![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62147710/rectangle_large_type_2_fe69a4192eb44b8177d44320bd0408db.png?width=800)
have toではなくwantで働く
いま私は入社8年目の会社で、約20名のメンバーのマネジメントをしています。
マネジメント側のミッションとは「メンバーを動かす」ことだと思ってきました。というか、これは大枠は間違っていないかもしれないのですが、動かす方法をあまり知りませんでした。
結果的に「これがお仕事なのでやらばければいけない」「この行動量にお金が支払われているからやってください」といった”have to”の姿勢で、メンバーを動かそうとしていたと思います。
マネジメント側のスタンスとしてはすごく良くなかったこと、違う方法があったことが最近やっと理解できました。wantの視点で行動をすると、目に見えて変わってきたメンバーがいてとても嬉しいです。今回はその経緯を書いていきます。
"have to"か"want"かという価値観との出会い
少し前、私は朝活成功法講座というイベントに参加しました。
朝4時起きを実践されている池田千恵さんという方が講師で、池田さんご自身が朝活を開始するに至った経緯を、たくさんの挫折エピソードとともにお話ししてくださいました。
私は朝にとても弱くて毎朝体調が悪いので、朝活は向いてないのだとずっと思っていました。漢方を飲んでも運動しても食生活を変えても、朝はやっぱり体調が悪い。でもどこかで朝活に憧れがあったようで、この講座は見つけてすぐに予約していました。
そこで出会ったのが"have to"か"want"かという考え方。朝活とは、have toとwantを半々でやって良いということが私には衝撃でした。
それまでは言語化ができていなかったけど、朝活とはやらないといけないこと(have to)があるからするものだと思っていたと気づきました。どういうことかと言うと、例えば夜のうちに終わらなかった仕事があるから朝早起きしてやる。そのために睡眠時間を削ることは仕方ない。
そんなふうに朝活を捉えていたので、「朝活=嫌なもの」と脳に認識されてしまい、朝活ができなかったのだと気づきました。朝の体調が悪いことは変わらなくても、毎日の起きる時間と夜寝る時間はマネジメントができたはず。
朝活でやりたいこと(want)がなかったから朝活ができなかったと気づいた私。そこから数ヶ月経ち、いまはこうしてnoteを書くことがwantになって朝活が続いています。
◆朝活講座についてはこちらに書きました☺︎
仕事にもwantを見出す
朝活でwantの楽しさを知った私は、仕事でもwantができないかと探しました。結果たどり着いたのが、「メンバーのwantを知って働く」こと。
私はwantで仕事をしたい、なぜならそのほうが楽しいから。でもそれはきっとメンバーも同じだと思ったので、期初の面談で全員に将来やりたいお仕事を教えてもらいました。
簡単なワークシートを用意して、自分のwantを語ってもらう。面談を通して、私はメンバーのほんの一部分しか知らなかったのだと思い知らされました。
1年一緒に働いたメンバー。でも、限られた時間でどうメンバーを動かすか? しか見えていなかった私は、みんなの個性や夢を知ってこなかった。改めて時間を取り、wantを教えてほしい理由と受け止める姿勢を丁寧に説明してから語り始めてもらうことで、想像を遥かに超えたお話をたくさん聞くことができました。
面談でwantを教えてもらったので、この先仕事とどう関連させるかは私の役目。その場で決まったメンバーもいれば、時間をかけて関連を探っているメンバーもいます。
その中で、将来のwantといまのお仕事の関連がすぐに見つかったメンバーは、この1ヶ月ほどで行動が目に見えて変わっています。
ちょっと個人的な感情を書いてしまうのですが、あるメンバーの変化がほんとうに嬉しくて。
このメンバーは将来やりたいことは本当は諦めモードでいたそうです。でも、面談で話したことでやってみようという気持ちになり、いまは将来のための勉強をしながら仕事とも向き合ってくれています。
将来の夢といまの仕事に共通するものが見つかったから、将来のために勉強したことを仕事でアウトプットをして自分を鍛える。アウトプットをするのはクライアント宛てなので、クライアントは今までよりも中身の濃い情報が得られて嬉しい。
そうすると自然と結果が出て、会社も本人もクライアントも嬉しいというサイクルができる。そんな過程を、いま一緒に見させてもらっています。
まとめ
仕事にwantを見出すこと、仕事にwantが見つかることがずっと理解できなかった私。朝活について学んだらhave toとwantの差が理解できて、自然と仕事にも活かせるようになりました。
マネジメント側に立つと、会社がやりたいことと自分がやりたいこと、メンバーのやりたいことがごちゃごちゃに混ざってよくわからなくなる。
でもやっぱり、それぞれの「やりたい」が集結する組織は強いよなと思うし、みんなで楽しくお仕事をするためには「やりたい」を知って向き合うことが大事だなと学びました。
これからもwantを大事にして、メンバーと向き合っていきたいと思います。
◆よかったらこちらの記事もどうぞ☺︎
7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️