「事業計画及び成長可能性に関する事項」とは

こんにちは、公認会計士の三上光徳です。

前回は『事業計画』について取り扱いました。

今回は、事業計画を作成する際に参考になるであろう資料をご紹介します。それは、「事業計画及び成長可能性に関する事項」です。

「事業計画及び成長可能性に関する事項」とは

「事業計画及び成長可能性に関する事項」は、グロース市場の上場会社が、新規上場日において開示が求められるほか、少なくとも1事業年度に対して1回以上の頻度での開示が求められるものです。この制度趣旨は、“投資者に合理的な投資判断を促す”ためなのですが、今回伝えたいのは、そんなことではありません。
この資料が『事業計画を作る際にとても参考になる！』ということをお伝えしたいのです。まずは、サクッとググってみてください。色んな会社の資料が出てくると思います。

どんなことが記載されているか？

ここで説明するよりも、ググって実物を見てもらったほうが早い・・・と思いつつも一応どんなことが書かれているのか説明したいと思います。

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項目1：ビジネスモデル
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ビジネスモデル、すなわち、事業の内容や収益構造について記載します。
収益構造とは、収益、キャッシュフロー獲得の方法や、それに要する費用の内容、構成等を明らかにするということです。

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項目2：市場環境
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市場環境、すなわち、市場規模や競合環境について記載します。
具体的な市場の内容、競合（ライバル）、自社のポジショニングなどの分析を行います。

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項目3：競争力の源泉
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競争力の源泉、すなわち、自社の競争優位性について記載します。
具体的には、成長ドライバーとなる技術や知的財産、ビジネスモデル、ノウハウ、ブランド、人材等の状況やそれらの競争優位性の分析がなされます。

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項目4：事業計画
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事業計画では、例えば以下のような内容を記載します。

・成長戦略
・経営指標
・利益計画及び前提条件
・進捗状況

成長戦略では、その内容や、実現するための具体的施策の内容を記載します。
経営指標では、経営上重視する指標、それを指標として採用する理由、実績値、具体的な目標値などを記載します。

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項目5：リスク情報
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リスク情報では、成長の実現や事業計画の遂行に重要な影響を与えうる主要なリスク、及びその対応策を記載します。

本日は以上となります。
百聞は一見に如かず。まずはググって実物を見てみることが一番のオススメです。

三上光徳

アガットイノベーション

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