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勉強0時間の私が、毎日1時間の勉強をするようになった理由

仕事とは、求められたことをやるもの。そこに裁量はあっても、自己実現の場にはならない。私は仕事に対して、何年もそんなふうに思ってきました。

中学生の頃、担任だった社会科の先生が「働くとは自己実現だ」と言いました。その前に聞かれた「働くとはどういうことだと思う?」という問いへの答えが思いつかなかったからか、この言葉はとても印象に残っています。

私は将来自己実現のために仕事をするんだな。私は将来何になりたいんだろう。私はずっとこの言葉を胸に学びを楽しみました。

でも、就活はうまくいかず、じぶんがやりたいこともわからず、こんな言葉はしばらく忘れていました。幸い職場には恵まれたものの、営業職の私は会社やクライアントに求められることを”こなす”会社員になってしまっていました。

◆「じぶんのための努力」についてはこちらに書きました☺︎

学びは誰のため?


学生時代、特に大学生の頃は、誰のためでもなくじぶんが学びたいものを選択して授業を受けていました。

卒業単位にはまったく関係はないけど数学や生物学の授業を取る。興味本位でミクロ経済・マクロ経済の1回3時間の授業を取る。将来のためではなく、じぶんの好奇心のために時間を過ごせた貴重な期間だったと思います。

それに対し、社会人になってからの私は「会社のため」にしか学びをしなくなりました。というか、基本的に学ばなくなりました。「良い会社で働くために勉強をする」という動機しか持っていなかったので、勉強へのやる気が消えてしまったのです。

読書すらもほぼしない、読んだとしても仕事に役立ちそうな本だけを選んで読む。でも、なんとなくおもしろくないから続かない。そんなことを繰り返していました。

◆読書についてはこちらをどうぞ☺︎

学びはじぶんのためだと気づいた


こうして学びへのやる気を環境に左右されてきた私ですが、最近ようやく「学びとはじぶんのためだ」と気づきました。

気づいたきっかけは、やりたい仕事が見つかったから。30歳手前にして、やっと中学生の頃に出会った「仕事とは自己実現」という言葉のスタートラインに立ったのです。

ずっと営業職をしてきた私は、いまやりたいと思っている仕事のスキルも知識もない。だから、まずは学び始めることにしました。

将来のじぶんに投資をするように勉強をする。この考え方は、いままでも持っていたようで言葉にできていなかった。言葉になれば意志になるようで、毎日目的のために学んでいます。

◆そもそもどうやってやりたい仕事に出会ったのか?はこちらに書きました☺︎

学びを日常で活かし深める


こうして毎日インプットとアウトプットに勤しむ私ですが、学びはいまの職場でも活かせることに気づきました。

いまの仕事は約20名のマネジメント。これからやりたいことは、ライターとコーチング。ライターのスキルはみんなとの文字でのコミュニケーションでとても役立つ。コーチングの考え方はメンバーのマネジメントに役立ちます。

そしてなにより、私自身が「仕事をじぶんのためにも使う」と考えを改めたから、メンバーへのメッセージの仕方が変わりました。

アラサーの私たちは、いまの会社で働き続ける可能性は限りなく低い。だから、将来どんな仕事をしたいかをもっと声に出していいし、その準備も始めていい。

将来どんな仕事をしたい? と聞き、その要素を一緒に分解する。いまの職場に置き換えたらどの仕事がどの要素に当てはまるのか。将来のじぶんのために、いまの職場で身に付けられるものはないか。そんなことをメンバーと話し、仕事を楽しんでいます。

まとめ


「仕事とは会社に求められることをやるものだ」と思っていた頃は、自発的に学ぶことができませんでした。

でも、好きなことを追求した結果やりたい仕事が見つかり、そのための勉強をしたいと思ったら自然と毎日勉強時間を取れるようになりました。

そうするうちに学んだことをすぐに活かしたくなり、「将来のじぶんへの投資」だった勉強が「いまの職場でも役立つもの」「いまの職場でもやりたいもの」に変わってきています。

楽しく学び働いているひとはこんな感覚だったのだなと、30歳直前でやっと気づきました。この感覚を忘れずにいたいと思います。

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7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️