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サウナでととのわなかった日

昨日は体調が悪くて、それを解消すべくサウナへ向かった。体調が悪い時は本当に何も出来ないので、母親を引連れて行ってきた。行ってもらった。

そこのサウナはスーパー銭湯で、圧倒的に良い訳でも悪いところも無いのだけれど、ホームサウナというか、落ち着く場所であった。にわかを含むサウナーは、『ヌシ子』という存在を知っているだろうか。漫画『サ道』にも出てくるんだけど、女湯に特に多く出没する"おせっかいおばさん"で
ある。


ひどい言い方だけど、私だってひどい目にあってきたんだから言わせてもらう。何がお節介かって、ただ銭湯の風呂に浸かってるだけで、『体は洗ったの?頭は?ここは公衆浴場だからね』と、洗ったばかりの私に言ってくるし、ボディソープとかが無い浴場なのでシャンプーとかはコンパクトタイプを持ってきたから小さくて認識できないのか、『私の石鹸貸してあげる!今すぐ洗って!』と言って聞かない。サウナにも独自のルールがあるもんで、意図せず破ると怒号の嵐だ。
銭湯サウナは大好きだけどヌシ子は大嫌いなので、必ず『サウナイキタイ』のレビューでヌシ子が居ないか確認する。居たらどういう対処法を取ればいいか確認する。

だけど体調が悪い時はそれすら面倒になるから、スーパー銭湯にサクッと行くことにしてる。なぜならスーパー銭湯にはヌシ子は居ないから。それはスーパー銭湯の場合、金額が高く毎日使いできないことが原因ではないかと私は思っている。『ヌシ子が居ない』の前提条件は、女湯には意外とハードルが高いのだ。

そんな訳でヌシ子を無事くぐりぬけてスーパー銭湯に入った私たちは、安心感に満ちていた。下茹での内湯を行うもすぐのぼせるが、だんだん溶けていたまぶたが開いてくる感覚がする。大した時間も入っていないが2つ内湯をはしごした後で、いよいよサウナタイムだ。体をタオルで入念にふき、万全の状態で入る。

入った後は頭がいつも以上にくらくらしそうだった。くらくらしそう…クラクラシソウ…
でもせっかく入れたし、少しだけ我慢してみようと思い、もうこりゃ無理だのタイミングで出た。私はサウナ時計を見忘れていたので、母に「10分くらいは入ってたよね?」と聞くと「3~長くて6分くらい」という。なんだか私は体がどうなったのかよくわからなくて、水風呂に入った。

水風呂はいつもならザブンと浸かって「助かったー」と雄たけびをあげる場所なのに、その日の水風呂は冷たかった。足も手もだんだん凍ってくる感じがして、それは芯から体が温まっていないことを指した。なんだか水風呂までクラクラシソウなので早めにおいとまし、外気浴へ。

あー。ああ。全然ととのわない。
そりゃそうだ、芯から温まってもおらず、ろくに水風呂も浸かっていない。
でも、いつか『ととのえるはず』。
そう思ってこれを4回繰り返したけど、ほとんど、というか全くととのえなかった。

体と心が十分じゃない日は、ととのいを求めなくったっていい。
サウナの神様に、そうなだめられた気がした。

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