ビジネスモデルから探るイタンジ プロダクトの全体像
こんにちは!
今日も前回に引き続き本業イタンジのお話です。
前回の記事👇
プロダクトが多すぎてわからない!
私はイタンジ株式会社でエンジニアの採用担当をしているのですが、カジュアル面談などでよく聞かれるのが、「イタンジのプロダクトを詳しく教えてください」です。前職にいた時よりも圧倒的によく聞かれます。
プロダクトがいっぱいあってよく分からないですよね、、!!笑
僕も外から見てたら分からないだろうなあと思っています笑
コーポレートサイトやサービスサイトからは全体像を掴みにくいのが実状です。
まずはビジネスモデルを理解せよ
イタンジは現在13プロダクトを展開しています。
しかし、その全てを理解する必要はありません。ビジネスモデル・競合優位性を理解すれば、スッとイタンジのプロダクト像が見えてくるはずです。
競争の源泉は○○
前回の記事でお話した通り、イタンジは業界構造を大きく変えようとしている会社です。
戦後、業界構造の変化とデータの質向上はセットになることが多かったです。。前回は小売業界を例に業界の構造変化の様子を開設しました。
イタンジは、50年前の小売業と同じように、リアルタイムな物件データベースにより不動産業界の構造を大きく変えようとしています。そして、このリアルタイムな物件データベースはそのまま、SaaSとしての競合優位性になっています。
リアルタイムな物件データベースの何が良いのか?
イタンジは不動産業界のテック企業の中では後発です。
しかし、圧倒的な顧客満足度により、風穴をあけ順調に成長してまいりました。
では何がよくて選ばれたのか?
それはやはりリアルタイムな物件データベースです。
実際にサービス利用者様のお声を見てみましょう。
何に感謝していただいているか、イタンジがない世界とある世界とで比較してみましょう。
イタンジがない世界
一般的な物件情報サイトでは物件在庫のリアルタイム性がない
よって夜中に物件を探しても、その物件が空いているか分からない
ハラハラしながら朝に管理会社さんへ空室確認を行う
空室であればFAXで内見予約を行う
イタンジがある世界
イタンジの業者間サイトで、物件の空き状況がその場でわかる
内見の予約も当然サイト内で完結
急なお客様対応でも管理会社さんに電話をしなくても内見を確保できる
ちなみに、この記事の趣旨とは関係ありませんが、先の投稿主の鈴木誠さんは、山下智久さん主演のNHKドラマ「正直不動産」のモデルとなった方です。
データを集め、活用してこそ価値がある
さて、リアルタイムな物件情報というデータを使って業界を変えているイタンジですが、プロダクトが複雑に絡み合っていて、ビジネスモデルを正確に理解するのが一見難しそうです。しかし、見方を変えるとそれほど難しくなかったりします。
データを使って業界構造を変える際に意識しないといけないのは、データの入口と出口です。
どこからデータを獲得して、どう活用しているか?ですね。
小売の場合は、
集める :POS
活用する:商品仕入れ
でした。
データ観点でみるとシンプルなプロダクト構成
イタンジは2024年2月現在、13のプロダクトがありますが、実はデータの流れを見ると超絶シンプルです。OCRくん等直接的に活用していないプロダクトも一部ありますが、大枠は
イタンジのデータ
集める :申込受付くん
活用する:その他のプロダクト
申込受付くんさえ知っていれば良い
イタンジは申込受付くんによって、競合優位性を保っていると言っても過言ではありません。プロダクトは沢山ありますが、申込受付くんさえ知っていれば、イタンジの95%が分かります(盛ってますが、あながち間違いじゃない)。
なぜなら、イタンジの競争の源泉たるリアルタイムな物件データベースは、申込受付くんによって作られているからです。
「申込受付くん」は⼊居希望者がWEB上で⼊⼒した情報を、管理会社、仲介会社、保証会社 、保険会社などに連携し、申込書提出から審査までのやりとりを効率化するWEB申込受付システムです。
細かいことを抜きにすると、他のプロダクトは、申込受付くんで得られたデータを活用しているにすぎません。図にするとこんな感じ。
シェアも圧倒的
そして、不動産仲介会社さんの申込受付くんの利用率は90%を超えています。
つまり、データ量の面でも、圧倒的に支えてくれているのが申込受付くんなわけです。
天下のAppleさんでいうと、申込受付くんはiPhoneです。
iPhoneはアップル製品を使い始める入り口であり、他のプロダクトへ橋渡しをする役割を担っています。
申込受付くんも圧倒的なシェアでデータを獲得する入口であり、他のプロダクトを展開するための橋渡し的な役割を担っているのです。
世紀の大発明、申込受付くん
ここまでで
リアルタイムな物件データベースがイタンジの競争の源泉であること
そんなデータベースを生み出しているのが申込受付くん
という話をしてきました。
申込受付くんなしに、イタンジのビジネス的成功を語ることはできません。
次回は
なぜ申込受付くんがリアルタイムな物件データベースを集めてこられるのか?
そもそもどんなサービス?
なぜ市場に受け入れられたのか?
を解説しようと思います。
お楽しみに!
カジュアルに話してみませんか?
長々と記事を読んでいただきありがとうございました。
少しでもイタンジが描く世界観にワクワクしていただければ幸いです。
もう少し話を聞いてみたいという方は、ぜひカジュアルにお話しましょう!今は転職を考えていなくても、ただの情報交換でも構いません。私もあなたのワクワクを聞かせてください!
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