経営幹部~外部登用か内部育成か
こんにちは、公認会計士の三上光徳です。
前々回から『幹部育成』をテーマとして扱っています。
本日もその続きとなります。
外部登用か内部育成か
経営幹部について、社内で育成するという手段もありますが、外部から登用することも、もうひとつの手段です。以下では、そのメリット・デメリットをみていきましょう。
外部登用のメリット・デメリット
外部登用のメリットは、なんといっても『即戦力人材を採用できる』ということです。これに尽きると言ってもよいでしょう。
一方でデメリットもあります。それは『会社の文化や社風になじめずに、浮いてしまう可能性がある』ということです。また、『他の社員のモチベーション低下など、悪影響が出てしまう可能性がある』という点も考慮に入れる必要があります。
内部育成のメリット・デメリット
社内のメンバーを幹部として育成することのメリットは、『既に会社の文化や社風に慣れ親しんでいる』という点があります。文化や社風になじめずに浮いてしまうという可能性は低いでしょう。また、『社内のメンバーが幹部に昇格していく姿は
他の社員にとっても良い目標になる』という点も大きなメリットといえるでしょう。
一方でやはりデメリットもあります。それは、『育成には時間がかかる』ということです。そして、『幹部候補の育成スピードと会社自体の成長スピードがマッチしない可能性がある』ということも大きなデメリットです。会社が急成長する中で、同じように幹部候補が急成長できるとは限らないというのが現実です。
どちらの方針をとるべきか
経営幹部を外部登用するか内部育成するか、この選択に関してどちらが正解ということはありません。まさにケースバイケースです。したがって、どちらも同時進行で取り組むことがお勧めです。
目的は、経営者の片腕として経営を担う経営幹部を社内に置くことです。外部登用か内部育成かという手段にこだわりすぎた結果、目的を達成できないとなると元も子もありません。柔軟な姿勢で、同時進行で取り組みましょう。
三上光徳
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