下校途中に寄り道をした、旅行で来ていた場所がすぐそこにある

ベルリンに移住してくるまでの9年間、日本で会社員をしていた頃の私は、何度かこの地に旅行で来ていた。

なかでもお気に入りの場所は、Hackescher ハケシャー Marktマルクト。

何があるかと言われればうまく説明ができないけれど、ここにあるモールとか雰囲気がとにかく大好き。

駅舎は雰囲気があるし、写真スポットがあったり、このエリアにはずっと惹かれる。何があるかと言われたら、やっぱりうまく説明はできないけれど。

私がはるばる日本から訪れていたこの場所。いまの語学学校からは、実は徒歩圏内。

とは言っても、わざわざ行く用事はない。ユニクロと無印があるけれど、9年前に立ち寄って以来、一度も入ったことはない。

と思っていたら、学校までの直通列車が1か月以上止まることになってしまい、帰り道にあったアジアショップに寄れなくなった。

どうしたものかと思っていたら、思い出した。このエリアハケシャーマルクトにある、品揃えのいいアジアショップ。

ということで、今日は学校帰りに寄り道を。憧れの場所が、こんなにも身近になる日が来るとは。

アジアショップまでの道のり

今日の気温は2度。最近のベルリンは寒い。

だけど、寒さも楽しめる。好きな場所を歩くことなので。

今日の分の復習を終えて、少し頭痛を感じながら出発する。直通の電車はないので、徒歩で行く。リフレッシュにはちょうどいい。

このあたりは、通学には使わない。だから、ここに行く時しか通らない道。せっかくなので写真を撮りながら歩く。

▲遠くにはベルリンのテレビ塔が見える

旅行で来ていた場所がすぐそこにある

今日は時間も遅かったから、他に寄り道はしなかったけれど。間違いなく、憧れの場所に立ち寄った。

この場所でアジアショップに立ち寄って、大好きなラーメンやおやつを買ってきた。私、憧れの場所で、生活している。と、言葉が浮かぶ。

日本からここまで来るには、時間もお金もたくさんかかる。だけど、ベルリンに住んでいる私は、ふらっとここに立ち寄れる。すごいなあ。

旅行で来ていた場所が、すぐそこにある。この現実を、自分で手に入れた。私はずっと、こんな生活を待っていたんだよな。

アジアショップならどこでも買えるラーメン。でも、今日ここで買ったラーメンには意味がある。

そんなことを考えながら帰宅した。