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安心してお仕事をする
いま私は入社8年目の会社で、約20名のメンバーのマネジメントをしています。
チーム運営で大事にしていることはいくつかあるのですが、その中でも意識しているものの1つが「心理的安全性」です。
心理的安全性を簡単にいうと、ひとりひとりが安心して働ける環境のこと。
「こんなことを言っていいのかな……」と悩まずに発言ができるとか、「もし失敗しても○○さんがいるから大丈夫!」と思って行動ができるとか、そんな環境が作れるといいなと思っています。
※心理的安全性についてはこちらに説明があったので、良かったらご覧ください☺︎
心理的安全性をなぜ意識するのか
私がこの言葉に出会ったのはリーダー職2年目のこと。会社の研修で出会いました。
当時の私は、上司からの心理的安全性を感じていた組織状態から、感じられない組織状態に移っていく途中にいました。
ずっと何かを不安に思っていましたが、まさにいまの組織には心理的安全性が欠如しているから働きづらいんだなと納得しました。そして、自分のメンバーには感じていて欲しいと思ったのでとても印象に残っています。
心理的安全性のない職場では、無駄にいろんなものに怯えて働かないといけない。その原因となりうるものには、経験上このようなものがあると思っています。
・上司が何を評価するのか・しないのかがわからないので手探りで働く
・発言を受け止めるリアクションがもらえず、どう思われているかわからないので不安
・失敗した際に助けてくれる環境がなく、個人が責められるのではと感じる
……などなど
私は上記のような環境で苦しみました。だから、いまの職場ではメンバーがこう感じないようにしたいと強く思っています。
心理的安全性を生むためにやっていること
心理的安全性のあるチームとは、私1人ではなく全員で作っていくものなので、一筋縄にはいかないと思っています。
それでもこの1年心がけてきたのは、メンバーの発言を受け止めることとリアクションを明確にすること。
1対1で話すときも、全体の場で発言するときも、リアクションは相手に伝わるくらいの大きさと細かさでやる。ひとの感情の受け取り方は、強弱と言葉自体から受け取ることの2種類に大別されるのではと思うからです。
また、どこを評価していて何は改善できると良いのかを説明することも意識しています。特に改善を伝える時、「ここを変えて欲しい」ではなく、「目指したいのはこれで、ここがいま足りてなくてもったいないと思うから、これも足してみてもらえるかな?」と説明します。
これをすれば、過去の私が感じていた「何が評価されるのかわからない」状態や「発言へのリアクションがなくてどう思われているのかわからない」状態をなくすことができる。
結果的に相談をもらえるようになり、メンバーが納得できる方法を授けることができれば、「もし失敗しても○○さんにまた相談すればいい」と思ってもらえるようになる。失敗を自分だけで抱え込まなくて良いという気持ちにつながります。
いまの組織状態
先期のいま頃は、現在の組織に異動してきてまだ数ヶ月という時期でした。まったく新しい環境になったので、必要な知識や求められる役割がガラッと変わりついていくのに必死。組織運営も何もできない状態でした。
そこから少しずつできることが増え、組織運営に目が向くようになり、各メンバーとのコミュニケーションの工夫を身につけました。
そして、いまの組織でいいなと思っていること。それは、メンバーがやさしい発言を全体の場でできることです。
今日ふと思ったのが、チームの雰囲気が優しくなってきた気がする。もともとツンツンしてたとかではないけど、前にもましてお互いを気遣う発言が増えたような。外面の「今日も頑張りましょう」ではなく「息抜きもしましょうね」とメンバーが全体の場で言ってくれるの、なんかすごい素敵では…と思ってる
— aimi💐SHElikesライティング勉強中 (@aimiSHElikes) June 21, 2021
前の組織にいたとき、「息抜きしながら頑張りましょう」なんて、口が裂けても言えない雰囲気がありました。
「自チームのメンバーを動かすのがリーダーの役割」「メンバーが手を抜かないように見張ることも必要」と、直接的に言われたわけではないけど常に求められている感覚がありました。
だから、メンバーも「今日も頑張りましょう」しか言えない。個人間で弱音は吐いても、全体の場では全て「頑張りましょう」に変換される感じです。
だけど、いまのチームでは、メンバーがお互いを気遣う発言を全体の場でしてくれます。これは「この発言をしても大丈夫」という信頼がなければできないことだと思うから、とても素晴らしいことでは……? と私は思っています。
みんなが毎日頑張っていることはわかっている。できない理由は一緒に探して解決する。時には仕組みも疑い改善する。この姿勢でこれからもメンバーに向き合いたいと思います。
また、そもそも私がこの組織で安心して働けるよう、「失敗しても俺がいるから大丈夫。上司はそのためにいるから思い切ってやれ」と着任当初に言ってくれた上司にも感謝する日々です。
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