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長澤靖浩
2018年7月22日 14:04
私は五十三歳にして心臓発作の低酸素状態の後遺症のため、身体障碍となった。若い頃からバックパッカーだった私はそれでも旅をあきらめられなかった。電動車椅子を手に入れた私はいくつかの国内旅行の後、外国へのひとり旅に挑むことにした。その時、最初に選んだのが韓国の釜山である。韓国語の初歩を勉強していた私は、SNSの韓国フアンのページでのやりとりから、釜山の地下鉄がすべてバリアフリーであることを教えられたの
2018年7月23日 16:33
男たちの中に眠る女たちへ 長澤靖浩文藝春秋社クレア創刊エッセイコンクール入選(賞金100万円) 1989年選評より柴門ふみ(漫画家) 私はこれが全部の中で一番おもしろかったです。林真理子(作家) 男の人がこういうことを言うのって、本当に時代だなと思って、目からウロコが落ちたみたい。柴門ふみ 男の人がここまで弱さを書いちゃったというのは、逆に強いんじゃな
2018年7月24日 21:47
死を知ることで直線的時間の感覚が脱落し永遠の今ここを知った。父と子の光景 長澤靖浩(共著『生存権はどうなった』(詩文集)コールサック社 所収