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京都よ、「自分たちが貫きたい軸(フィロソフィー、カルチャー)」を粘り強く生み出そう!(2023年12月)【バスケ】【Bリーグ】【ラブライブ】【エッセイ】



 「攻撃回数」「FG試投数」「A/TO」「スティール」、いまの京都は「走るバスケ」の生命線的な指標が軒並み昨季より向上できていない、これでは「勝てるはずがない」し、富山に負けるって「認められないわぁ」、でも「明けない夜はない」12月に絶対にしよう!









 「12月9日土曜日、12月10日日曜日」。
 「異次元フェス」が「東京ドーム」で開催されます。
 簡潔に説明すれば、「ラブライブ×アイドルマスター=夢のコラボ」。
 ラブライバー(「ラブライブ」のファン)である自分としては、ずっと願い続けた悲願が叶う瞬間です。

 当日は、ツイッター(X)は、この「異次元フェス」の話題で埋め尽くされる、と読んでいます。野球の大谷翔平のFA移籍がこのタイミングで決着しても、異次元フェスが話題の中心になるだろうと。
 そう、この日本社会は、「『野球』と『アニメ』の社会」です。
 よくも悪くも、これを繰り返し目の当たりにしている。
 とりわけ、ツイッターでは、この傾向が顕著です。

 というか、ましてや、この「異次元フェス」、恐らく「後世に語り継がれるライブ」になる可能性が高い、と読むのです。はっきり述べれば「世紀のライブ」になると考えてよいだろうと。
 そう、「μ’sのファイナルライブ」(2016年3月31日、4月1日)、自分はLVで鑑賞させて頂きました。当日も、ツイッターはこの話題で埋め尽くされていましたけど、そのときにとても強く記憶するのが、あの「μ’sのファイナルライブ」は、「キャンディーズの解散ライブ(「ファイナルカーニバル」。1978年4月4日、後楽園球場)」のようになる、キャンディーズの解散ライブは、あれから40年近く経っても、後世にずっと語り継がれているでしょう?と。


 ですけど自分は、「不参加」が早々に確定しています。
 理由はシンプルに「先約があるから」。先約よりも前に、「異次元フェス」の開催が(日程を含めて)発表されていれば、この「世紀のライブ」、全身全霊で参加したでしょう。
 「どこでもドア」があれば、って、真顔で思いますよ。本音を言うと、悔しいですよ。でも、「LVがない」こと、及び、「有料アーカイブ配信」があるとのことですので、
 「まあ、LVがない時点で、誰かと想いを分かち合える機会自体がそもそもノーチャンであった訳で、これも運命なのかな。」
 と割り切れることが、せめてもの救いですかね。

 自分は後日の配信アーカイブでの対応ですけど、「最高に素敵な2日間」になって欲しい、これはファンもですけど、特に演者の側にとって。
 このような機会は、今回だけの機会かもな訳です。「アニサマ(Animelo Summer Live)」、「Animax Musix」のように、毎年ある訳ではない。ましてや、ずっと待望されて、でも「あり得ないでしょう?」といわれて、それでついに実現した機会ですので、会場の熱量はそれこそ「とてもすさまじい熱量」が想像されます。
 だからこそ、「異次元フェスのステージに立てた」ことを、「人生の誇り・自慢」と思えるような、そのようなステージになって欲しい、これがいまの、1人の人間・1人のラブライバーとしての、正直な想いです。






 では、「異次元フェス」を事実上断念させた「先約」とは何か。
 そう、Bリーグ(B1)の「京都vs島根」(京都市体育館。今季から命名権で「かたおかアリーナ京都」の名称になってます)。9日土曜日、10日日曜日の「2日間共に生観戦」の構想です。

 というのも、自分のnoteの読者であれば、自分が「京都が最大のバスケ応援球団である」ことは御存じの人間が多いかなと想像ですけど(それと共に、大阪も応援球団です)、島根は「21-22」からずっと注目し続けている球団であり、というかもはや「隠れ応援球団」といってもいい存在です。実際、今季はついに「ファンクラブにも入会」させて頂きましたから。


 島根は、「21-22」からずっと取り組み続けている、「バズソー」スタイルが、今季で3年目、「石の上にも3年」の言葉に照らせば、今季は「ジャンプの年」、つまり「最大の勝負の年」です。
 (当初の絵とは異なる感じになっている感じは正直否めませんが、「超攻撃的で観ていて楽しい」意味では、描いた絵の感じに近いといえるかもです。まあ、よくも悪くも「BIG3ありき」で「NBA型」といえる意味では、「これはこれであり」と思ったりします。)
 ですので、「vs島根」は、できるだけ積極的に生観戦させて頂きたい、と思っているんですよね。

 しかも今季は、「大阪vs島根」が最終戦で、「京都vs長崎」とバッティングしている。開幕戦と最終戦は、京都により重点を置いている関係から(ましてや京都は、最終戦の終了後に「ファン感謝祭」を開催している傾向にある)、京都を生観戦、と構想していますので、それ故に「大阪vs島根」は断念ということになります。

 そう考えると、今季の生観戦の構想を組み立てるにあたり、この9日土曜日・10日日曜日の「京都vs島根」は、「優先順位が最も高い1つ」でした。
 (これに加えて、4月17日水曜日の「京都vs島根」も、生観戦の構想に組み込んでいます。)


 思えば今季は、10月末の「京都vsA東京」の2試合の生観戦も、「全日本大学女子駅伝」とバッティングでした(日程が発表された瞬間、例年の傾向的に、ですので「クイーンズ駅伝」はBリーグのオフのときと日程でわかったときは、正直ほっとしました。ちなみに「MGC」は「絶対に全身全霊でMGC」と思っていたので、そこにBリーグで観たい試合があった場合は、開幕戦でない限りは「Bリーグを回避」の感じでしたが[MGCは早い段階で日程が発表されていたので、その意味で正直とても助かりました]。
 「A東京戦の生観戦は、1バスケファンとしての悲願」でしたので(なぜってシンプルに、A東京は「Bリーグの読売巨人軍」ですので!)、日程が発表された瞬間、「ああ、全日本大学女子駅伝とバッティングっぽいなあ…」とは思いましたけど、今回の機会を逃せば、向こう数年叶わないのではとの判断から、「京都vsA東京」の生観戦は即答でした(後述で言及させて頂きますが、結果も内容も「惨劇」でしたけど)。


 だけど今季は、自分にとって「バスケを存分に楽しみ抜く特別で濃密な1年にする」と心に決めて臨んだ経緯があります。恐らく来季は、年齢的な衰えとの闘いになるだろう(「40歳に突入する&体質が強くない」という関係から)こともありますし、シンプルに「先のことはわからない」もありますし、そして恐らく来季は、自分が特に応援している「Liellaの映画」がそろそろ実現しても不思議ではない感じになる(イコールで応援上映が付いてくると考えるのが自然であるので、そうなると応援上映に心のリソースを投入する可能性が高いだろうからと)。





 はい、「京都vs島根」の2連戦(というか「異次元フェス」)の翌日にある、「Liellaの2023年ラストのYouTube生放送」も、視聴参加させて頂く構想ですので。
 というか心の中では、「さくちゃん(坂倉花)」のマフラータオルが発動していますからね。その「全力姿勢」「裏表のなさ」「独特の声質」、もう、大好きなんですよ!


 …と、話が脱線してきていますので、話を戻しますと、そう、

 9日土曜日、10日日曜日(京都vs島根)
 16日土曜日、17日日曜日(京都vs宇都宮)

 そう、この4試合を生観戦させて頂きます。
 というか、日程が発表された瞬間、「最優先で生観戦に組み込んだ4試合」です。

 いま述べたように、「vs島根」は、島根は「1バスケファンとして、21-22からずっと最も注目し続けてきた球団」です。
 で、「vs宇都宮」は、それこそ「vsA東京と共に、Bリーグの最高の黄金カード」ですし、「比江島、ニュービルを擁している」、もう、その時点で「1バスケファンとして、優勝が約束されているカード」です。
 (まあ、「vs宇都宮」は、勝負については「とても厳しい感じを覚悟だろう」と割り切っていますし[後述で改めて言及させて頂こうと思っていますが、いまの京都の守備力で、「比江島、ニュービルのスーパーデュオ」を封じるイメージが全く湧かないのが正直な本音です。)

 「京都目線」に振り切ってでだと、この4試合はいずれも「とても厳しい試合になるのでは」の感じです、いまの京都のチーム力だと、4試合のうち「1勝できれば御の字、2勝できれば『奇跡だよ!』」が正直な本音です。
 尤もこの4試合は、「シンプルに、1バスケファンとして楽しむ」がメインですので、「観ていて楽しい内容であれば、それでいい」が、1人のバスケファンとしての目線でだと、正直な感じなのです。

 そう、京都にせよ、大阪にせよ、「関西圏に在住のバスケファンだから、京都や大阪の本拠地でのバスケの生観戦は、関西圏でバスケを楽しむ『手段』の意味も正直ある」、これは全否定はできません(現実論としてそうですし)。
 ですけど心の中では、「京都に(あるいは大阪に)持てる全力を出し切って欲しい」、それが第一義的な想いである訳で、ですので「vsA東京」のときのように「惨劇でした」となるのは、やっぱりとても嫌なんですよね。


 で、「vs宇都宮」は、「1バスケファンとしての最推しの1人」が「比江島」です、ですので意味合い的には、河村を擁する「vs横浜BC」ととても相通ずるのです。
 「京都を応援の一方で、比江島を応援でもある」、はっきり正直にそうですので。



 はい、ここで公言させて頂きますけど、

 「愛球人、センター試験(大学入試共通テスト)の当日に相当する『1月20日土曜日、1月21日日曜日』、『島根vs茨城』を生観戦のために、東京(武蔵野の森スポーツプラザ)に遠征させて頂きます!
 Liellaの5thライブの福岡公演?配信アーカイブで対応の構想。東京公演(2月10日、2月11日)は、LVがあると信じていますし、その日は全力で日程を空けてますし!
 そう、Liellaの5thライブの東京公演の場所は『武蔵野の森総合スポーツプラザ』、大好きなLiellaと同じ会場で、バスケの生観戦、それも自分がずっといつか生観戦したいと思い続けてきた島根の試合(松江は現実論としてなかなか行くのが難しい)、これも何かのご縁、このとても貴重な機会を絶対に逃したくなかったから!」






 そう、年明け、1月20日土曜日、1月21日日曜日の「島根vs茨城」、生観戦をさせて頂きます(「チケット」「ホテル」は既に確保済みです)。
 あの、島根の本拠地(松江。松江市総合体育館)のファンの熱量。自分も年に何試合か、配信(バスケットLIVE)越しに観させて頂いてますけど、

 「島根のファンの熱量は、いまや、『西地区の宇都宮』と映る。
 宇都宮のファンの熱量は圧倒的だけど、島根のファンの熱量は、少なくとも本拠地では同等以上といえる。」

 感覚的には、野球に例えれば、「宇都宮=阪神」で、「島根=横浜DeNA」ですかね。これは、宇都宮のファンは、遠征もガンガンするのです、実際、宇都宮戦では敵地(アウェー)であろうとも、宇都宮ファンが結構な比率でいる。特に「21-22のCS準決勝、vs川崎」では、川崎の本拠地(しかも川崎も、ファンの熱量が高い部類なことで知られている)にもかかわらず、会場の半数を黄色に染め上げて「中立地」に持ち込みましたから。

 それに対して、島根のファンは、遠征に行く人間の比率は、正直多くはない感じです。まあ、そもそもの立地的に仕方ない感じではありますが。
 そう、宇都宮は、「東北新幹線」「東北本線(宇都宮線)」があります。でも島根は、新幹線もなければ、在来線も含めて「電車の本数がそもそもほとんどない」、これは正直大きいでしょう。
 そう、「横浜DeNA」に例えたのは、いま、DeNAの本拠地って、阪神に比肩する(プレミアチケットの大争奪戦)と伺います、でも関東圏でのビジター試合(例えば「東京ドーム」とか)では結構な比率でいますけど、関東圏ではないビジター試合(例えば「甲子園」とか)では、びっくりするほどにあまりいません。

 ですけど、昨季の「京都vs島根」。島根のファンは、数としてはさほど多くはなかったのですけど、いつしか会場の雰囲気は「中立地」と化していました。この衝撃は、ずっと記憶として残り続けるでしょう。
 今季の開幕戦、「京都vs横浜BC」、横浜BCのファンも結構な比率で来ていましたけど、よくも悪くも「河村ファン」がその中で少なくない比率であったことや、京都ファン側も「開幕戦なこと、昨季の島根戦と同じ轍は踏まないと強く意識したであろうこと」が影響したのか、思ったよりは「中立地と化すリスクは回避した」感じでした(なお試合内容、の感じですが)。


 だからこそ、島根の本拠地での生観戦は、ずっと叶えたかった。そりゃあ、より理想は松江(あるいは鳥取)での生観戦ですけど、タイミングの問題も正直ありますので。
 そう、今回の東京での生観戦の実現は、「タイミングが合ったから」も正直あります。会場が「武蔵野の森総合スポーツプラザ」、これも正直「運命的な感覚」を覚えましたから。

 そう、Liellaのライブ会場、これも確かに理由の1つですけど、自分がこうして、「バスケの生観戦」が「生きることそのもの」になった理由は、もともとNBAはテレビ越しに楽しんでいましたけど、「2019年のウインターカップ」での河村勇輝と林真帆の輝き、これがとても衝撃であったからです(あっ、そういえば林も大学4年生、アーリーエントリー先、富士通かあ、ということは「町田と共闘」、胸熱ですやん!)。
 で、この「2019年のウインターカップ」、会場がこの「武蔵野の森総合スポーツプラザ」であったのです。ですので自分にとっては、この「武蔵野の森」は「とても特別な場所」であり続けてたんですよね、いつか是非とも訪れたいと。
 ですので、こうして「武蔵野の森スポーツプラザ」を、「バスケの生観戦」で訪れるのは、「とても本望である」訳です。


 で、この「島根vs茨城」の生観戦、なんと「アイドルマスターとのコラボ」なんですよね。
 (島根の親会社は「バンダイナムコ」であり、当日は「(ラブライブ系列の)Liellaは5thライブの福岡公演の当日」であるので、おのずとラブライブは事実上消える[いま、最も「旬」といえるのは「Liella」とみなしていると想像するため]、そう考えると、「ミリオンライブ」「シャイニーカラーズ」が相次いで「アニメの映画館先行上映→アニメのテレビ本放送」の時期であることを踏まえると、「アイドルマスターとのコラボ」は可能性は少なからずあるのでは?と読んではいましたけど、「ほんとうに来るとは」と驚いたことも、正直な感覚です。
 それも、「ミリオンライブ」の主人公、春日未来ちゃん、もう、王道的な「The・まっすぐ」なんですよね。もう既に心の中では「未来ちゃーん!」です。

 いずれにせよ、「島根vs茨城」の当日は、島根の「バズソー」「BIG3」「アクアマジック」を存分に楽しもう、と思ってます(ついにずっと待ち望んだ、生での「じゃんぴん」「SEINAさん」だ!と。「じゃんぴん」とは「MINAMIさんの代名詞」のことです)。





 …って、ここまでで既に相当な文字数になっていますけど(激汗)、そう、今回の最大の本題は、この週末の「京都vs島根」、来週末の「京都vs宇都宮」、つまり京都にとって「集客的には確実に盛り上がれるけど、チーム力的にはとても厳しい相手との4試合」(13日水曜日は試合が組まれていないので、実質的には「4連戦」になる)を迎えるにあたって、「京都に対していま正直に感じていること」を綴りたいのが、今回の最大の趣旨である訳です。



 (←今季のB1の全24球団、「12月8日時点」での球団別の成績。
 京都は「チームEFF」では「16位」にいることがわかります。)


 (←「12月8日時点」での、B1の順位表。
 京都は「西地区では早くも最下位を独走のフラグ」ですが、全体では「20位」。つまり「チームEFFに比して全体順位がよくない」ことがいえます。
 後述で言及させて頂きますが、「富山、茨城、北海道、信州」を含めての「5球団中、B1残留は3球団」の「残留争いにどっぷり」になってます。)


 (←自分が繰り返し強調している「攻撃回数」。
 今季の京都は、「走るバスケ」を一気に鮮明にして、実際、演出も「アップテンポを強調」の感じで、でも実際の会場の熱量は、伝統の「GO KYOTO HANNARYZ」が最も盛り上がるという「ある種の歪な現象」がずっと続いていますが、球団としては「京都のバスケスタイル=攻撃回数のより多いバスケ」にしたいことが伝わりますし、個人能力が平均未満である傾向に照らせば、「攻撃回数のより多いバスケ」は、「当たり前だよなぁ」です。
 ですけどいまの京都は、攻撃回数は「13位」、リーグ平均程度。
 攻撃回数を、できれば「75回」に乗せたい[いまは「72.6」]。
 この時点で、「残留争いは必然」であることが伺えます。)


 (←攻撃回数と共に、自分が繰り返し強調している「FG試投数」。
 現時点では「10位」。「64.8」、リーグ平均程度ですが[これでも少ない!]、実は昨季と変わっていません。
 「個人能力でより劣る(必然、FG成功率は他球団より劣るを覚悟になる)、だからこそ『攻撃回数』『FG試投数』をより多く、が絶対条件になるのに、「いずれもリーグ平均程度」、これが「残留争いに陥った大きな一因」といえます。)


 (←「A/TO」。結論から述べると「21位」、これより下は「秋田、富山、FE名古屋」の3球団しかいません。勿論、ダントツで「リーグ最下位争い」です。
 「日本的なバスケ」の特徴として「バスケIQ」がいわれます、これは「頭を使うバスケ」こそ「日本がバスケで生きる道」といえるからと。で、「バスケIQ」を顕著に示す指標が「A/TO」です。
 「A/TO」がよくない、つまり「よくないボールの奪われ方をされてる」ことが読み取れます、これに加えて「アシスト数」が「19位」、つまりアシスト数もリーグ平均を大きく下回る。
 つまり「攻撃をより有利にさせる効果的なパス」が少ないといえますし、アシスト数が少ないのは「1on1への依存度の大きさ」とも読み取れます。
 尤も「1on1を多用する」傾向の島根、宇都宮よりもアシスト数でより下回っている訳で、いずれにせよ攻撃面で「何かがおかしい」ことは認めざるを得ません。)


 (←「スティール」。現時点で「22位」、つまり「ワースト3」。
 下には「茨城、琉球」しかいません。そう、ダントツで「リーグ最下位グループ」であり、つまり「守備が機能できていない」ことが伺えます。スティールだけが守備ではないことに留意が必要とはいえ、スティール数がこれほど少ないと、「走るバスケ」が機能できるはずがないのです。
 そう、この時点で「攻撃回数」「FG試投数」「A/TO」「スティール」、いずれの項目においても「認められないわぁ」[by星空凛]のオンパレード。
 これでは「残留争いどっぷり」は必然ですし、今季は「残留争いをどこで脱出できるか」と割り切って観るに尽きるかな、と既に覚悟です。
 最終戦の「vs長崎」のときまでもつれることもあり得ると思ってます、そう考えると4月下旬の「ラスト5,6試合目」で組まれている「vs佐賀(本拠地)」は、残留を決めるための大きなヤマ場になる、と読んでいます。)


 (←「京都の選手別の今季成績」、「EFFにカーソルを合わせてる」です。
 突っ込みどころが満載ですが、最大の注目要素は「A/TO」。
 20分以上出場の主力選手で「2.00を上回る選手がゼロ」です。
 それと「第3外国人(デイヴィス。11月中旬に退団、現在はB2の新潟)がほとんど全く機能できなかったこと」は勿論大きいのですけど、「ジョーンズ」も誤算であるといえます、「30分換算でのEFF」が「16.40」、「A/TO」が「1.04」[「3P成功率」が「35.6%」は及第点といえるが…]、これでは「第3外国人レベルの成績」といわざるを得ません。
 あとで述べますが、自分の中では、本音を述べれば「いますぐにでも、B2の山形から『ある3.5番』を獲って欲しい!」[←現実的には「来オフの補強の最優先ターゲット」の感じですが]が正直な感じです。
 そう、いまの京都に最も欲しいのは「『A/TO』にも『3P』にも『スピード』にもすぐれる『3.5番』」であることは、もはや明らかですので。
 それと、「スティールの少なさ」も先ほどに言及しましたけど、特にPBA時代はむしろ「DF型」として鳴らしていたライトが、「30分換算でのスティール数」で「0.59」。今季のライトは、起用法が一定していないことでリズムを崩している感じが否めないですけど、「ライトのスティール数」と「ジョーンズのA/TO」は、正直「大きな誤算」と考えざるを得ません。
 「岡田以外の日本人」については、せめて「12月いっぱい」まで見ないと何とも言えない感じがありますけど、青木が「3Pシューター」として開花させつつあるという「嬉しい誤算」が「数少ない希望の要素」ですかね。)



 チームEFF(昨季[88.2、15位]→今季[77.4、16位])
 (昨季より悪化の傾向。「ジョーンズ、第3外国人の誤算」が恐らくは大きいが、「岡田以外の日本人」で希望の芽を見出せてないことも影響。)

 攻撃回数(昨季[72.1、16位]→今季[72.6、13位])
 (昨季より微増にとどまる。これでは勝てるはずがない。同じ「スタイル構築2年目」の三遠と[しかも志向するバスケスタイルも「走るバスケ」で共通であるのに!]特に大きな差が出ているのが、この要素です。繰り返すけど「認められないわぁ」。)

 FG試投数(昨季[65.0、12位]→今季[64.8、10位])
 (昨季と同等にとどまる。これも「認められないわぁ」。FG試投数自体が増えていない上に、3P試投数の比率も高くない、今季はもうこれでいくしかないけど[ディアロを獲ったのでなおさら]、来オフの課題はもう既に明確、「A/TO」が最重要事項だが、これと共に「3P試投率」を意識することになると。)

 A/TO(昨季[1.55、18位]→今季[1.23、21位])
 (昨季よりも大きく悪化で「リーグ最下位レベル」。アシスト数自体も「18位」と大きく平均以下であり、つまり「バスケIQ」自体に問題がある上に、「1on1への依存傾向」も垣間見える。
 半ば結果論になるが、今オフの補強は(特に外国人枠では)「失敗だった」ことになる。年内である12月の時点で「来オフは具体的にこの選手を獲って欲しい」ことが明確に出る時点で、問題だということ。
 申し訳ないけど、特に「ジョーンズ」は、自分の中では「今季限り」の烙印を、既に出しています。仮にもう1年残留でも、それは「3P試投率が見込める第3外国人として」であると。)

 スティール(昨季[6.2、19位]→今季[5.6、22位])
 (昨季よりも大きく悪化。「走るバスケ」の「最大の生命線の1つ」といえる指標であり、「守備意識、守備能力のいずれでも課題を抱えている」といえる。しかも阿部が仙台でエースの座を確立で、中山は「ミスター秋田」である訳で[今季は不調だが]、そう考えると移籍市場で「スティール・守備意識に優れる選手」を獲れる選択肢が日本人ではすぐには浮かばない[というか現有戦力でも、特に半澤をより積極的に活かすだけでも、このスティール問題はある程度は良化しそうな感じはするのだが…]。)




 個人的には、先述で少し「いますぐにB2の山形から、ある選手を獲って欲しい!」と述べましたけど、そう、京都の来オフの「最重要の補強ターゲット」は「ベル(山形)」で即答です
 「A/TO」に優れる「3.5番」、いわば「クラーク、カロイアロと同タイプ」です。実際、今季に「奈良vs山形」の生観戦の機会を得て、ベルを観させて頂きましたけど、「動きが速くて軽やか」なんですよね。それでいて「守備意識も高い」感じで、それこそ「走るバスケでこそ特に輝ける」!

 実際、「A/TO」が「昨季1.78、今季1.80」。B2からB1に挙がると想定でだと、やや数値は落とすかもですけど、それでも「1.30~1.50程度は見込める」と自分は読んでいます。
 加えて「3P能力」も、昨季が「試投率51.1%、成功率35.9%」、今季が「試投率54.1%、成功率33.6%」。成功率は「可も不可もなく」ですが、試投率が「50%台」と特筆で、それ故に「eFG%」は「昨季53.8%、今季54.5%」と高いレベルです。

 その上、最重要の指標である「30分換算でのEFF」が、「昨季18.30→今季21.29」。いわゆる「3.5番タイプ」にして「20点の大台を上回る」、明確に「B1レベルにある」といえます。

 実は、このベル、今オフ、移籍市場が始まって速攻で「山形と契約延長」をしています。「本人が山形を、日本を気に入った」ことが恐らく大きいと想像ですけど、水面下で他球団から接触があり、それですぐさま契約延長にサインした?ことは少なからず考えられます。
 「走るバスケ」を機能させる意味で、「A/TOに優れる3.5番」の重要性は、「エバンス、クラーク、カロイアロ」で証明されています。で、この「A/TOに優れる3.5番」は、他国リーグを見ても、実はそうはいません。




 で、今季でだと、秋田のクロケットが、スウェーデンやフィンランドで「A/TOに優れる」という明確な結果を出してのB1入りでしたけど、結果は「大失敗」に終わり、わずか10試合での退団になりました。
 正直、スウェーデンやフィンランドのリーグレベルでだと、「B2以上、B1以下」と自分は解釈していますけど、そう考えるとクロケットは「B2でならば恐らく結果を出せた可能性は高いのでは?だけど、いきなりのB1であったことが、結果的にマイナスな感じになってしまった?」の感じです。

 そう、実は、各国のリーグを見ると、「A/TOに優れる3.5番」というのは、それこそ「ガチで数えるほどしかいない貴重さ」です。ですので秋田がクロケットを獲ったのは、「A/TOに優れる3.5番としてとても貴重、この機会はそうはない」と判断したと想像で。それで失敗したのは「あくまでも結果論に過ぎない、責めるのは筋違い」が自分の解釈です。

 で、いま自分が猛烈に推しているベルも、実は欧州時代は「A/TOに優れるとはいえなかった」のです、そう、それこそ「日本の、Bリーグの水に合った」といえる、今オフに山形との契約延長が「速攻」というか「秒殺」であったのは、「この日本で、自分が最も輝ける場所に出会えた!」と、ベル自身が感じたことの現れかな、と感じます。
 「A/TOに優れる3.5番」が、海外リーグから見つけるのが想像以上にとても難しいと考える意味では、リスクを背負ってでも、「来オフに、全身全霊でベルを獲ることが、最も理に適っている」と、自分は考えるのです。
 とはいえ、現行のBリーグには「昇降格制度」があることに照らせば、「トレードデッドラインまでにベルを獲る」可能性は「まずゼロ」と考えざるを得ません(そうなると、山形の立場にとっては「生命線を奪われる」を意味するので、イコールで「地獄でしかない」ですので)。だからこその「来オフのベル獲り」である訳です。




 それと、「ユトフ、帰ってきて」!このユトフ、昨季の京都での輝きは、「19.64」という「30分換算でのEFF」の見た目の数字以上に、とても輝いて映っていました。かなりわかりやすくかみ砕けば、「守備意識の高いハーパー」、それこそ「京都にとって最も理想的な4.5番」です。
 本人に加えて、特に家族が京都をとても気に入っていた、と伺っていますが、今オフ、わずか1年で京都を去って、一説には「優勝したい」「河村と共にプレーしたい」が理由であったといわれていますが、横浜BCに移籍しました。

 で、今季の横浜BCでは、「30分換算でのEFF」は「16.94」と、いわば「第3外国人レベル」へと悪化させています。ですけど、ユトフの最大の特徴といえる「A/TO」や「3P能力」が悪化してるかといえば、そうではないです。
 「A/TO」は「昨季1.17→今季1.40」、「3P能力」は「昨季が試投率45.1%、成功率35.0%→今季が試投率58.2%、成功率34.6%」。実は「A/TO」及び「3P能力」は、今季はむしろ昨季をより上回っています。
 そう考えると、それなのに「30分換算でのEFF」が減少しているのは、昨季が1stオプション、今季は2ndオプションであるので、「FG試投数が減少したから、その分EFFを悪化させた」と想像できます、つまり「プレー内容自体が悪化した訳ではない」のです。


 正センター(ディアロ[orジャクソン。個人的には前者])
 正PF的な3.5番(ベル[山形])
 第3外国人的な4.5番(ユトフ[横浜BC])


 さあ、これからが最も大切なときというのに、もう来オフの話かよ。
 読んでいる側の立場に照らせば、正直「いい気分ではない」でしょう。
 ですけど、「現時点での最適解」は、いわば「22-23に近い感じ+ベル」、この3外国人の編成がより望ましいのでは?と伝えたいのです。
 そう、京都が志向する「走るバスケ」を最も体現できる意味では、「ベルの補強」と「ユトフの帰還」が「恐らくの最適解」と自分は強く伝えたいんですよね。



 「第3外国人的な4.5番」という意味では、いま挙げた「ブバ(富山)」も、とてもドンピシャと考えます。「稼働率の拙さ」が不安感ではありますけど、「『走るバスケの4.5番』として理想型」の資質能力です(やや守備能力に不安感はあるが、それがむしろ「第3外国人として出ならば適任」といえる)。
 尤もこのブバ、恐らく「来オフの移籍市場での最大の要注目選手の1人」と自分は読んでいますし(これは富山が残留でも降格でも)、今オフでも、移籍先の決定が長引いたことは、正直驚きでした。

 というか、このブバ、いま「リムランできるセンター問題」に苦しむ「横浜BCの正センター候補」という意味で、「これ以上ドンピシャな候補がいるだろうか?」と思ってるんですよね(イメージしているのは「スコットとのトレードを想定」)。尤もこれ、富山の立場に照らせば「とても激しく抵抗するだろう」と想像ですけど、申し訳ないですが「河村とスコットは合っていない」と判断せざるを得ないのでは?と考えるのは自分だけでしょうか?




 …ですけど、先述で「ジョーンズは、数字的には『今季限り』と判断するのがよりベターといえる」と述べましたけど、確かに数字、というか「30分換算でのEFF」ではそうです、「16.40」という数値は、「正PFとしては不満」と考えざるを得ません。
 ですけど、では、ジョーンズの動きの質は「正PFに値しない」かというと、「実はそうは思いません」。

 確かに、特に守備能力では、明確に「ジョーンズ≦ユトフ」と考えざるを得ませんが、「動きの質」「リムラン」「走り続ける姿勢」「プレーの判断能力」「3P能力」「パス能力」、そういった意味で不満があるかというと、実は「そこまで悪いとまでは思わないし、現実論的な意味で京都が獲れる正PFとしては、充分に良質な部類と思うけどなあ…?」と感じているんですよね。

 ただ、視点を変えれば、「できる全力を出し切って、これが限界」の感じも否めない。「いい選手だけど、できればジョーンズを第3外国人として使う、の方が、より強くなれそうな感じではあるよなあ…」の感じではあるんですよね。




 ですけど、いまリンク添付させて頂いた、「11月7日のnote記事」でも、京都の「開幕9試合終了」時点での酷さの考察として綴らせて頂いてますけど、

 「『攻撃回数』『FG試投数』『A/TO』『スティール』といった指標が軒並み、志向するバスケスタイル(=走るバスケ)の体現とは程遠い、『よろしくない数値のオンパレード』だけど、『スタイルを具現化するための落とし込み』も、勿論問題があるのだろうの感じだけど、1バスケファン、というか1京都ファンとして特に気に掛かるのが、『采配』、より踏み込ませて頂くならば、『偏りの強い起用法』。

 申し訳ないけど、今季の京都は『采配でいくつ勝利を落とした?』と感じるほど、采配には『とても激しく強い違和感』(←個人的には、この言葉でも「生ぬるいくらいだ!」が正直な本音。だけどそもそも、有力な日本人のHCはいずれもすでに現職である訳で、故にまともな後任候補がいない、野球の中日の立浪和義監督とその意味で相通ずる[尤も個人的には、立浪監督の場合は「そもそも戦力値がないんだから、仕方ないじゃん。それにその強い情熱は伝わるけどなあ。確かに白米問題は、よろしくなかった感じはあるけど」と映っていますが…])。
 そう、「偏りの強い起用法」、はっきり述べれば「島根の下位互換」である。個人能力でより劣るならば、「全員で束になる」ことがとても大切であるのに、それも「好き嫌いで起用している」ように映るのが、違和感に拍車をかけている。


 はっきり述べよう。確かに水野は、『一生懸命さ』『昨季よりは成長していること』は伝わる、『ぎりぎりでB1レベル』ではあると思う。だけど今の京都は、『守備能力に問題を抱えている』『前田が不調→負傷→長期離脱中(手術で復帰は恐らく3月上旬が目標で確定した)』と明確であるのに、『なぜ半澤をまともに起用しない?』と。
 ましてや、『3Pシューターとしてブレイクの萌芽である青木は、守備はお察しレベルであるので、6thマンこそ最適任』(「青木に守備=猫に小判」。でもその一方で「ナイスガイ」である、結果が出なくても応援する人間が多くいるのは、とても理解できる。もう青木は「事実上の通訳兼任だからB1にいられるんだ」とは言わせない!)、そう考えるとスタメンには『青木と真逆の守備型』を組み込むのがセオリーといえる、ましてや現有戦力で、半澤は『ほぼ唯一の本職SFにして、チームno.1のDF型』である。
 それならば、『半澤をスタメンで20分、水野はベンチからで15分』の方がより合理的ではないかと感じるのは、自分だけだろうか?


 そう、現状に照らせば、スタメンは『岡田-ライト-半澤-ジョーンズ-ジャクソン』が最適解であると自分は強く考える、そしてその上で、『疲れを感じたらガンガン即交代』『交代には何かしらの明確なメッセージ性を持たせられるように』がより望ましいと考える。

 そして、言いたくはないけど、『采配』と共に、『速いバスケ』が機能できていない『内容』『数値』のオンパレードである、はっきり述べるけど、『アナリストは機能できているといえるのか?』、これが1つ。
 そして、今オフの京都は、選手の補強と同等以上に、いやはっきり述べれば最優先で、『2人目のアナリスト』『2人目のマネージャー』こそ『最優先of最優先of最優先』、いまの京都に最も足りていないのは『13人目の選手』であると!『全員で束になって戦う』には、『13人目の選手』は最も重要な要素の一つと強く考えるし、横浜BCがマネージャーを2人制に、広島がマネージャー及びアナリストを2人制にしているのは、恐らく確実に意味があると映るのだ。
 例えば、マネージャーを2人制にして、横浜BCのように『2人の役割をあえて明確に分けない』でもよいと思う、でも一方で広島のように『1人は【13人目の選手】、もう1人は【エキップメント役】と明確に異なる役割を持たせる』というのも一案と考える。
 いずれにせよ、今オフの京都は、『アナリスト、マネージャーの補強こそ最重要事項』と考える、例えばマネージャーでだと、渡邉好美MGと共に、もう1人のMGを追加で招聘するイメージ。意欲ある人間は、それこそ多くいるはずと映るのだが。」


 厳しいことを綴っていますし、拝読している人間の中には、不快に感じている人間もいるだろうなあと想像です。ですけど、「応援するからこそ、期待するからこそ、厳しいことをはっきりと伝えることは優しさでもあると感じている」、これは自分の考え方でもある感じなんですよね。
 特に、そう、「マネージャー」「アナリスト」こそ、いまの京都の要補強ポイントになっていると映る、なりたい人間はいくらでもいるだろうと想像の感じな訳で、公募すればより新しい息吹が吹き込まれて、あっと驚く新しい何かが生み出されそうと映るけどなあ…と感じてるんですよね。

 とりわけ、「アナリスト」。「目に見える数値」と「目に見えない内容的なこと」、そこから導き出せる「長所・課題」を落とし込める、助言できる、そのような存在がいまの京都には特に必要ではないか?と。
 三遠や広島にあって、いまの京都にはないこと、これが特に「アナリストの充実」であると映るのは、自分だけでしょうか?

 それと、「半澤にまとまった出場機会を与えて欲しい」、というかいまの京都は、「よくも悪くも『若さ』に振り切っているのだから、出場機会は、ある程度までは『与えるもの』と割り切らざるを得ないのがより現実的では?」と(勿論、ある程度以上になれば「勝ち取るもの」でもある、とは思いますけど)。
 で、半澤もですけど、これは11月7日のnote記事でも言及させて頂いてますけど、


 「『40分間戦い続ける姿勢』も最も体現できる、『澁田』『ラシード』にこそ(特に澁田)、もっと出場機会を与えて欲しい!
 実際、ブレイク中の公開練習でも、まずラシード、次いで澁田に熱血指導をしていましたよね?つまり『むしろ特に目を掛けている』ことが伝わるから、と!
 いまの京都に最も必要な1つは『40分間戦い続ける姿勢』と映っている、このメッセージ性を最も表現・体現できる意味でも、特に『澁田』はより積極的に出場機会を与えた方が、京都にとってもよりプラスになり得ると思うけどなあ…?(最終的には、そこからステップアップをつかめるかは選手自身ではあると思いますが、でもいまの澁田には、せめて『12分~15分』の出場機会を与える価値は充分にあると映るが…?と)」

 と映っているんですよね。


 で、今回のnote記事、なぜ執筆させて頂こうと感じたことの理由の1つとして、京都が志向するバスケスタイルである「速いバスケ」「走るバスケ」という方向性、「とても共感である」「理に適っている」ことは、これまでも(ツイッターを含めて)繰り返し言及させて頂いてますけど、


 「京都vsA東京」「大阪vs佐賀」を今季、生観戦させて頂きましたけど、いずれも後者(相手球団。つまり「A東京」「佐賀」)の方が、
 『いつでも【速攻】【逆速攻】を繰り出すぞ!?、の姿勢を、チーム全体として共有できていることが伝わる』
 こと、これが『A東京』『佐賀』にあって、『京都』には足りていないという現実であること。
 より踏み込めば、『どこでどのようにボールを奪うのか、ボールを奪ってからの『スペース』『コース』の意識、これはすぐには(一朝一夕には)なかなかできないこと(ーだからスタイル構築2年目の現在でも、課題として抱え続けている、といえるのかなだがー)かもしれないけど、いまの京都には『とりわけ強く意識し続けて欲しいこと』と特に伝えたいです!」


 実は、今季のnote記事で、最も伝えたかったこと。
 そう、「速いバスケ」「走るバスケ」を志向しているからこそ、

 「いつでも『速攻』『逆速攻』を繰り出すぞ!?の意識を、チーム全体として共有できること。」

 この姿勢を育むことが、いまの京都にとって最も大切で必要なことでは?と伝えたいのです。

 そう、10月末の「京都vsA東京」。2試合共に「惨劇」といえる内容でしたけど、A東京って「スローペース、ハーフコートの権化」といえる球団なんですよね(「勝てばいい」「つまらなく勝つ」の権化ともいわれがち)。実際、「攻撃回数」でA東京は「69.3、23位」、つまり数字上は「ハーフコートに全振り」といえる(ちなみに攻撃回数で「ワースト1」は「SR渋谷」の「67.5」。HCは「A東京=ハーフコート」を明確に確立したルカ。チーム力的には明らかに下振れといえる勝利数ですけど、下振れになってしまったのは「時代遅れのハーフコートスタイル」が故であることが伺えます、負傷者の続出というエクスキューズの考慮はありますが)。

 でもそれでいて実は、「A東京」こそ、「いつでも速攻、逆速攻を繰り出すぞ、の姿勢をチーム全体で最も共有できている球団の1つである」、実際に生観戦して学ばせて頂いたことです、そう、正直「とても驚き」でした。

 そう考えると、いまの京都の最大の課題・弱点として「いつでも『速攻』『逆速攻』を繰り出すぞの姿勢を育むこと」、この姿勢自体をまだ持てていないこと(あるいは、「姿勢を持ってはいるけど、それを体現できる感じに技術的にない」可能性もあるが、B2の残留争いレベルの奈良にできて、京都にできないは通らないでしょう…?と自分は思うのですが…、と)、と映るのです。


 そう、今回こうして、note記事の執筆をさせて頂こうと思った理由の大きな1つとして、

 「ブレイク(バイウィーク)明けの初戦である『vs富山の2連戦』、『2連勝がマスト』であったのに、『1勝1敗』になってしまい、おのずと今季は『残留争いに苦しみ続ける』ことが事実上の確定になったこと(数字上の勝敗という意味では、昨季よりも悪いといわざるを得ない。申し訳ないけど、昨季の勝利数[22勝、勝率.367]に届く可能性は「ほぼゼロ」といわざるを得ないだろう、というか「18勝、勝率.300」に届けば御の字だろうと)。
 実際、順位表の上では、もう既に『西地区の最下位を独走』である。チームEFFに照らせば、佐賀が今後徐々に落ちていく可能性はあるけど、『志向するバスケスタイルの軸』が、佐賀は明確にあるけど、京都はまだ明確ではない、この差は正直大きい(加えて佐賀は、ガルシアとフィーラーがいれば、『勝率4割前後(最終的にだと「24勝ライン。低く見積もっても21勝ライン」)』は堅持できる可能性が恐らく高い。
 はっきり言って、『富山に負けたこと』は、『ただの1敗』ではない、感覚的には『認められないわぁ、の1敗』である(申し訳ないけど、あの1敗の後、怒号やブーイングが全くないとか『ぬるすぎる』『甘やかし』でしょう?と)。富山に負けるって、とてもやばいことだよ?と。さすがに危機感自体は持っているはず、と信じたいけど…。」


 あの「vs富山」、富山はブバが復帰していたからとか、京都は外国人が1人欠いていたからとか、確かにそういったエクスキューズはあります、でもそれは「言い訳マエストロ」なんですよ。

 (「言い訳マエストロ」は、実は元ネタがあって、サッカーの「シャビ[現バルセロナ監督。選手時代もバルセロナ、スペイン代表でMFとして長く中心選手として君臨し続けていた「伝説的選手」であった]」の蔑称のこと。現役時代、負けると何かと言い訳をする悪癖があり[しかも相手をさげすむ言動も少なからずあった]、いつしか「言い訳マエストロ」という蔑称をつけられてしまった。ちなみにこの蔑称、「マエストロ」は「指揮者」の意味だが、シャビのプレースタイルは「まるで指揮者のようだ」と称賛されていた感じで、それが蔑称の由来にもなってしまった訳ですが。)

 (ブバは「稼働率の拙さ」が「唯一最大といってもよい弱点」ですけど、これはブバの存在の可否自体が勝敗に直結する、昨季の滋賀でもそうだったし[理由の全てとまでは思わないが、滋賀のB2降格の最大の理由になってしまった、といわざるを得ないだろう]、今季の富山でもそう。
 だから、ブバにやられること自体は、ある程度は仕方がない。だけど富山の場合、日本人選手のレベルが「B1で最もよろしくない」から「1勝もできていなかった」訳で[仮にB2降格になっても、例えば上田、野崎、喜志永が「B1に個人残留」できるかといえば「可能性はとても低い」と考えざるを得ない]、しかも富山だって「ヘソンが不在」であった訳で、それで富山に負けました、「話にならないでしょう?」と考える訳です。)





 …と、ここまで我ながら、辛辣な表現のオンパレードになってしまい、実はとても心苦しい思いである感じですけど、京都にとって、この「vs島根」、つまりこれを綴っている今日の時点で(ほんとうならば、昨夜のうちに書き上げるイメージだったのですが…)、
 「ディアロ、京都での復帰戦。」
 もう、そりゃあ、とても嬉しいですよ!昨季の12月から着用している、ディアロ(CD13)のラバーバンド、そう、ずっと着用していますから。これからも恐らくずっとそうでしょう、もはや「お守り」のような存在ですので。

 正直に述べれば実は、ディアロの復帰は「マイナスもあることは否めない、でもプラスの方がより大きい!」の感じです。

 「マイナスのこと」から述べますと、第1のマイナスは「攻撃面で、ディアロとジャクソンの同時起用になると、ペイントエリアが渋滞するリスクがある」ことです。現状でだと、ディアロもジャクソンも、シュートはペイントエリアに事実上限定されます。しかもディアロは昨季、合わせやダイブ、リムランがほとんどで、ポストアップは(よくも悪くも)ほとんどありませんでした。
 実は、11月の公開練習で、ジャクソンが「3Pやミドルの練習をしていた」のです。3Pについては「試合で使えるレベルにはならなさそうだなあ…(苦笑)」の感じでしたけど、ミドルならばできるのではないかな?が、正直な感触でした。
 ですけど、ジャクソンは、その圧倒的なパワー(とリムラン能力)を活かせれば、「ミドルができるようになればそりゃあ嬉しいけど、3Pまでは求める必要はない、というかそもそも不器用そうだし」の感じです。ポストアップも多く、そう、「The・古典型センター」ですので(「ラジコン型」ともいえますね)。

 そう、むしろポストアップが不得手なディアロこそ(昨季も「起用はCだけど、むしろPF向きである」ということは囁かれ続けていた。理由は「見た目の体格に比して線が細いから」と)、ミドルは勿論、できれば「トップ3P、コーナー3P」はできる感じになって欲しい。
 せめてミドルは安定してできる感じにならないと、「ペイントエリアでの渋滞リスク」は不安要素としてくすぶり続けますので。


 第2のマイナス。「ディアロは昨季、確かに数字では『ダブルダブル』であった。しかし、『vsパワー型のビッグマン』になると、数字以上に『まともに守れてない』という大きな弱点を最後まで抱え続けた」こと。
 特に、Bリーグにいる限り、しかも西地区にいる限り、「vsクーリー」「vsエサトン」はずっと向き合い続けます(エサトンはパワー型というよりは機動力型だが、パワーも水準以上ある。というかエサトンは、もっと評価されてよいビッグマンだと思うけどなあ…)。
 「vsパワー型」をどう守るのか、昨季よりはある程度克服できる感じにならないと、恐らく苦しいだろうなあ…の感じではあるのです。


 ですけど、いま挙げた2つのマイナス要素を補って余りあるプラス要素。これはシンプルに「勝利に導ける」「ダブルダブルと同等レベルを高確率で計算できる」ことです。そして何よりも「ナイスガイ」なこと。
 勿論、ジャクソンも有能な選手です。ですけど、ここまでの勝利数とか、ジャクソンの特に「FTの不得手っぷり」(尤もジャクソン自身、FTが課題なのを自覚しているのか、公開練習でも試合前練習でも、FTの練習にかなり多くの時間を費やしている)をも含めて考えると、

 「やはり、京都の正センターは、ディアロこそ最も似合う!そして、横浜BCが『河村とスコットは合わない』が、結論として事実上出てしまった以上(ーバイウィーク明けでも結局スコットのFG試投数の少なさは全く改善されなかった、FG試投数自体が少ないままでは「いる意味あるか?」になってしまうー)、スコットを放出するかは別として(将来の帰化枠として構想している節があるので、それを見越して控えを受け容れさせた上で残す可能性はあると思う。個人的には「ブバ⇔スコット」を試みて欲しいと思っているが…)、ジャクソンとユトフを再トレード、つまり「ジャクソンout、ユトフin」を考えた方が、御互いのため(これは選手のためも勿論あるが、特に球団のため)ではないか?と。
 昨季、『PFユトフ、Cディアロ』でうまくいっていた訳だから、『うまくいっていた形に戻す』ができないものだろうか?そうすれば、ライトだって完全復調できるとより想像できる訳で、いろいろと『win-win』であると思うけどなあ…?」


 これも、とても申し訳ないですけど、自分はそう映っているのです。

 いずれにせよ、「ディアロがついに帰還した」、これ自体がとても嬉しいことである、先のことは結局は「どうなるか見てみよう」の域を出ないですけどと。
 現実論としては、ディアロは、帰還して間もない(連携練習は恐らくまともにできないままの「ぶっつけ本番」にならざるを得ない、というのも、日本人選手は昨季から大きく変化しているので)ことに照らせば、島根との2試合では、「第3外国人として、まずは15分程度」という慣らし運転にならざるを得ないでしょう。

 だけど、「ディアロの帰還」、それ自体を楽しみたい、そしてディアロが帰還すること自体が、特に「ライトの完全復調」の大きなきっかけになると、自分は信じている、これがいまの正直な感覚です。


 そして、今回の相手は「vs島根」。島根こそ、選手の起用法に極端に偏りがある、そして「(帰化枠の)ニカと(第3外国人の)マーティンの共存問題」が垣間見える感じですけど(いまのままでだと、島根は第3外国人にメスを入れざるを得ない感じであるが、これもそうなると最有力ターゲットは「ユトフ」「ブバ」「ジョーンズ」あたりになりそうなんですよね…)、これをも含めて、そして、会場が「昨季のように、中立地の雰囲気になりやしないか」を含めて、要注目の感じです。
 とにかく、「4Qの90秒TO」、つまり「クラッチタイム」突入時に、「たとえ負けていても、6点差以内で」、そうすれば「勝機はおのずと生まれるから」、と伝えたいんですよね。


 今回のタイトルで、「京都よ、『自分たちが貫きたい軸(フィロソフィー、カルチャー)』を粘り強く生み出そう!」と綴らせて頂いていて、「共に登る」というシーズンスローガン、個人的には「向こう数年、完全固定でよい」、それこそ例えば、仙台の「Grind」のように、と強く考えてますけど、たとえどれほどの逆境でも、「速いバスケ」「走るバスケ」という志向するバスケスタイル、そして特に「40分間戦い続ける」「全員で束になる」、これこそが、京都が「輝ける道」「生きる道」である、と伝えたいのです。



 そして、末文にて。



 「15:35~16:42」、とりわけ「16:13~16:18」の部分、さくちゃん(坂倉花さん)の、「特別に教えてあ・げ・る」、この「あ・げ・る」の、独特の声質やトーンが、もう「優勝!」なんですよね、これがどういうことかは、よろしければですが、該当部分を視聴されたしです。
 いずれにせよ、「異次元フェス」、実りある会でありますように、とエールの想いです。


 そして、京都よ、「批判を称賛に変える」感じになって欲しい、いまが底であって欲しい、昨季のときのように、12月に川崎に勝利して、「おい、京都は思ったよりも楽に勝たせてもらえる相手ではないぞ?」の感じになって欲しい。
 「vs島根」「vs宇都宮」の合計4連戦、正直いまの感じだと、「惨劇にさえならなければまあよい、まず高確率で4連敗でしょう?」と映っても、反論できないことが悔しいですけど、この4試合のどこかで1勝~2勝をして、自身をつけて欲しい。いまの京都は、

 「勝利ができれば、それ自体が自信になる、『きっかけ』さえつかめれば、『雰囲気自体は実はとてもいい』のだから、そう、とにかく『1勝する』こと、それ自体に意義がある、だからこそこの4試合はとても重要といえるんだよ!」

 と伝えたいんですよね。そう、もう一度繰り返させて頂きます、
 「批判を称賛に変える」「明けない夜はない」、そう思える濃密な4試合を観たいです!


 さあ、「Do my best,and Go for it antil the end!」
 (全力を出し切ろう、そして最後まで全力で戦い続けよう!)
 この想いを、最後に改めて伝えさせて頂きます。
 雰囲気自体はとてもいい、最後まで全員で束になろうという姿勢自体はとても伝わる、だからこそこれを最も体現できている「澁田」「ラシード」には、報われて欲しい!この想いよ、伝わって欲しい!そう強く感じます。


 【バスケットボール#35A】【エッセイ#26A】【ラブライブ#3A】

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