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世界のどこかに、わたしの正解があると思っていた。
一時期、とにかく目に見えて「役に立つ」ことだけを正解として生きていました。
ビジネス書や自己啓発本を読み漁り、YouTubeやその他のSNSでも“現実的で有益”なコンテンツだけを見て。
何もしない空白の時間は作らず、常に予定を詰め込んで。
お金と時間は「浪費」せずに、「投資」になることだけに使うよう心がけて。
小説やエッセイを読むのは時間の無駄。何かしらの役に立つ情報以外は、見る(聞く)だけ無駄。
“好きなこと/趣味”は切り捨てて、役立つことだけをする。今まで大好きだった漫画も、アニメも、ゲームも、全部無駄。
時間は有効に使うべき。暇があるなら、とにかく意味のあることを詰め込まないと。
・・・そんなふうに思っていました。
これが、幸せな人生を送るために、必要なことなんだって。
もしこれらが、わたしの“心からやりたいこと”だったら、それでよかったのかもしれない。
けれどわたしの場合、こうやって生きていたら、あるとき心身の大不調に見舞われました。
(↓の記事でも書いたけど、身体と心が大事なサインを送ってくれたのです。感謝 .. )
でね、このときのわたしって “幸せへの鍵は(自分の外側の)世界のどこかにあるはず!それを探し出さなきゃ!” という感覚で生きていたんですよね。
でも実際、その鍵は「自分の内側」にあるものだから、どれだけ「外の世界」を探したって見つからない。
ほんと、ほぼ全部が真逆だったのよね(笑)
そりゃあ、心身からキツめのサイン、届くよね。
幸せな生き方への答えって、ほんと自分の中にしかない。自分と向き合うことでしか見つからないんだってことを、ひしひしと感じてる。
他者や外側の考え方/出来事を、ヒントにすることはあっても、そこにあなたにとっての “絶対的な” 答えは、ない。
他者や、外側の世界はすべて、自分と向き合うためのツールなんだ。そうやって捉えて、使うべきなんだ。
以前の記事でも書いたけれど、同じ出来事を体験しても、一人一人、感じることは異なる。だから本当に“自分”としてしか、この世界を生きることはできなくて。
これを“怖い”、“孤独”と感じることもあるかもしれない。外側に正解があると考えてきたのなら、なおさら。
「 外に答えがないなら、どうやって生きればいいの? 」「 指針がないよ… 」ってね。人生の地図やコンパスを失ったような感覚。
でも、コンパスはすでに、自分が持っているんだよね。今までだって「 持っていない 」と “思い込んで” 、外側を探し回っていただけ。
そして、その“幸せな人生”へのコンパスっていうのは、〝自分自身の感覚〟。誰でもない“自分自身”を指針にすること。
過去のわたしは、“自分”は、何も持っていない、無力で、色んなものが欠如している劣った存在だと思ってきました。
だから、この世界でうまく生きていくためには、何かを付け足さないといけない、と外側を探し回って。わたしに欠如しているものを埋める何かがあるはずだと、焦って、もがいて。
でも、逆だったのだよね。
外を探してるから、見つからない。
ちょうど、メガネがない!といろんな場所を探していたけれど、本当はすでにかけてた!みたいな(笑)
だから今は何よりも、自分の心と体の声や、本音を大事にするようになりました。
「好きなこと/嫌いなこと」「やりたいこと/やりたくないこと」「体調」「時間と心の余裕」「人間として自然な生活」「価値観」「大切なもの、こと」
・・・そういったものにしっかり向き合い、受け入れ、可能な限り自分に優しく生きる。
そんなわけで今のわたしは、小説やエッセイは読むし、余白時間は作るし、漫画やアニメやゲームも楽しみます!
そして、疲れているときはゆっくり休息をとって、無理をしない。
腹が立ったり、悲しかったり、苦しかったり、寂しかったりしたときには、ちゃんとその気持ちに寄り添う。
「そんなことで・・・」とか、「でも相手だってこういう理由があったんだよ」とか、否定しない。ただただその気持ちを肯定して、寄り添う。
そんなことを心がけて暮らすようになってから、実際に生きやすくなったし、世界を見る目も変わりました。もちろん、優しいほうにね。
けれど、無意識のうちにまた、外側に答えを求めてしまったりする。どうしたって過去のクセで、そちらに戻ってしまう。
それでも、いつでも答えは自分の中にあるのだということを、心のどこかに留めておきたい。
だから、このnoteに残しておくのです。
道に迷いそうになったときに、また思い出せるように。
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