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第三章 学校も家も仕事も探す旅

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ムスコの登園拒否がキッカケで、小学校を探すことにしました。住まいや仕事もイチから自分達に必要なカタチで見つけたいと奮闘する旅が始まります。
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記事一覧

「ここなら大丈夫、そう思えた。夫も、ムスコも、私も。」(後編)の巻

「ここなら大丈夫、そう思えた。夫も、ムスコも、私も。」(後編)の巻

昼食を終え、会長さんの車に乗せてもらったカワグチ家。
駅に向かう前に、ちょっと寄り道!と会長さんの近所へと向かった。
学校から歩いて行ける距離に、賃貸で借り手を探している家があるそうだ。

「この家よ〜」と横を通り過ぎたら、ガレージ横の塀に登り植木と格闘している人がいた。どうやら、この家の主だ。
今は空き家になり、息子さんが八王子から時々様子を見に来ているようだ。会長は事情を手早く話し、家主に「ち

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「助けを求め伸ばした手を、掴んでくれるのを待ってた」(中編)の巻

「助けを求め伸ばした手を、掴んでくれるのを待ってた」(中編)の巻

校庭に出たムスコは、元気よく走り出した。
この広い校庭を見たら、走りたくなるわな。

校庭では、大きな円が描かれていた。
なんとなく円に沿って、大きなひとつの人の輪ができていた。
児童会の役員の子たちが司会進行をし、イベントが始まった。
SDGsを学び、今できること、これからのことを学年で考え、代表者が発表してくれた。
未来に向けて思いを馳せ、その思いを風船に託し放つ。
学校、児童、PTA、未来の

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「ノープラン、何も考えられない、それくらい行き詰まっていた」(前編)の巻

「ノープラン、何も考えられない、それくらい行き詰まっていた」(前編)の巻

先月、学校見学に行った木更津の東清小学校。
もう1回見に行きたい、とオープンスクールの日に参加した。
その日は、土曜参観で親御さんも来ている。
学校と親の関係も見れたらいいな、と思っていた。

とにかく今月は、幼稚園母のイベントで頭がいっぱいなのだ。
学校探しは凪の中、心配性の夫の心を動かさないと何も始まらない。夫婦は冷戦状態。
何も考えられないノープランで木更津に向かった。

土曜日の朝、横浜か

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「予想はしてたけど、予想通りの結果すぎるわ」の巻

「予想はしてたけど、予想通りの結果すぎるわ」の巻

学校探しは、すっかり凪のなかにいる。
要するに、自分の思惑通りに何も進んでいないのだ。
かと言って、諦めようとは思いたくない。思えるわけがない。
けれど新一年生のリミットは近づいていて、先日「就学時健康診断」の案内が届いた。

そんな中、行きたくなくても地元の小学校に行かねばならぬ状況もある。その場合、一般級か個別支援級かを決めておかねばならない。
横浜市特別支援教育総合センター(特総センター)に

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「小規模特認校なら、どうだ!?」の巻

「小規模特認校なら、どうだ!?」の巻

8月末、大分での学校見学を断念した。
そこで大分行きは一旦白紙にし、まだできることを探そう!と狙ったのが
「小規模特認校」という小学校だ。

「小規模特認校」とは、児童数が少ないと廃校や統合する学校がある中、
少ない人数を強みとしている学校と思っていただきたい。
詳しくは、私も分かってはいない。
けれど少人数である分、先生が(時間や心の)余裕をもって子ども達と接することができるだろうなと思った。

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「学校見学して、君はどう思うの?」の巻

「学校見学して、君はどう思うの?」の巻

2回目の学校見学へ行った。

前回の見学は6月中旬。ムスコが風邪をひいたので夫に子守を頼み、私だけが行くカタチとなった。

まだ通常通り授業をしていた頃で、ひとクラスに35人の生徒がギュウギュウ詰まっているなぁと感じていた。

今回は親子3人で見学に訪れることができた。

校長先生も、ムスコに気さくにはなしかけてくれる。

始まりはスムーズだった。

校長室に通され、2学期の学校の様子を質問。

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「神様は、もっと成長せいよと言っているのでしょうか?」の巻

下を向いたら、涙が出てしまう。

これが、今の私の状況です。

8月22日より1週間、「ここのね自由な学校」の体験入学と、仕事と住まいを探す旅に再度行くはずだった。

けれど昨日、夫婦で話し合いキャンセルすることとした。

今週に入ってから、訪問先の状況が変わった(ように思う)。

外部との接触を避けるように、と言われ始め出した。

仕事と住まいを探すのに「横浜から来ました」と堂々と言えない。

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「ここのねの給食を見て…」

4月に続き、5月の給食の記事が届いた。

お皿の周りに集まるぬいぐるみ達が、しゃべり出しそうで楽しい。

お肉、魚の主菜。肉なしで作る日もある。

色んな野菜で作られる副菜。

汁物もバリエーションに富んでいる。

私は焼きそばと、チーズフォンデュが食べてみたいな。

あなたはどの日の献立が食べたいですか?

「母も青春するんだよ!」の巻

「母も青春するんだよ!」の巻

ムスコが転園して1ヶ月が経ちました。
遊ぶことが中心の園生活なので、毎日泥だらけで帰ってきます。
本人曰く、「今の幼稚園、無限大数満点!」だそうです。大満足てことね。

この幼稚園、母の参加する行事が多い!
クラス会てのが月1~2回あって、その時々の課題を話合い、終わった後は近くの公園でおしゃべりの続き。
こんな風に会う度親しくなっていくことで、子ども同士のイザコザも「お互いさまだよ〜」と言える仲

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「とにかく藁にもすがる思いで手を伸ばしたけれど…」の巻

「とにかく藁にもすがる思いで手を伸ばしたけれど…」の巻

転園して2ヶ月が経った。
まだ2ヶ月しか経ってないの!?と思うくらい密度の濃い、充実した毎日だった。

相変わらず新型コロナの勢い収まらず、むしろ第3波と言われてる今、被害は拡大している。いつになれば今までの生活に戻れるのだろうか…
来年は小学校探しや、移住や転職への行動を本格的にしたいけれど、できるのだろうかと弱気になる。

そんな中、夫婦でアレコレ話はするが前に進む気配がない。
学校選びの候補

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「わたし、かたづけ屋を始めます」

「わたし、かたづけ屋を始めます」

2021年が始まった。
一年の計は元旦にあり、というではないか。
もう4日だけど、抱負を記そう!

今年は自分達の心地良い場所はどこ?を探す年にする。
ムスコの小学校を代替教育、公立(小規模特認)、フリースクールのどこにするか…
足を運び、空気を肌で感じ、我々の力量で無理なく暮らせるかを見極める。
失敗するかもしれんし、無駄足になるかもしれんけど、やる!

なんで、そんなにやる!やる!言うか…

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「楽しそうにしてたら、オモシロイ人いっぱい寄ってきてくれたらいいなぁ」の巻

「楽しそうにしてたら、オモシロイ人いっぱい寄ってきてくれたらいいなぁ」の巻

2月に入った。
最近の近況を記しておこう。

緊急事態宣言下ではあるが、けっこうママ友と蜜に(距離ではなく、心の方)接している。
要は、ちょっとランチしたり、お家行っておしゃべりしたり、家に来てもらってマスク作りに励んだりしてる。

なんか大事なんやもん!
今、私に必要なんやもん!

おしゃべりの話題に「わたし、かたづけ屋やるねん」とか「金髪にしようと思ってるねん」と爆弾発言を入れて反応を見るのが

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「学校説明会もZOOMでできる世の中に感謝したいくらいだよ」の巻

「学校説明会もZOOMでできる世の中に感謝したいくらいだよ」の巻

今週、2つの学校のZOOM説明会に参加した。
その感想と今の思いを記録。

1つ目は愛知県にある瀬戸ツクルスクールだ。
公立小学校以外の選択肢を探している時、エデュコレというイベントを知った。
そこで知ったのがツクルスクール。

気になったポイントは、私立のような高額な学費でなく公立小学校と同等の学費で通えるところ。
代表の一尾茂疋(いちおしげひこ)さんは塾講師をされている。
そしてオルタナティブ

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「私のこころのねっこは、正義なのかもしれない」の巻

「私のこころのねっこは、正義なのかもしれない」の巻

さて、次にZOOM説明会を受けた学校。
大分県にある「ここのね自由な学校」です。

Instagramで【デモティックスクール】と検索した時、出会いました。
いつも楽しそうな写真が載っていて、noteでも活動の記録を知ることができる。
使われなくなった酒蔵を、自分達で改装して学校を作っている。
背景に写るレンガの壁、一体どんな風になってるんやろ?私の好奇心が刺激された。

インスタでZOOM説明会

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