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R.H.C.P in TOKYO DOME


東京ドーム


2024年5月20日。

ついこないだのことだ。

記憶が鮮明な内に書き記そう。

何をって?

行ってきたんですよ。

東京ドーム。

読売ジャイアンツの試合?


王貞治氏と長嶋茂雄氏

いやいや

月曜日なんでプロ野球の試合はないっす。(移動日)

大物バンドが来日公演行ってたんですよ。

R.H.C.P

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ

略してレッチリ。

えぇ、こないだ少しだけ記事みたいなものを書いていました。

この機会を逃してしまうと、今度はいつ観れるか分からない。

メンバーも60代を迎えてるし、色々な事情もあるだろうから…。

行くっきゃないでしょ!

ってなわけで行って参りました。

一路東京へ…。

やって来ました、水道橋駅。

駅を降りたらすぐそこには東京ドームが。

東京ドーム 外観

テレビではよく見る建物。

東京ドーム。

知ってはいたが…

デカい。

そして複合商業施設としての存在感が凄いのなんの。

ホテルもあり、ウィンズもあり、飲食店施設も充実し、リラクゼーション施設(ラクーア・スパ)で一休み、家族で遊園地も楽しめますよっといった感じだ。

1日そこにいても充分に過ごせる。

今更ながらに東京ドームのエンタテイメント性に感嘆してしまった。

昼過ぎに着いたので少しのんびりしようかと思い、ラクーア・スパへと向かう。

途中レッチリの物販コーナーがあり、何が売っているのだろうと思い見てみると、既に商品を買い求める人達の長蛇の列が。

スゲェなー。

改めてレッチリの人気の高さをうかがい知れる出来事だった。

ラクーアでのんびりした後に、いよいよライブ会場へ!

ライブ前にて


日が暮れかかる遊園地の画になることよ


途中に施設内を歩いていると、遊園地のジェット・コースターに乗った人々の叫び声と共にジェット・コースターがレールの上をかっ飛ばしていた。

この日常と非日常が混然としている素晴らしきエンターテイメントな世界。

見ているだけでもお腹いっぱいだ。

いよいよ東京ドームの入り口へ。

スゲェ人でごった返している。


人々の熱気とレッチリボード


こりゃあ中に入るのにちょいと時間が必要そうだな。

とりあえず並ぼう。

指定された各ゲートに並びその出番を静々と待つ。

ゲートに並ぶ人々

順番を待つ中、正面に見える電光掲示板にはレッチリのメンバーの姿が。

早くライブが見たい。

それにしてもライブを見に来た人々を見渡してみると様々な年齢層の方がいらっしゃる。

主に自分と同じくらい(3・40代)の人が多いかなとは思ったが、それより上の世代の人や下の世代の人達もいてこれは素敵な光景だなと思った。

レッチリの作品は幅広い世代に聴かれている。

やっぱり凄いんですよ。

この凄い人数を整理してスムーズに入場を促すために、係員の人々の「お並び下さい~!」の必死の声が響く。

本当にご苦労様です。

絶対大変ですよね。

そのかいあって混乱なく入場が出来ている訳ですから。

そうこうしている間に入り口付近まで近付き、手荷物検査、そしてチケット確認を行い、ついにドーム内に!

スタンドに入るまでに簡単に売店などを見ていると、巨人軍の各選手の名前を冠した食べ物リストがあった。

何々…

阿部監督の特製丼。

スゲエ。

観戦に行かれる方、いかがでございましょ?

値段はそこそこしてました。

そして日夜試合が繰り広げられ、野球ファンには聖地とも言えるスタンドに足を踏み入れる時がきた!


スタンド内 多くの人々!!

うわ~。

ドームだ!

そしてよく見る屋根。

ライブステージはセンター奥側に設置してあり、スタンドとフィールドにびっしりと席が設置してあった。

自分は幸運にもフィールド側SS席が取れて、程よい距離でレッチリのライブが見れる機会に恵まれた。


スタンド側です

スタンドからフィールドに足を踏み入れていき、知人達とそれぞれ自らの席に向かっていく。

ちなみに知人達は5月18日の公演も参加しており、その日はスタンドからライブを見ていたそうだ。

席に到着。

着座をして、少し談笑。

開演の19時までには少しの時間。

18日の時は少し後から始まったと聞いた。

予定の19時。

レッチリ・ライブ


さてセットリストはどうなるんだろと言っていた矢先に照明は真っ暗になり、割れんばかりの歓声が!

ほぼ定刻通りのスタート!!


客電のその一瞬の興奮する事よ!

メンバーが入場してくる!!

ドラムのチャド・スミス!!
虎の刺繡を施した白のつなぎを着ている!
チャドにドラムセット+スティックでまさしく「虎につばさ!!」
そんなことを考えていたww

ギターのジョン・フルシアンテ!!
初めて生で目の当たりにした!
カッコイイ!
ジョンのギター・プレイが聴ける!

ベースのフリー!!
相変わらずの上半身裸!
とても60過ぎた人の肉体には見えない!
元気いっぱい!
その証拠に逆立ちして自分の所定の位置に進んでいるww
スゲエよフリー!!

入場の時点で既にボルテージマックス。

血管が切れるんじゃないかと思いながらも、その興奮の度合いは高まるばかり。

ライブはジョンとフリーのジャムからスタート。

チャドのドラムも絡まってくる。

いよいよか。

セッションが熱を帯びてくると同時に、会場もオープニングナンバーへの期待が高まってくる。

いよいよか!

セッションの終盤を迎え、寝転びながらベースを弾くフリー。

音圧の効いた鞭のしなるような強度を感じるベース音。

そしていよいよヴォーカルのアンソニ・キーディスが入場!

待ってました!!

相変わらず若々しい!
今海外でよく見るスーパー・マリオのような髭を生やしている!
それは前からだけど。
あのカッコイイマイクの持ち方で歌う!

さあ、一発目のナンバーは……

18日の土曜日の時はお馴染みの「キャント・ストップ」から始まったそうだが、この日は1999年の名盤「カリフォルニケイション」のオープニング・ナンバー、「アラウンド・ザ・ワールド」ではないか!!

それと分かるフリーのベースのリフからジョンのけたたましい音を鳴らすギターが加わる。

いや~、これが聴きたかったんだよな~。

そしてアンソニーのラップ。

調子良さそうな感じ。

やっぱりマイクを両手で握り込んで口を近づけて、情感たっぷりに歌い上げるアンソニーの歌い方ってカッコイイんだよな~。

場内も割れんばかりの歓声。

一つ一つの曲が終るたびに拍手と歓声が共鳴する。

いきなり前回とは違うセットリストできた。

この日は大きく変えてくるのかな?

18日には名曲「アンダー・ザ・ブリッジ」を披露してなかったそうだし。

色々な期待が膨らむ中、2曲目は18日にもプレイし、日本では映画「デス・ノート」の主題歌にもなった「ダニー・カリフォルニア」!!

やばい、日本でもなじみ深い曲だけに場内はいきなりのクライマックスを迎えた雰囲気だ。

チャドのドラムスから始まり、ジョンのギターが冴えわたる!

サビでは当然のことながら自分も歌わせていただく。

っと隣の知人も歌っていたけど、隣の見ず知らずの人も口ずさんでいる。

そりゃそうだわなww

見れば皆さん、自分の位置で人に迷惑がかからない様に思い思いに体を揺らし、楽しんでいらっしゃる。

レッチリのたたみかけるような冒頭の2曲で既に会場の熱気は燃え上がるようにして沸点を迎えていた。

すげえよ!

さらに3曲目は切ないギター・リフが印象的な「バイ・ザ・ウェイ」収録のナンバー「ザ・ゼファー・ソング」。

大好きなナンバーだ。

学生時代に歌詞を覚えたくてよく聴いて、アンソニーの歌マネをしていたのを思い出す。

サビの部分の切なさは今日は秀逸な気がする。

アンソニーの声の調子もピッタリなのかな?

この余韻はライブ終盤のような雰囲気。

いやいや、まだ3曲目。

やばいっしょ。

ちなみに友人に聞くと「ザ・ゼファー・ソング」も前回のセットリストに入っていなかった曲。

レッチリのサービス精神に感謝です。

ちなみに結果的に言うと18日と20日では10曲(!)変えたそうで、両日聴きに来た聴衆も大満足の内容だったのではなかろうか。

両日聴きに行っていた友人はその興奮を隠せていなかったのが印象的だった。

この日のレッチリは新旧折り合わせて馴染み深い曲や、最新のナンバーまで披露した。

メンバーの演奏に合わせ、体をその音になぞらえて揺らすアンソニーの軽やかな動きや、ベースを弾きながら小刻みに頭を揺らし、前進しながら演奏するフリーの特徴的な動き。

そういえば、フリーは「東京ドーム」の歌を歌っていたっけ。

自作なんでしょうね。

何か嬉しかったっす。

ジョンの小刻みに、そして豪快でいて繊細なタッチのギター・プレイがステージ・ビジョンでアップで映る。

全ての指に全神経がいきわたり、丹念に一音一音を紡いでゆく。

現代の三大ギタリスト。

選び抜かれた音達は雄弁に語り続ける。

時に鳴き、時に吠え、時に調和を生み出し、時に声を欲す。

ジョシュ・クリングホッファーも素晴らしいギタリストだった。

うん。

でもジョン・フルシアンテのこの姿が見たかった。

目を瞑り、その音に酔いしれながらギター・プレイを見せるジョン。

決してバンド・サウンドからは逸脱せず、かと言って影には隠れず。

それもやはりこの四人(サポート・メンバーを含めると五人)が織り成すケミストリーが生む産物の一つなのかもしれない。

それを屋台骨の役割として豪快なドラミングでレッチリ・サウンドを支えるチャド・スミス。

各メンバーを見ながら時ににこやかになり楽しそうなチャド。

きっとチャドにとっての「つばさ」はメンバー達との演奏がそれにあたるのか(しつこい?)

アンソニーも徐々に体が温まっていく。

ジョンの少しアンデスの地を思い起こすような素敵なアルペジオ・リフから始まる「スノー」も今日は演奏された。

あのアルペジオは心にグッと沁みるんですよね。

今回のワールド・ツアーは2022年~2024年にかけて行われているそうで、締めくくりはこの7月だそうだ。

そんな中で日本に2023年、2024年と来てくれるなんてありがたや。

何だかツアーに向けたメンバー達の意気込みみたいなものを感じる。

ジョンが復帰して2022年には2枚のアルバムを発売してのツアーですもんね。

ライブは「カリフォルニケイション」からのナンバー、「アイ・ライク・ダート」やその流れで「パラレル・ユニヴァース」を続けて披露するなど、あの時代をリアルで聴いていた人達には興奮を隠せない展開も。

いよいよと終盤に近付き、アンソニーも上半身裸になり、「ライブ・イン・ハイドパーク」のジャケで印象的な背中の鳥をもよおした(?)タトゥーも姿を見せる。

そこからの流れは圧巻の一言。

「サック・マイ・キッス」
「カリフォルニケイション」
「ブラック・サマー」
「バイ・ザ・ウェイ」

新旧を織り交ぜた代表的ナンバーを連打。

激しく、そして優しくレッチリ・ワールドは極地を迎えていき、本編ラストの「バイ・ザ・ウェイ」で沸点を迎える。

みんなノリノリ!!

楽しそう。

勿論シンガ・ロング。

誠意をもってレッチリの演奏に応える。

笑顔で、手を掲げ、喉が枯れるまでに合わせる。

素晴らしい光景だ。

そして本編は終了。

割れんばかりの拍手。

この一体感は、やはりレッチリでしか生まれないモノなのかも。

さあ、皆さんアンコールを期待している。

場内で待ち望む観客の人達をカメラがとらえる。

その都度歓声が巻き起こる。

特にお子さんを映しだした時の歓声は凄いww

何かピースフルですもんね。

そしてついにメンバーがステージに帰ってくる!!

そこで流れたナンバーが

「アンダー・ザ・ブリッジ」

やばい、感動する。

それに合わせて会場は示し合したかのようにスマホのライトを掲げて、ペンライトの変わりにして歌と会場の雰囲気を作り上げる。

厳かな雰囲気。

客電を落とした会場がこんなにも明るくなるなんて…。

その日一番のクライマックス。

「アンダ・ザ・ブリッジ・ダウンタウン~!!」

全てがこの瞬間のためにあった。

レッチリ・マジック。

スマホのライトに包まれたその空間は何よりも雄弁に主張する。

そうなんだよね~。

レッチリは全ての人に優しい気がするんですよね。

だからこそ多くの人に愛されるバンドなんだ。

何か確信めいたものを得た瞬間でもあった。

大トリは「ギブ・イット・アゥエイ」でぶち上げて、らしさ全開で大団円。

メンバーがそれなりに年齢を重ねたその加減と、鍛え抜かれた年齢を感じさせないレッチリ・サウンドが同居した横綱相撲。

本当に見事としか言いようのない世界だった。

ああ、ライブが終ってしまった。

明るくなった東京ドーム内を見渡し、現実の世界に戻る。

だが、何も後悔はない。

素晴らしい。

自分にはそんな言葉しか見当たらない。

この余韻を忘れない内に、今日は友人たちとライブの話を肴に酒を呑もう。

帰りながらそんな事を考えていた。

ライブ終了


ドーム内からの退場も係員さん達の懸命な先導でスムーズに行われた。

本当にご苦労様です。

ある意味このライブはあなた方のおかげでもありますっと思ったり。

大げさですかね💦


退場の際の東京ドームの様子

そして外に出る瞬間に扉を開けようとすると、係員さんが「強い風が吹くので気を付けて下さい!」っと声を出されていた。

扉を開ける。

その瞬間、強い風が体に吹きつく。

忘れられない。

ライブで熱くなった意識を覚ましてくれるかのように吹いた、爽やかでいて勢いの強い風。

それはこのイベントの終了の合図とともに、一つの心地良さを与えてくれた。

偶然とはいえ、粋な演出だ。

外に出る。

ありがとう東京ドーム

多くの人々で賑わう。

今日のライブの余韻を皆が口にする。


レッチリありがとう!!

この余韻はしばらく忘れそうにない。

むしろ忘れたくない。

最高だった。

さあ、忘れない内に帰路に向かい、その先で酒でも酌み交わしましょうや。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ

ありがとうございます!

最後に


ごくわずかにライブで演奏されていた曲のPVを。

その熱気がつたわるかもしれません。

宜しければご視聴を。

記事を最後まで読んで頂き誠にありがとうございます!


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