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コーチの私がコーチングを受けたら、命を喜び表現したい自分を見つけた

しばらくぶりにコーチングセッションを受けました。ここ数ヶ月はコーチングではなくヒーリングのセッションを受けたり、体からのアプローチでエネルギーを整えたりしていたから。

コーチとして活動する私は、毎日のようにコーチング的な関わりをしているけれど、自分が受ける側のコーチングセッションは久しぶりです。

今回お世話になったのは、以前のマイコーチ、ゆりちゃん。ゆりちゃん、今年は本当にお世話になりました!ゆりちゃんの存在に出会えたから、今年の私はこんなにも自分のことを肯定できたし、新しい活動も始められました。

今回は年末、今年の振り返りと来年のことを話したセッションです。特に私の心に浮かんでくるのは、初夏に届いた元恋人の訃報と、そこから考え始めた命と魂のこと。そして、今回のセッションで見つけた、表現をしたい私のことです。

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人が死ぬということを考え続けていた

2024年の下半期。よくよく考えれば、私は「人が死ぬ」ことを考え続けていました。

「昔の恋人が亡くなった」という事実は、私にとってはとても大きくて。あの時間、私の横にずっといて、一緒に暮らしていた、あの無邪気な命は、もう体を伴ってはこの世に存在しないのだなと。そこから自然と、命や魂という世界の話に出会っていくことになりました。

特に影響をもらったのはこの本。「神との対話」です。まだ最後まで読み切ってはいないけれど、必要な時に必要な言葉をもらいながら、噛みしめて読んで読んでいます。

うちの家族でいえば、一番「死」というものが近づいてきているように見えるのは、母方のおばあちゃん。もうすぐ87歳。脳も体も衰えてきたように感じていて、生活に支障がのある項目が増えてきました。

彼女の魂が体を離れる時、私たち家族が悲しみの淵に立つのは明らかなこと。元気な頃のおばあちゃんは、母を差し置いてうちの家族の中心でした。衰えた彼女も家族に愛されて、いまもある意味では中心にいるけれど。

その彼女の命が個から全体へ戻るとき。この世界に残る私たちは悲しくとも、彼女の魂は全体に触れて、幸せを思い出すのかもしれない。もっと幸せになるのかもしれない。そんなことを考えるようになった私です。

こんなふうに、死生観が大きく変わった、32歳の今年。きっかけをくれたのは昔の恋人。ありがとね。もうこの世界では会えないけれど、でももしかしたら、あなたが存在してあなたの家族が揃って暮らす世界線もどこかにあるのだろうか、なんて思ったりします。


「みころさん」を見つけた

今日のセッションで話していて見つけたサブパーソナリティが1つ。サブパーソナリティとは、自分の中に存在する人格のようなものです。

その人格の声を、私はよく聞いていたはずなのに、すっかりサブパだとは気づいていなかったという。こういうことがあるから、コーチの私もコーチングを受け続けることが大事なんだよなぁと思います。

今回見つかったのは、営業職として就職をし、新卒1年目の頃のような私。当時の私は社内で「みころ」と呼ばれていたから、このサブパーソナリティの名前は「みころさん」とつけました。

みころさんは、自分を承認するのが苦手。社会人1年目の頃、会社で働くという初めての体験の中で、地元高知の小さな拠点で同期の仲間もおらず、見えない何かと戦い続けていました。

やってもやっても自分はできないと思い込んでいたなと。そりゃそうだ。何と競争しているのか自分でもわからないし、拠点には先輩か、かなり年上の後輩しかいない。やってもやっても、「私はできている」という手応えのない日々でした。

それである日、上司が私に聞きました。「いま同期のなかで、どのくらいの立ち位置だと思う?」

自分を認められない私は、この言葉を聞いて叱られるのだと身構えていました。でも想定外に、その後に続いたのは「けっこう良い線いってるよ」という、もっと上を狙おうという提案。びっくりしたのを覚えています。

このエピソードを思い出しながら、ああ、私のなかには今、みころさんがいるなぁ、と思いました。


ここのところの私は、またやってもやっても自分を認められない時期にいるなと。「ここまでは確かにできたけど、この先がまだできていない」とか、「悪い結果ではないけれど、自分の決めた数字はまだ達成できていない」とか。

あとは、最近楽しく作っているインスタのリールを「(表現ではなくただの)近況報告」と言っていたり、奮闘している海外生活での体験も「ドイツと日本で何が違うんだろう(別に自分を特別認めるところなんてない)」とか言っていたり。これ、みころさんの評価だなぁ。

その評価、必要ないんだよなぁと思うんです。でも、無意識にやっている。自分が思ったよりも、この習慣が染み付いてるんだよなって。

みころさんと、仲良くなりたいですね。存在に気づいたからにはこの先良くなるとは知っているけど、こんなにもこの声が大きかったことは盲点だったし、知らない・見えない何かと勝手に戦うのは精神衛生に悪いからやめようと思っています。


2025年、表現をしたい

セッションで今年のことを振り返ってみて、名前をつけるなら「あじさい」。というのは、元恋人の訃報を聞いたとき、私は日本にいて、数日後におじいちゃんのお墓参りへ行きました。

その時に持って行った、おばあちゃんの家に生えていたあじさい。これを手に持って撮った写真が頭に浮かびました。

最近ほかの機会にも、このあじさいを思い出したことがあって。その時に花言葉を調べたのです。あじさいの花言葉は、「移り気」「浮気」「無常」だそうで。無常かぁ、と、思いました。そんなわけで、この記事の写真はそのあじさいにしています。


じゃあ、2025年は?となった時、私は「しがらみの解放」とか、「表現」ということを言っていました。

しがらみとは、さっきのみころさんのこと。自分のことを認めないのと同時に、自分が思う枠に押し込んでいるよなと。このしがらみから抜けたら、表現をしたいなと思ったのです。

私が表現をするなら、こうして文字を書くか、写真を撮るか。少し前にカメラを買ったのですが、私が過去にハマっていたフィルム写真のように撮れるものを買いました。

そのカメラで撮ること、楽しんではいるのだけど、なんだかまだ心から楽しめないというか。表現したい思いがない、みたいな感じなのです。

でもなんというか、思いは本当にないというよりも、受け取れていないような気がする。と、セッションで話していたと思います。個人でお仕事をする私としての「発信」に躍起になってしまって、表現ということをじっくり考えられていないような、と。

でも、2024年と2025年では、私の時間の使い方は大きく変わる予定で。もっと余白ができるはずだし、そうしたいと思っているなら、表現というものに想いを込めてやってみるか、と思いました。

それも、この命を喜ぶという思いで。毎日眠るときに見る夢からは、何も物質的なものを持ち帰れない。またもう一度、同じ夢の世界に戻ることもできない。きっと私たちの命や魂というものも、終わるときには同じなのだろうと思います。

でも、ここの現実に起きて/生きている時の私たちは、ものを所有することができるし、同じ物語を続けることもできる。命があるうちはそれができる。じゃあそれを喜んで、何かの形で表現するのも良いなと思いました。……というか、いま書きながら思いが言葉になりました。


今年をまとめる

は〜〜〜。ちょっとスッキリした気分だな。

今年の振り返りとか、来年の目標を決めることとか、お仕事柄クライアントのみなさんとはそういうことをやるけれど、自分のことはあまり気乗りしていない今年でした。ゆりちゃんの年末のセッションのお誘いを見つけて、思い切って申し込んで良かった。

せっかくなので、ここに文字でも残しておきたい。

1月は一時帰国で恋人と日本にいて、家族と全員でコロナにかかって。2月にはドイツに帰国し、3月には新しい家がついに契約できて、4月に引っ越し。私が何かを買わずとも必要なものが与えられてくる体験をして、あれも不思議だったな。

5月には大風邪を引いてからの、治って2日くらいで一時帰国を決断、その後また2日後には日本への飛行機。最高の仲間とやっと初めて直接会えて、励まされたのち、実家へ。その直後に、元恋人の訃報。

6月にドイツへ戻り、夏はほぼ恋人とだけ過ごして、これではダメだとベルリンで友人作り。大切な友人に出会えて、私のベルリンでの生活はかなり楽しくなった。気軽にお互いを誘い、同年代の女性ならではな話を、心を許してできること、ありがたいなと思っています。

同時期からは占星術を学び始め、導かれるようにす〜〜〜っとスピリチュアルの学びが深まった。ホロスコープを読むという人生の武器を手に入れたし、死生観が大きく変わって、宇宙から地球を見るような視点になりました。

その後10月からはお仕事のアクセルを踏んで、カナエルバの参加者を募集。早くにお申し込みくださった方がいたおかげで私もあれこれ挑戦できたし、逆に休んで旅行にも行ったし、不思議な期間でした。この相談会期間が終わったのがつい昨日。私、お疲れさま。

そんなわけで、しっかり振り返って心の整理をしたし、こうしてnoteにも書き残したので、安心して年越しができそうです。この数年が毎年濃すぎてよくわからなくなるけど、今年もなかなかにいろんな体験をして、濃い時間だったなぁ。

2025年もこの体と魂でこの世界を遊び、楽しく幸せに居ようと思います。みなさんも、お体大切に、良いお年を!今年も1年、ありがとうございました。


▼最後にお知らせ

コーチングセッションをドイツからZoomにて提供しています!

「aimiの言葉に共感する」「aimiという人物になんだか興味が湧く」と思ってくださる方、お力になれることがあるかもしれません。

セッションの詳細はこちらをご覧ください☺️


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aimi💐ドイツに移住したコーチ
7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️

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