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【IPO支援情報】予算の編成と統制を行う

業界の環境は常に変化しているため、ほとんどの会社が以前に立てた利益計画を修正せざるを得ない状況にあります。ところが、設備投資や組織編成、人員配置など、3年程度先を見据える必要のある事項も多く存在します。業界の変化に迅速に対応できる活動を行うには、中・長期的な経営計画と、それを計数化した単年度の予算を立案し、なおかつ適切なタイミングで改訂していく体制が必要です。


予算管理で踏まえるべき点


予算管理プロセスには、大きく分けて予算編成プロセスと予算統制プロセスがあります。前者は、予算編成方針の作成から予算確定までを指します。後者は、予算に基づいて期中の実績管理を行い、具体的には予算実績差異の分析、分析結果に基づいて改善策を実行します。

まずは、予算編成方針を作成しましょう。各部門が予算策定の参考にするものです。予算編成方針には、当期実績値の分析、来期計画や重点対応項目、最終的な数値目標等が含まれます。予算は、経営レベルの会議体での決議等を通して最終確定するまでに2〜4ヶ月かかることが多いです。

予算統制プロセスはPDCAサイクルに沿って実施しましょう。予算及び行動計画の策定(P)の後、予算等に沿って事業活動を展開(D)し、予算と実績の比較(C)を行い、必要な改善の実施(A)、それを来期予算及び行動計画に活かす という流れです。

予算管理は、経営管理体制が確立していなければ実行が難しいです。また、ただの目標数値や過去の実績からの延長ではいけません。




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