのこうのということは、後付けであり、それは、本人の自由にすべきではないかと考えられる。

一体何を今回の講師は考えているのか。他大進学は必ずしも、キャリア形成ではなく、トラウマ解消など精神的なものを治療するために行く人もいる。

それよりも、この講義を聞いて、とりあえず、自分の大学に進学しておけばいいと考える人などが出ないことを私は祈ろう。

さもないと、「モラトリアム人間」が大量に生産され、研究室を食いつぶしかねないDQNがでるのでないかと考えられる。何が何でも、学歴なんでどうでもいいから他大に移りたい。ここよりはマシだ。

正直、社会が何と言おうが、周りが何と言おうが、自分のやりたいことをやる。これが重要なのではないだろうか?そのためなら、別の大学に行ってもいいのかもしれない。

(以上)

それにしても、どうにも・・・わざわざ、恣意的な例を示して、大学の博士課程を増やしたいということが見え見えだった・・・。やはり、研究なんて進むべきじゃないのかもしれないな・・・。それなりの支援がなければ。それにしても、フェミニストからこの教員が叩かれなかったのは・・・残念なところだ。

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