アチラ河 オチル

1976年生まれ、東京住まいの独身サラリーマン(元JW2世)。 20歳から 孤独を酒に…

アチラ河 オチル

1976年生まれ、東京住まいの独身サラリーマン(元JW2世)。 20歳から 孤独を酒に溶かして飲み下す日々を過ごしていたところ、アルコール依存症に。 「このままじゃ、ダメだ!」と一念発起し2020年から断酒して現在に至ります。 哲学っぽい話やエッセイ系コミックが好きです。

記事一覧

酒を辞めるために無駄だった努力(3):お酒を[ちょっとだけ]辞めてみる

■「お酒とちょっと距離を取れば やめられるのではないか」説 小説家のマーク・トウェインは禁煙について「禁煙なんて簡単なものさ、私なんかもう百回以上やったよ」と語…

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酒を辞めるための無駄だった努力(2):ショットグラスで上品に飲めば酒量をコントロールできるのでは

二日酔いから目覚めたとき、昨夜アルコールを制御できなかったことを最初に後悔する。諸悪の根源は飲み過ぎたことである。では、その酒量を少しずつにすればいいのではない…

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私が、断酒を決意した理由

飲酒をやめようと10年以上試みても成功しなかった経験から、断酒はただ方法を教わるだけではなく、秘訣があるとなんとなく分かってきた。 少なくても断酒を実現するために…

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頭の中が うるさいので、酒で消毒するという癖

普段、人と話す事がない生活なので 気がつくと頭の中でもう一人の自分と会話している。仕事のプレッシャー、未来への不安、過去のやらかし... これらが、海の波のように心…

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日記:2024/01/07 アキバに買い物に行く

仕事ではPCを活用し、家でも娯楽の一環としてPCを使う。原稿に行き詰まると、ノートPCを外に持ち出すこともある。 マウスに付いている「DPI切り替えボタン」。 押しても何…

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三年目にして ようやく芽が出る

断酒して3年が経過した。 どうせnoteで断酒を記事にするなら 断酒した直後から記事にした方が良いとも思えるが、当時はそれどころではなかった。 今回は、なぜ 酒を辞めて…

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酒を辞めるための無駄だった努力(1):高い酒なら減酒できるのでは?

お酒を辞めて もう3年が経過するが、実のところ お酒は25年以上ずっと、ほぼ毎日飲み続けてきた。 呑まなかったのは 酷い二日酔いのときと健康診断の前日、あと夜勤中ぐ…

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大晦日 予定ないなら 仕事かよ

■リーダー、大晦日に仕事するってよ 今日は大晦日なのに 仕事だった。リモートワークなのが まだ救いでもある。 大晦日の仕事は チーム内で部下が誰もやらないので 私が…

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お酒を辞めるきっかけ

お酒を20歳になったときから 45歳までずっと飲んできたけど(紆余曲折あったがものの)ようやく辞めることができた。 年末ではあるが、お酒を辞めるきっかけを ふと思い出し…

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太鼓持ち:我ヲ、召喚シタノハ、オ前カ?

■小学生、太鼓持ちに憧れる 私が「太鼓持ち(たいこもち)」という言葉を知ったのは小学生の頃。 私は、桂米朝の落語カセットテープを図書館で借りてきては聞いていたのだが…

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原始人、同窓会で己(おのれ)の異常さを知る

コロナ禍が2020年に始まり、三密が忌避されるようになり3年が経過。 コロナも第5類に格下げとなり、マスクをしない人も多くなってきた2023年12月。 久々に中学の旧友数名…

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原始人だって 巨大ロボを操縦したい

どうせなら、私がアルコール依存になった仕組みをすこづつ書いていこうと思う。 ■酩酊チキンレース私は 飲酒し始めると、「ほろ酔い」で止めることができない。 もっと、…

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断酒と飲み会の誘いについて

2020年から断酒を始めて早3年が経過しました。 クリスマスイブの日曜日という 賑やかな日に、断酒生活と飲み会との関わりについて綴ることにします。 断酒を始めた時、飲…

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日記:2023/12/23 職場の飲み会、寂しい帰り道

私はお酒を辞めて3年が経過した。 先日、職場の送別会があり 欠席するわけにもいかず参加した。 神田駅周辺の居酒屋で行われた。昔のような飲み会の雰囲気はない。 比較的…

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日記:2023/12/19 資格取得と320円(税込み)の後悔

今朝は6時30分起床。 昨晩早めに寝ようと思い22時に就寝。寝付いたのは23時頃だったであろうか。 ■仕事について 先日 上司に呼び出されて会議。部門目標の発表が…

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オレ、原始人。酒、ノム。昼間デモ、ノム。

休日、街に出ると、お酒の缶を片手に 飲みながら歩いている方を時々お見かけする。 元・大酒飲みとしては その人が何を飲んでいるのか ついチラ見てしまう。 まず、大体の…

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酒を辞めるために無駄だった努力(3):お酒を[ちょっとだけ]辞めてみる

■「お酒とちょっと距離を取れば やめられるのではないか」説 小説家のマーク・トウェインは禁煙について「禁煙なんて簡単なものさ、私なんかもう百回以上やったよ」と語った。 私は禁「煙」については、禁煙外来を使ってすんなり辞めることができたのだが、禁「酒」についてはマーク・トウェインよろしく、人生の中で何回もチャレンジする羽目になった。 禁煙も禁酒もダイエットも 始めるのは簡単なのだが「続ける」のが難しいもの。なにかしらコツは存在するのだろうか。 ■21日間の禁酒チャレンジ

酒を辞めるための無駄だった努力(2):ショットグラスで上品に飲めば酒量をコントロールできるのでは

二日酔いから目覚めたとき、昨夜アルコールを制御できなかったことを最初に後悔する。諸悪の根源は飲み過ぎたことである。では、その酒量を少しずつにすればいいのではないか? 今回はそんなお話。 ■寝酒の作法 わたしは寝酒としてアルコールを常用するようになり、そのために酒を飲み始めた。アルコールに対して味は求めていない。 酒に求めているのは2つ。値段(安いこと)とその効果だ。 安い酒は焼酎(甲類焼酎)でも、ウイスキーでも美味さなど求めてはいけないもので、薬のような味でも文句を言っ

私が、断酒を決意した理由

飲酒をやめようと10年以上試みても成功しなかった経験から、断酒はただ方法を教わるだけではなく、秘訣があるとなんとなく分かってきた。 少なくても断酒を実現するためには、本人の強い決意(考え方を変えること)が必要だと思っている。断酒の方法を学ぶのはその後のことだ。 私の場合、断酒ができたのはいくつかの要素が整ったからであった。 今後、詳しく記載するがとりあえず 今回は断酒を決意した理由だけでも簡単に書いておこうと思う。 ■私の異常な飲酒習慣に気づいた瞬間一人暮らしでほとんど

頭の中が うるさいので、酒で消毒するという癖

普段、人と話す事がない生活なので 気がつくと頭の中でもう一人の自分と会話している。仕事のプレッシャー、未来への不安、過去のやらかし... これらが、海の波のように心の中を何度も行き来する。 こういう 心のさざなみを 酒で必死に静めようとしてきたが、賢明なやりかたではなかったなと悟るまでに だいぶ時間がかかった….。 ■反芻思考で独りでも騒がしい生活 「私は四六時中 いつも自分と対話している…」ということを意識し始めたのは 中年になってだいぶ経った頃だ。 30代前になって、

日記:2024/01/07 アキバに買い物に行く

仕事ではPCを活用し、家でも娯楽の一環としてPCを使う。原稿に行き詰まると、ノートPCを外に持ち出すこともある。 マウスに付いている「DPI切り替えボタン」。 押しても何が変わったのか、どうもピンとこない。 古(いにしえ)の言い伝えでは 未知の力を持つ伝説のボタンと言われ、今現在に至るまでその秘密は謎のままとされていた…。 …とここまで原稿を書いた時点で、何かおかしいと感じた。 私は今、外出先で外出用のマウスを使って原稿を書いている。 このマウス、ずっと昔に買ったマウス

三年目にして ようやく芽が出る

断酒して3年が経過した。 どうせnoteで断酒を記事にするなら 断酒した直後から記事にした方が良いとも思えるが、当時はそれどころではなかった。 今回は、なぜ 酒を辞めて3年目になってようやく noteに原稿を書くようになったのか(書けるようになったのか)?ということについて 考えてみる。 3年目にしてようやく芽を出しはじめた記事、だ。 ■いろいろ秘訣はあるけれど 断酒に成功する秘訣は、酒を完全に忘れ去ることだと私は考えている。 そのため、断酒を始めた当初は、毎日自分が酒を

酒を辞めるための無駄だった努力(1):高い酒なら減酒できるのでは?

お酒を辞めて もう3年が経過するが、実のところ お酒は25年以上ずっと、ほぼ毎日飲み続けてきた。 呑まなかったのは 酷い二日酔いのときと健康診断の前日、あと夜勤中ぐらいだ(なお、そのうち健康診断も二日酔いで行くのが恒例になった)。 今までの生き方を振り返って、タバコは比較的かんたんに辞めれたものの、酒からは長年 自由になることができなかった、と感じる。 ハードボイルド小説っぽく書くなら… 「酒も悪女も、その魅力は抗いがたいけれど、扱いは難しい。」どちらにも賢く対処しなけれ

大晦日 予定ないなら 仕事かよ

■リーダー、大晦日に仕事するってよ 今日は大晦日なのに 仕事だった。リモートワークなのが まだ救いでもある。 大晦日の仕事は チーム内で部下が誰もやらないので 私がやることにした。 別に予定ないからいいんだけど。 こういう時、リーダー職はつらい。 リーダー手当などいらないから リーダー職を降ろして欲しい…と、ここ数ヶ月 ずっと考えている。 今日の仕事は 昼から「積み木で作られた城の一部を入れ替える」仕事なので、さほど大きなリスクはない。 積み木のパーツも チェック済な

お酒を辞めるきっかけ

お酒を20歳になったときから 45歳までずっと飲んできたけど(紆余曲折あったがものの)ようやく辞めることができた。 年末ではあるが、お酒を辞めるきっかけを ふと思い出したので書いておく。 実のところ、きっかけはいくつかあるが、一番初めのきっかけはこれだと思う。 ■失った時間を計算したら怖くなった 毎日 仕事が終わって、急いでスーパーのお惣菜をレンジに放り込んで、酒をコップに注ぐ。 「チン!」という音ともに レンジからホカホカのイカフライを取り出し、ソースをドバドバかける。

太鼓持ち:我ヲ、召喚シタノハ、オ前カ?

■小学生、太鼓持ちに憧れる 私が「太鼓持ち(たいこもち)」という言葉を知ったのは小学生の頃。 私は、桂米朝の落語カセットテープを図書館で借りてきては聞いていたのだが、その中に「太鼓持ち」と呼ばれる職業(?)の人が出てくる。 私は詳しいことは知らないが落語の世界では 話をユーモラスに描くためのキャラクターとして登場する。 主人公である金持ちの若旦那のご機嫌を取って、花街(芸者屋、遊女屋が集まっている地域)の水先案内人であり、酒宴を盛り上げるオーガナイザーみたいなものかな??

原始人、同窓会で己(おのれ)の異常さを知る

コロナ禍が2020年に始まり、三密が忌避されるようになり3年が経過。 コロナも第5類に格下げとなり、マスクをしない人も多くなってきた2023年12月。 久々に中学の旧友数名と 同窓会的に会う。 実は断酒をしてから 中学時代の旧友と会うのは初めてであった。 以前の私は「人と会う時には、酒がないとテンションが上がらなくってね」を口癖にしていた。 しかし、結局のところ 「人と会う事を理由に 集まって酒が飲みたい」だけだったのかもしれない。 一人で飲む酒より、集まって飲む酒のほう

原始人だって 巨大ロボを操縦したい

どうせなら、私がアルコール依存になった仕組みをすこづつ書いていこうと思う。 ■酩酊チキンレース私は 飲酒し始めると、「ほろ酔い」で止めることができない。 もっと、次の扉を開けば もっと明るい何かが待っている、という漠然 かついい加減な期待感に取り憑かれて、とにかく酒を煽る。 酒を煽るたびに 次の扉が開く気がする。 こういう飲み方が、板につき始めたのは 30代ぐらいからだったかもしれない。 スーパーに行っても、アルコール度数が強いものを買う(ただし、飲みやすいものがベスト)

断酒と飲み会の誘いについて

2020年から断酒を始めて早3年が経過しました。 クリスマスイブの日曜日という 賑やかな日に、断酒生活と飲み会との関わりについて綴ることにします。 断酒を始めた時、飲み会への誘いは「色々とあって、今は断酒していまして…サーセン…」と断っていました。 その後、新型コロナウイルスの流行が本格化し、飲み会は避けるべき三密の一つとされました。 私は元々あまり人とコミュニケーションを取らないタイプで、仕事を除いてはほとんど人と話すことがない、いわば仙人(?)のような生活を送っています

日記:2023/12/23 職場の飲み会、寂しい帰り道

私はお酒を辞めて3年が経過した。 先日、職場の送別会があり 欠席するわけにもいかず参加した。 神田駅周辺の居酒屋で行われた。昔のような飲み会の雰囲気はない。 比較的みんな 大人しく飲んでいる。それとも、私が経験してきた昭和の飲み会のイメージが古いのか。 はたまた、店の雰囲気が比較的良いので、どんちゃん騒ぎをするようなお店ではなかったからか。 たぶん、今回は 後者であろう。今回のお店は 飲み放題付きで なんと4800円。単なる飲み会で使うには少し高い店で行われたのだ(会社の

日記:2023/12/19 資格取得と320円(税込み)の後悔

今朝は6時30分起床。 昨晩早めに寝ようと思い22時に就寝。寝付いたのは23時頃だったであろうか。 ■仕事について 先日 上司に呼び出されて会議。部門目標の発表があったが唖然とした。 来年の目標は どうやら 全員 ワンランク上の資格を取得することが目標になるようだ。なんじゃそりゃ。 私は 例え話で言うと 積み木を作ってお城を作るような仕事をしている。 木を削って積み木を作る。分担して積み木を作ってそれを 各部門が持ち寄って城を作り上げるようなイメージだ。 現在、5個の

オレ、原始人。酒、ノム。昼間デモ、ノム。

休日、街に出ると、お酒の缶を片手に 飲みながら歩いている方を時々お見かけする。 元・大酒飲みとしては その人が何を飲んでいるのか ついチラ見てしまう。 まず、大体の方が500mlのロング缶を持っている事が多い。 ちなみに、飲む福祉と言われる ストロング ゼロ系を持ってる方に お会いすると ワクワクするのだが ストゼロを 外で一人で飲んでいる方は殆どいない。 やはり 清く正しきストゼロ民は家の中で カーテンを締め切った部屋で 罪悪感をつまみに飲むのが正しいお作法なのだろう。