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抱きしめると、愛しくなる

自分に自信はありますか?
内面でも外見でもどちらでも構いません

学生時代、私はペテン師でした
ペテン師だった学生時代
周りを教師を欺いて生きていました

しかし不登校になるとペテン師から何も出来ない子へ
1日生きるのも苦しくて、億劫で、
早く人生の終わりがくればいいと本気で思いました
生きることに向き合う気もなく
逃げ出すことしか考えられなかった
辛いから死にたい、一人ぼっちが怖いからもう死にたいよ、

そんな思いで毎日何度も自傷を繰り返していたんです

私は1人が怖い、でも友達を作れる力はない
それにいつ裏切られるか分からない、
だって私普通じゃないもの
それでも一生1人はもっと怖い……

母を亡くしたとき色々な感情が湧いてきました
その中で母みたいな人間になろうと思いました
美しくて、優しくて、柔らかくて、強くて、
沢山の人に愛されている
今でも理想の女性です
だから母のマネをして美しい人になろう、と思ったんです

母=美しい=愛される=もう寂しくならない

地域の茶道サークルに入りました
…母は茶道師範の資格があった

同じ地域サークルで着物を習った
…母の着物が沢山あるから

母になろう、美しく愛され、心が寂しくならないように
でも色々動きストレスで倒れるのは簡単でした
倒れた時に母のようにはなれないのかと、
頭の片隅で思いました

そこから更に月日が経つと
心も体も頼れるようになり
私がなれるのは誰かの真似ではない
私は私というオリジナルなんだ
と分かりました

茶道も着付けも楽しかったです
でも私が本当に楽しめるものではなかった

だって真似だからね

ピアサポーターとして仕事をしているのが
現在本当にやりたいこと
仕事だから大変だったり理不尽に思うことも起きます

それでも「私」として本当にやりたいことに出逢えた

鏡を見ると
自信をつけよう、
仕事をやりぬこう、
この世界で「私」は私しかいない、
これらの思いを胸にした
母とは違う美しさを持つ私が映ります

バカと思われてもいいんだ
ナルシストと感じて引かれても構わないよ

私は私が好き!!

*愛音*

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