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リーダーシップとは? 先頭に立つタイプではない私がたどり着いたリーダーシップ

リーダーシップと影響力。このワードを聞くと、どんなイメージがありますか?

私はもう数年リーダー職をしていますが、先頭で旗を振るタイプのリーダーには正直なれません。性格上、まったく向いていないと気づいています。

それでも、リーダー職をやる上で大事にしていることがあります。今日はそのきっかけと、今後やりたいことを書いてみます。

「リーダーシップ」とは何なのか。影響力とはどういうことか。


私がまだリーダー職に就くか就かないかかくらいだった頃、研修で「リーダーシップとは?」を考える時間がありました。

当時の私のイメージでは「リーダーシップ=先頭に立ってグイグイ引っ張っていくひと」。それに対し、私は後ろで支えることの方が得意なタイプ。ああ、やっぱり向いてないよなあ。グイグイ引っ張れるリーダーってかっこいいな。なんて、お得意のネガティブモードに入りながら聞いていました。

そのワークの後です。部長が参加者である私たちにメッセージをするタイミングで、「リーダーシップとは影響力だ」と仰っていました。部長によれば、「影響力は新人でも持てる。だから、リーダーシップとはリーダーに限ったものではなく、新人でも発揮できるものだ」とも。

私はこの言葉に救われました。リーダーシップとは「フォロワーをどのように導くか?」だと解釈していたけど、他の視点からの解釈もあったこと。「メンバーに影響を与えていく」ことなら、私もできそうだと思ったこと。

それからの私は、メンバーにどのように影響を与えるのか?を考えるようにしています。

影響力をどのように与えるか


「影響力」とは、一言で表現すると正直物足りなさはを感じます。例えば、相手にマイナスな影響を与える”負の影響力”では組織はうまく回らないですよね。あくまでいい影響を与える”正の影響力”である必要があると思います。

また、どのように与えるかも大事です。私はこれがなかなかわからなくて、正直数年苦しみました。

「何を言うか」ではなく「誰が言うか」も大事。当時の上司に何度もそう言ってもらったものの、一営業としての役割とリーダーとしての役割をうまく両立できずバランスが取れない。「このひとにこう言われたらやるしかない」という行動を取れていなかったと思います。

この1年ほどで職種が変わり、いまはマネジメントに集中できる環境になりました。環境が変わり「影響力をどう発揮するか」がいよいよ大事になったから、いまは数年前よりもこの問いを理解できているのではないかと思います。

影響力をどの範囲で及ぼしたいか


ここからは、いまの仕事のその先を考えてみます。

少し前、私は親戚の女の子から将来についての相談をもらいました。彼女はまだ大学の1年生ですが、コロナのこともあり、将来について悩んでいるとのことでした。

悩んでいると聞いていたし、大学の1年生なんてまだまだ社会のことや働くということは理解していないだろう、私も当時は何もわからなかったし、と思いながら会いました。

でも、私の想像を遥かに超えて、彼女はしっかりとした”義憤”と”こんなことをしたい”を持っていました。(義憤とは、不公正なことに対する怒りという意味)

◆”義憤”についてはこちらにも書きました☺︎

大学1年生の段階でその2つの視点を持っていれば、正直何の心配もいらないと私は思いました。でも、彼女は「やりたい仕事がしぼれない」「何から決めていけばいいかわからない」と言います

そこで私は、前述したリーダーシップと影響力の話をしました。その上で「どんな範囲で、どんなひとに、どんな方法で影響力を与えたいかを考えてみよう」と話しました。

「影響力」に対する私の向き合い方


実はこれは、私自身がずっと考えていることです。
影響力という言葉に出会ってから、「私が影響力を発揮したいのは、そもそもこの範囲で、このメンバーで、この方法なのだろうか?」と考えてきました。

私は女性の働き方・働く環境と向き合っていきたいと常々思っています。

いまは女性が9割の職場にいるので、「メンバー」は◎です。でも、人数が20名で、昇進しても40名ほどというのは正直「範囲」がせまいと感じています。また、「方法」も”マネジメント”がメインであることは物足りないと思っています。

私はもっと社会に影響するくらいに「女性の働く環境」を考え影響をしていきたい。そうなると、もっと範囲が広く取れて、でも深い話ができる場も作りたい。だからいまは、ライティングとコーチングを学び、場を作りたいと考えています。

まとめ


リーダーシップとは影響力である。

これは、いまや私の核となっている言葉です。もちろんこれが唯一の正解ではないので、様々な解釈があると思います。でも私はこの解釈に救われたし、この解釈だからやりたいことがさらに見つかりました。

読んでくださってありがとうございます。「自分のやりたいこと」「自分にできること」を考えるきっかけになれば幸いです。

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7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️