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第22回 ロッキー・ザ・ファイナル(2006 米)

 ロッキーシリーズは前作『ロッキー5』最悪の評価を残して終わったはずでしたが、16年もたって忘れた頃に今作『ロッキー・ザ・ファイナル』が作られました。大仁田厚もびっくりです。

 前評判は当然最悪でしたが、ふたを開けてみたらこれが出来が良く、ロッキーシリーズは最後の最後に息を吹き返すことに成功しました。

 ボクシングからすっかり足を洗って爺さんになったロッキーが思いがけず現役の王者に挑戦され、最後の大勝負に挑むという筋書きです。

 懐かしい人が出てきたりとシリーズ歴代作品へのオマージュに溢れ、時代の移ろいや老いについても考えさせられる本来のスタローンの映画にあるまじき深いテーマが込められています。

 居なくなった人も多いのでBL的にはパワーダウンした感がありますが、そこはロッキーですから腐っても鯛です。BLだけに。

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真面目に解説

エイドリアン

 なんとエイドリアンの墓参りから映画が始まります。女だけの癌で三年前に世を去っているのです。

 ロッキーは足しげく墓参りに行っては墓石に新聞を読み聞かせたり、ポーリーを付き合せて思い出探しと称して聖地巡礼をしたりと、ロッキーらしくどこかズレた供養に忙しい日々です。

 一方生活の方はボクシングとすっかり縁を切って「エイドリアンズ」というイタリアンレストランを開き、店員を何人も使って結構成功しています。ロッキーに料理ができるとは思えませんでした。

 店内には『ロッキー3』ラストファイトの絵やチャンピオンベルト、その他写真や各種記念品が飾られ、ロッキーが試合の思い出話をしてくれるというので盛況です。有名人の店は本人が顔を出している限り安泰というのは万国共通なのです。

 死んだ妻の名前を屋号にするというセンスに、別れた女房の銅像を家に作るスタローンのメンタリティが伺えますが、エイドリアンがロッキーの選手人生を裏で大きくコントロールしていたのはフィラデルフィア市民とボクシングファンには常識なのでいいのでしょう。

 ちなみにこの店はフィラデルフィアで本当に営業しているので、フィラデルフィアに行く機会があったら寄ってみましょう。

強さと人気

 ロッキーは今でも人気絶大ですが、一方現役王者のメイソン・ディクソンは強いのに試合がつまらないというので恐ろしく不人気で、スポーツ界全体の人気低迷の原因とまで言われる有様です。

 ボクシングに限らずプロスポーツで強くてつまらない奴くらい始末に負えない物はありません。客が金を払ってくれなければ始まらないのですから。

 特にボクシングは一対一で戦うスポーツであり、強くて試合のつまらない選手は客からも対戦相手からも一番嫌がられます。

 トップクラスのボクサーの収入はPPV(有料放送)の売り上げに多くを依存しています。1件売れるごとにいくらという歩合制です。多少弱くても人気のある選手はPPVが良く売れるので儲かり、それだけ大きな試合の話が舞い込んでくる仕組みです。

 逆に強くて不人気の選手は地獄です。ハイリスクローリターンの相手とはまともな選手は対戦したがらないので、それを承知で引き受けてくれる集客力の無い選手と対戦するしかなく、余計に人気と評価を落とすという悪循環です。

 ディクソンを演じているのはアントニオ・ターバー。本物のボクシング世界チャンピオンです。ドルフ・ラングレンや『ロッキー5』のトミーと同じパターンです。

 格闘技に通じた男に芝居を仕込む方がロッキーの相手役には良いという哲学がスタローンの奥底にはあるようです。

二世はつらいよ

 ジュニアを演じるのは前回演じた実の息子のセイジ・スタローンではなく、『HERO』でお馴染みのマイロ・ヴィンティミリアです。

 表向きはセイジのスケジュールの問題という事になっていますが、ロッキーとジュニアの親子仲は拗れているのも無関係ではないと言われています、

 ロッキーの息子という肩書のおかげで大手の銀行に就職できたジュニアですが、二世という事で何かと舐められ、コンプレックスに苦しんでいます。いじめっ子を殴り倒して屈服させた栄光は何処へやら、すっかりヘタレています。

 親子仲はロッキーの一方通行で、ジュニアの方はエイドリアンの命日にも墓参りに来ず、店にも寄り付かない有様です。

 そんな中、テレビの企画でロッキーとディクソンのバーチャル対戦が行われ、ロッキーのKO勝ちという結果が出たことで事態がややこしくなります。

年寄りの冷や水

 それを見て評論家の一人がロッキーは過大評価されていると言ってしまったばかりにロッキーは現役復帰を決意してしまいます。

 ジュニアは当然大反対します。精肉工場に戻ってサボりながら絵を描く日々のポーリーもあまりいい顔をしません。

 小さな会場でいいから試合がしたいとロッキーは意地を張り、州にプロライセンスの再発行を申請します。しかし、健康状態良好ですが、歳なので良心的見地からダメと言われてしまいます。

 パンチドランカーという設定は何処へ行ったのでしょうか?パンチドランカーには絶対無理な長台詞で熱く反論し、判事は折れて結局ライセンスは発行されます。

 あまりロッキーらしくない説教じみた長台詞が多いのが今作のポイントです。スタローンも歳を取ったということなんでしょう。

ロッキーはお人好し

 このニュースに飛びついたのがディクソン陣営です。ロッキーと戦えばまず負けないのに金になり、ロッキーを適当にリスペクトしておけば人気取りにもなるという戦略です。

 一方ロッキー陣営にも懐かしい人たちが集まってきます。その筆頭が最初の『ロッキー』の冒頭で戦ったスパイダー・リコです。小汚い格好でロッキーの店でただ食いしていますが、ロッキーはお人好しなので店員が嫌がるのも厭わず食わせます。

 リコも苦労をしたのか信仰に目覚め、いつしか勝手に店で働き始めます。ロッキーはお人好しなのでなし崩し的に雇っちゃいます。

 そしてロッキーは酒場でもっと懐かしい人に出会います。その試合の帰りに煙草を吸っていたので叱った少女、リトルマリー(ジェラルディン・ヒューズ)です。よくこんなキャラを拾ったものだと感心しちゃいます。

 すっかりおばさんになってジャマイカ人の元亭主と出来たステップスという息子を連れてバーテンをしていますが、ロッキーはこの母子をエイドリアンの時と同じくらい強引に店に雇い入れます。

 陣容が整ったところでディクソンのマネージャーが店にやってきて、試合の話を持ち掛けます。最初は躊躇ったロッキーですが、チャリティーだと聞かされてちょっと乗り気になってしまいます。

 「全盛期のロッキーにはディクソンは殺される」と言いつつマネージャーはしたり顔です。ロッキーの実力と性格を知り抜いているのでなかなか優秀です。

周りもお人好し

 ロッキーの周囲の人間も結局はお人好しです。悩むロッキーをリトルマリーは焚き付け、ロッキーは挑戦を受けます。

 精肉工場をクビになって暴れていたポーリーも協力態勢になって相変わらず記者会見で出しゃばり、広告収入を稼ごうと営業に勤しみます。

 そしてロッキーの世界のボクシング記者は好き嫌いが激しすぎます。ディクソンはボロクソです。

 ジュニアはロッキーを止めます。ロッキーのせいでバカにされるとジュニアは恨み言を言いますが、ロッキーは分かったような分からないような説教でジュニアをねじ伏せます。

 そしてジュニアはロッキーの息子なのでやっぱりお人好しです。会社を辞めてロッキーへの協力を申し出ます。丁度良い口実だと思ったのは確かでしょう。

 ロッキーの無茶に最初は反対しつつも結局全面協力してしまう。この行動パターンは紛れもなくエイドリアンの息子です。

恒例の謎特訓

 デュークも駆けつけてくれました。ロッキーはもう爺さんなので足を使うボクシングは不可能。そこで筋肉をつけてパワー勝負というのがデュークのプランです。若い頃からそうだったのは公然の秘密というものです。

 ひたすらウェイトトレーニングに励むロッキー。プロテインを買う金くらいあるだろうに相変わらず生卵を飲み、ポーリーの手引きで肉を叩きます。

 締めは勿論ロッキーステップです。しかし、頂上にはもうロッキーの銅像はありません。階段の下の広場の脇に移されてしまったのです。

 そしてロッキーは60歳にあるまじきムキムキの身体で試合前日の計量に臨みます。ステロイドに頼っていたとしてもこれは並大抵ではありません。

怖い時ほど強気に

 ディクソンはファイトマネーは安いですがプライドが高いのでこの試合に乗り気であはありません。絶対勝てるという確信は持っていますが、ファンもマスコミもロッキー贔屓ですからいじけるのは当然です。

 ボクシングを始めた時のトレーナーだったマーティン(ヘンリー・G・サンダース)からもお前には真のチャンピオンになる為には試練が必要と言われてはいますが、ロッキーがその試練だとは全く思っていません。

 ロッキーをリスペクトするというこの試合の肝をすっかり忘れ、ロッキーに適当にやれば加減してやるなどと失礼な事を言いますが、ロッキーは徹底抗戦の姿勢です。そして怖い時ほど強気にとジュニアに人生訓を授けます。

ロッキーの撮影なのよ

 ボクサーならラスベガスで試合がしたいと思うものです。試合シーンの撮影はロケ地とエキストラの確保が大変なので、逆転の発想で本物のラスベガスの興行の前座として行われました。

 メインイベントはバーナード・ホプキンス対ジャーメイン・テイラーの世界タイトルマッチ。ホプキンスという人はディクソン同様強いけど試合が面白くないので不人気でした。

 そこでロッキーの撮影をおまけに付ける事で集客を狙ったのです。狙い通り満員になり、お客さんは大喜び。ホプキンスの試合よりはロッキーの撮影の方が面白いと思うのはボクシングファンなら当然です。

 従って実況席、レフリー、リングアナウンサー、いずれもボクシングファンにはお馴染みの顔ぶれです。マイケル・バッファーのアナウンスは是非字幕にして聞きましょう。

原点

 リトルマリーにエイドリアンの遺影を持ってきてもらい、リコに聖書を読んでもらい、チャンピオンになった時の黄色と黒のトランクスで試合に臨みます。セコンドもお揃いのジャージですが、ポーリーのだけ広告が大量についているのがポイントです。

 入場曲がなんとフランク・シナトラです。シナトラがマフィアとズブズブだったのは一定以上の年齢の人には一般常識です。ガッツォさんへのオマージュは間接的になされます。

 実況席がロッキーを徹底的にディスるのも、初代のオマージュです。あれだけ記者会見でディクソンをボロクソに言っていたのは何だったのでしょうか。

 リングサイドには何とマイク・タイソンが居て、ディクソンを激励します。アポロの時に来てくれたジョー・フレージャーはもうこの世の人ではありませんでした。

 そして明らかに調整不足の王者をロッキーが根性で本気にさせる構図も同じです。本気にならないディクソンをトレーナーのマーティンが叱るのもです。こういうオマージュに評論家は弱いものです。

 ロッキーはディクソンが拳を痛めたのをきっかけに五分の勝負に持ち込み、ロッキー得意の泥試合に突入します。そしてミッキーやエイドリアン、過去の試合の幻覚を見ながら戦い、僅差の判定でロッキーは敗れます。

 そしてエイドリアンの墓前でロッキーは試合の報告をし、花を手向けて去り、映画は終わります。DVDにはロッキーが勝つバージョンも入っているので、興味のある方は観てみて下さい。

BL的に解説

ポーリー×

 『七人の侍』ではありあせんが、最後に勝ったのはポーリーでした。ライバルは全員死んだのです。エイドリアンさえも。

 エイドリアンに未だに未練にを持つロッキーにポーリーは露骨に嫌な顔をします。ポーリーは重度のシスコンでもあるので酷い兄であった事への後悔の念があったことも語られます。

 しかし、よく考えて見て下さい。これは未亡人が死んだ亭主に執着して振り向いてくれないという未亡人モノの型というべき構図です。ポーリーのロッキー愛を鑑みれば、これは無視できません。

 ポーリーが精肉工場でサボって絵を描いているのもこれで説明が付きます。『ロッキー5』でジュニアをそうしたように、ポーリーもゲイ術に目覚めたのです。

 また、ロッキーの強さを最も信じていたのはポーリーでした。ジュニアは反対した復帰も、ポーリーは熱く語らって承知します。

 ロッキーと来たら泣き出してしまいます。最強のロッキーが俺の前でだけは弱みを見せる。これは萌えポイントです。男の本懐です。

 そして職を失ったポーリーはロッキーの復帰を全面的にサポートします。そして試合に向かう通路で「お前の中の野獣を放て」と言ってキスしちゃいます。既にポーリーの中の野獣は解き放たれているのです。

 セコンドでも一番うるさいのはポーリーです。ジュニアもデュークもリコもジュニアも、結局は途中から来た男にすぎません。

 そして試合終了後、ポーリーに抱き着きながらロッキーは「野獣は出て行った」と語ります。今夜は野獣と化したポーリーが違うものを出すのです。

 同じ場所に長く居るとそこが自分の居場所になると作中両方の口から語られます。二人にとってお互いの隣こそが自分の居場所なのです。

 幼馴染である二人の年月に裏打ちされた愛の前には、エイドリアンどころかジュニアもコンドームでしかないのです。

ステップス×

 リトルマリーの息子のステップスはグレかけていて、それを心配したロッキーはステップスを店で働くようリトルマリーにしつこく働きかけ、保健所へ犬を貰いに行ったりとロッキーらしくどこかズレたアプローチでステップスを手懐けます。

 ついでにリトルマリーをもっとしつこく誘い、店に雇い入れます。下心があると思ってかリトルマリーは嫌がりましたが、それは杞憂でした。本命はステップスだったのです。リトルマリーはコンドームの空き袋にすぎません。

 ポーリーは「盗みに気を付けろ」などと意地悪を言います。お得意のジェラシーです。しかし、今回はぽっと出には負けないという自信がどこか伺えます。

 しかし、ポーリーの予想に反してステップスはロッキーが偉大な王者である事を知ってロッキーを尊敬するようになり、トレーニングにも付き合い、セコンドに付くまでになります。

 ロッキーはステップスにアポロの面影を見たのではないでしょうか?トランクスのチョイスもここから理由を求めることができます。

 つまり星条旗トランクスは未亡人モノにおける遺影と同じです。主人への義理立てで新しい男と致す前に遺影をひっくり返すというのは一つの型です。トミーから返してもらわなかったのかもしれませんが、そこへ持って行くのは野暮です。

 ステップスはロッキーの教育を通じて成長し、更生を果たした事でしょう。この後とんでもないライバルがすべて持って行ってしまう事は、スタローンさえ想定していませんでしたが。

リコ×

 ロッキーはもはや誰も相手にしないリコをとても大事にします。ロッキーとリコには単なるライバル以上の絆があったのは明白です。

 そして「この前勝ったのはまぐれだ」なんて言っちゃいます。この年になってこのライバル意識を持ってられる仲間があなたにはいますか?

 そしてリコは聖書を読んでロッキーを送り出します。今回出てきませんが、カーマイン神父が何か邪な事をしたのではないでしょうか?二人は二重の意味で兄弟なのです。

 現代のソドム、ラスベガスでかくして大輪の薔薇が咲きました。だからロッキーはシリーズ通して観なきゃいけません。

デューク×

 デュークはトレーナーですから暇ではないはずです。なのにロッキーの復帰に際してロスから駆けつけてくれました。

 デュークにはディクソンがドラゴに見えていたのでしょう。俺のアポロのように殺されてはかないません。他の選手を放り出してでもロッキーは守らねばいけないのです。でなければ天国のアポロに顔向けができません。

 デュークもまた熱狂的にロッキーを応援していました。俺のアポロに勝てたロッキーならディクソンにだって勝てる。デュークはそう確信していたのです。

ディクソン×

 ロッキーの男性遍歴を鑑みた時に見えてくるのは、ロッキーはガタイの良い黒人が好きという事です。ディクソンはモロタイプです。

 ディクソンはロッキーとの試合を通じて本当のボクシングの厳しさを知り、ロッキーに本当に敬意を払うようになります。

 ディクソンもいつか負ける時が来ます。その時ロッキーは失意のディクソンの元を訪れ、フィラデルフィアの港をイチャイチャと走り、黄色と黒のトランクスを授けてリターンマッチに送り出すという絵が浮かびます。

 しかし、その可能性は数年後にゼロになってしまうのは次回詳しく述べます。いわば彼は負けヒロインです。トミーと同じです。ガーバーもトミー・モリソン程ではないですが、引退して転落人生を送っているのは偶然でしょうか?

マーティン×ディクソン

 生意気でわがままなディクソンですが、初めてボクシングを教わったマーティンにだけは心を開きます。おやっさんにだけは心を開くのです。

 マーティンにボクシングを教わってスラムから這い上がったディクソンは、バスケットコートとプール付きの豪邸に高級車を何台も停め、何人も取り巻きがリビングにたむろするヒップホップな成金ライフを満喫しています。

 しかし、取り巻きの顔ぶれを見ると、男女比に有意な偏りがあるのに気付くことでしょう。マーティンも「女は足に来る」ことを知っていたに違いありません。

 ボクサー人生に迷いを見せたディクソンはマーティンに助言を求め、試練が必要という金言を授かります。何かお礼をというディクソンでしたが、マーティンの答えは「金」というシンプルな物でした。

 ポケットに入っていた何千ドルかの金を差し出すディクソン。それをそっくり返して「お前を買う」とマーティンが言ったなら、ディクソンの精神状態なら間違いなく落ちます。

 無人のジムでは誰はばかる事もありません。パパラッチも相手にしないような不人気チャンピオンですから。

 ディクソンはロッキーとの試合に当たってマーティンにセコンドに付いてもらいます。マーティンは腕利きなのでロッキーの強さを分かっていて、なめてかかるディクソンを叱ります。俺のディクソンの危機です。

 そしてディクソンは修羅場を潜り抜け、一回り大きくなって試合終了のゴングを聞きました。

 「良かったなベイビー、本物のボクシングが学べたろう」とマーティンも大喜びです。今夜はベイビーとお楽しみです。

お勧めの映画

 独自の統計(主観)に基づきマッチング度を調査し、本noteから関連作品並びに本作の気に入った方にお勧めの映画を5点満点にて紹介します。

『ロッキー』(1976 米)
『ロッキー2』(1979 米)
『ロッキー3』(1983 米)
『ロッキー4/炎の友情』(1985 米)
『ロッキー5/最後のドラマ』(1990 米)
『クリード チャンプを継ぐ男』(2015 米)
『クリード 炎の宿敵』(2018 米)

『レイジング・ブル』(1980 米)(★★★★★)(上品なボクシング映画)
『リベンジ・マッチ』(2013 米)(★★★★)(そして悪魔合体)
『ランボー』(1982 米)(★★★★★)(根暗な側面の出たスタローン)
『エクスペンダブルズ』(2010 米)(★★★★)(ねじの外れたスタローン)
『ベスト・キッド』(1984 米)(★★★★)(空手バージョン)

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