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本や映画やドラマのこと
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2023年7月の記事一覧

《ドラマ》 Woman を観て

《ドラマ》 Woman を観て

ドラマ/Woman/坂元裕二/2013

坂元裕二脚本の作品はいくつ目だろう、と思い数えてみた。
ドラマ、ドラマスペシャル、短編、映画など合わせたら、22作品目だった。
いやー、かなり観たね。数字にするとすごい。少し達成感を感じるくらい。
このドラマはなかなか連続で観る時間を取れなくて、少し観るのに時間がかかってしまった。
昔のドラマを見る時は、なるべく短い時間で集中して観たほうが没頭できるから良

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《映画》 もののけ姫 を観て

《映画》 もののけ姫 を観て

映画/もののけ姫/宮崎駿/1997

昨夜の金曜ロードショーにて。
もののけ姫を観るのは何度目だろう。
昔実家にビデオがあったので、ジブリ作品の中ではかなり観ていると思う。
魔女の宅急便とかとなりのトトロと同じくらいは観ているかも。

2020年 映画館でジブリ作品が公開した時には、もののけ姫を観に行った。
「一生に一度は、映画館でジブリを。」って良いキャッチコピーだね。
ジブリ作品って音楽がすご

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《本》 とりつくしま を読んで

《本》 とりつくしま を読んで

本/とりつくしま/東直子/2011

この本は、先日の旅行中に金沢の古本屋で購入した。

旅行中に古本屋で本を買い、読むことをしてみたいなぁと思って。
ざっと背表紙を見ていると、この本が三冊並んでいて、珍しいな、と目を惹いた。
東直子さんというお名前を見たことがあって、確か穂村弘さんと繋がりがあったような…と思い、購入。

あとで調べたら、“回転ドアは、順番に”の方だった。短歌の人。
短歌は気にな

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《本》 ズームイン、服! を読んで

《本》 ズームイン、服! を読んで

本/ズームイン、服!/坂口恭平/2015

この本も以前に買って、少し読んだんだけど、そのまま寝かせていた。

本って自分の中の読み時があるよね。
しっくりくるタイミングが。

家には積ん読の本がまぁまぁあるけれど、いつかそのタイミングが来た時に買っておいてよかったと思うから、よしとしている。
欲しくなった時が買い時で、読みたくなった時が読み時。
ある程度読む予定の本が家にあると、次に読む本を気分

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《本》 現実脱出論 増補版 を読んで

《本》 現実脱出論 増補版 を読んで

本/現実脱出論 増補版/坂口恭平/2020

この本はいつだったかな、前に購入して途中まで読んでいたのだけれど、そのまま積ん読になっていた。
たぶんその時では理解ができなかったのだろうね。

題名の通り“現実を脱出する論”
現実とは人々が他社と交流をするために生まれたものであるのに、その現実が肥大化し一人歩きをはじめ、現実以外のものには蓋をしなくてはいけないようになってしまった。
その結果、現実に

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《映画》 怪物 を観て

《映画》 怪物 を観て

映画/怪物/監督 是枝裕和/脚本 坂元裕二/2023

一昨日の夜に、今泉力哉監督がTwitterのスペースで話しているのを聞いた。
すごく面白くて、終わった後にアーカイブで初めから聞き直していたら眠れなくなった。

映画怪物の話をしていて、

“誰かにしか手に入らないものは幸せって言わない。
誰にでも手に入るものを幸せって言うの”

と田中裕子が言うシーンについて、すごくセリフっぽいということを

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