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「ヘルプマーク広め隊」発足経緯



こんにちは。「ヘルプマーク広め隊」の中の人、れんなです。

サムネに描かれたマーク、「ヘルプマーク」の認知を広めるため、私は「ヘルプマーク広め隊」というTwitterアカウントを作りました。

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さらに今回、少しずつでも活動の幅を広めていくため「ヘルプマーク広め隊」専用のnoteアカウントも作りました。


今回書いたのは個人アカウントで書いた同名の記事と、ほとんど同じ内容です。

しかし専用アカウントの作成を機に改めて、「ヘルプマーク広め隊」を作ったいきそつ、そしてヘルプマークを付けている方を見かけたときに必要な対応を紹介させていただきます。

ヘルプマークとは?

ヘルプマークは東京都が作成した、外から見えない症状、障害で苦しむ人が、周囲の援助を得やすくするためのマークです。


「外から見えない症状・障害」について、ヘッダー画像をお借りした東京都福祉保健局のホームページには、以下の例が上がっています。

・義足や人工関節を使用している方
・内部障害や難病の方
・妊娠初期の方

その他にも、様々な病気・障害で苦しんでおられる方が利用しています。

(うつ病当事者の方のnote)


とりわけ、症状によって外で倒れてしまったり、動けなくなってしまう方にとっては、ヘルプマークは命綱のようなものです。



また、普段の生活で困るほどでなくても、何かあった時のために付けている方もいらっしゃるそうです。


災害時に発達の遅れがあるお子さんへのサポートを訴えかけるものも。

ヘルプマーク自閉

発達ナビでは、災害時に避難所で過ごす、発達が気になるお子さんの保護者さまや周囲の方々へ向け、避難所などでサポートが必要なお子さまの存在を知らせる「ヘルプマーク」を作成し、以下のリンクに設置しました(東京都申請済)。避難所での掲示などにぜひ、プリントしてご活用ください。
ヘルプマークとは?対象者や配布場所、受けられる配慮は?合わせて使いたいヘルプカードについても紹介!


はびこる誤解と冷たい目線

しかし、ヘルプマークへの認知が不十分なことによって、嫌な目に遭われた方も少なくありません。

中には、ヘルプマークを付けていることによって不快な行動を受けた方もいらっしゃいます。


ここ数か月で減ってはきているものの、ヘルプマークが導入されていない自治体もあります。

ヘルプマーク普及状況

助け合いのしるし ヘルプマーク | 全国の普及状況


そのため、ヘルプマークの意味どころか存在自体知らない方もおられるのかもしれません。


しかしそれでも、上で挙げたようなことはあってはなりません。


付けている方を見かけたら

東京都福祉保健局のホームページには、ヘルプマークを付けた方への対応例として、以下の例が挙げられています。

電車・バスの中で、席をお譲りください。
外見では健康に見えても、疲れやすかったり、つり革につかまり続けるなどの同じ姿勢を保つことが困難な方がいます。 また、外見からは分からないため、優先席に座っていると不審な目で見られ、ストレスを受けることがあります。
駅や商業施設等で、声をかけるなどの配慮をお願いします。
交通機関の事故等、突発的な出来事に対して臨機応変に対応することが困難な方や、立ち上がる、歩く、階段の昇降などの動作が困難な方がいます。
災害時は、安全に避難するための支援をお願いします。
視覚障害者や聴覚障害者等の状況把握が難しい方、肢体不自由者等の自力での迅速な避難が困難な方がいます。

ただ、「ヘルプマークとは?」で紹介したように、ヘルプマークを付けた方の実情は様々なため、必要な支援もまちまちです。


そのため、「何かお助けしてほしいことはありますか?」と尋ねたり、上手く対応できる自信がない場合は、見守ったりすることも支援の一つだと私は思います。


私の願い

東京都福祉保健局が挙げていた「声をかけるなどの配慮をお願いします」に関して、ほっしーさんが以下のように指摘されていました。

「声をかけてあげてください」って書いてあるんですけど
精神疾患の方にはプレッシャーになることも


先ほども言ったように、ヘルプマークを付けておられる方の事情はとても多種多様です。


そのため、たった今すれ違っただけで何も知らない、ヘルプマークを付けておられる方に的確なサポートを、というのは素人には困難かもしれません。


しかし、引用させていただいたツイートにあったような

「キチガイ/頭おかしいやつのマーク」

「障害者に見えない」

などの心無い発言や、殴る・睨みつけるなどの酷い行動を控えることなら誰にでもできるはずです。

まずは、ヘルプマークを付けている方が、付けていることによって理不尽な目に遭わないこと。

そして、ヘルプマークを付けた方に手を差し伸べようと思う方が一人でも増えること。


それが、ヘルプマークについてよく知らないながらも、この文章を書いている私の願いです。







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