ジェンダーと仕事💐当事者として、アラサー女性のキャリア形成に向き合う
じぶんのキャリアを改めて考えるようになってから、いま一緒に働いているひとたちのキャリア形成に興味を持つようになった。
みんな、なぜいまここで働いているのか。将来は、どんな働き方がしたいのか。女性が9割の職場だけど、思い描いている未来はそれぞれ違う。だから、将来のことを聞いてみている。
なぜ将来の話を聞きたいのか
私が役職を持った当初、将来の夢を聞くことはいまの仕事へのやる気を上げる手段でしかなかった。
つまり、本人のためではなく、管理職側のものとして管理するために聞いていた。将来の夢のためにいま努力をしようという、短絡的ですごく嫌な話し方をしていた。
なぜかというと、そういう話し方をする上司が多かったからだ。そういうものなのだと思い、真似をしていた。
でもそれは、間違っていたのだとやっと気づき始めている。
面談を始めて思うのは、将来の夢を聞くことは、なんといっても楽しい。こんなにも楽しい話を、なぜ私はいままでしてこなかったのだろうと思う。
そして、話してくれるメンバー側も、とても楽しそうに話してくれる。現時点で仕事での夢がなくても、家族とこんなふうになっていたいと語ってくれるメンバーもいる。
将来の話を聞くことは、決して管理をする手段ではない。将来の話をわくわくと拡げて、いまの働き方に接続することがお互いにとって良いのだと理解し始めている。
なぜ将来の話を、いまの仕事に接続するのか
アラサー世代の私たちは、いまの会社に定年まで居続けることはほとんどない。
ましてやジェンダーで役割が決められがちな日本社会で、結婚し子どもを育てる女性がフルで働き続けることは難しい。
だからこそ私は、一緒に働いているメンバーの将来の夢を聞きたい。
危機感なくいまの仕事を続けているだけでは、いつかくる転職のタイミングに、市場価値が足りない人材になってしまう。せっかくいまフルタイムで働いてくれるのなら、将来やりたいことにつながる働きかたをしてほしいのだ。
話してみて気づいた、可能性に対するフタ
いまでこそ私はじぶんの将来の可能性を開放し、行きたい方向を定め直すという作業を行なっている。
でも私も最近までは、じぶんの将来の可能性を勝手に決めていた。ずっとこうして会社のために働くんだろうなと思っていた。
だからこそ気づいたのは、「夫が転勤族でついていかないといけないから」「子どもや夫との時間を大事にしたいから」と、じぶんの働きかたに制限を設ける女性が多いこと。
能力があって、その気になりさえすればなんだってできそうなのに、まわりの環境に合う働きかたを選択しようとする既婚女性は多いのだと初めて実感した。
話しているトーンには、どこかあきらめのようなものを感じる。理想のキャリアと妻としてのじぶんとのギャップに、既に悩んでいるひともいる。
おこがましいかもしれないけど、私はこういうひとたちの「挑戦したい」を膨らませ、実現する手助けをしたいのだと気づいた。
いま目の前で、じぶんのキャリアを諦めようとしている大切なメンバーを、見過ごしたくはない。じぶんのキャリアに対する願望にフタをして、見て見ぬふりをしてほしくない。
私にできることとは
いまの私はしがないアラサー中間管理職でしかないので、できることは話を聞くことと、知っている範囲で働きかたを話すことくらい。力不足を痛感している。
女性に限った話ではないけど、結婚や子育てでやりたいことをあきらめないといけない社会は悲しいと思う。
最近までやりたいことがなかった私にとって、やりたいことがあるということはそれだけで素晴らしい。叶えてほしいと、心から思う。
いま私にできることは少ないけど、将来はぜったいにこの課題を解決するひとになりたいと思った。
女性の働きかたや生き方に課題感はあったけど、どんなひとにどんなふうに影響力を持ちたいのかがわかっていなかった。
どんなひとに影響力を持ちたいのかがわかったので、次はどんなふうにを探す。
実現することを、人生の計画にいれる。やりたいことがあるひとも、やりたいことがまだ言語化できていないひとも、私は見捨てたくない。やり方はこれから見つけるけど、近い将来向き合えている私でいたい。
7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️