阿部教育研究所(あべけん)

中学受験指導歴32年/中学受験・勉強のメンタルコーチ/境界知能のお子さま/親子向けのカウンセリング ひとりひとりと親身に向き合うことを大切にしています。 勉強への導き方、良好な親子関係の築き方を知りストレスフリーな子育てを 2020年9月「子どもを伸ばす母親力の磨き方」出版

阿部教育研究所(あべけん)

中学受験指導歴32年/中学受験・勉強のメンタルコーチ/境界知能のお子さま/親子向けのカウンセリング ひとりひとりと親身に向き合うことを大切にしています。 勉強への導き方、良好な親子関係の築き方を知りストレスフリーな子育てを 2020年9月「子どもを伸ばす母親力の磨き方」出版

    最近の記事

    親子関係を良くする秘訣は「伝え方」と「タイミング」

    「そんな言い方しなくても・・・」 自分が悪いのはわかっていても【言われ方】に不快な思いをした経験はありませんか? これは子どもも同じです。 毎日ガミガミ言う親も大変ですが、言われる子どもはそれ以上にうんざりしています。さらに思春期に近づけば、親のガミガミも通じなくなり、子どもはうっとうしい親から離れていくようになります。   あと少しで春休み。親子の関わりが多くなる時期です。 伝える側のちょっとした配慮で、親にとっても、子どもにとっても、気分よく過ごせるようになります。

      • 誰からも可愛がられる子に

        「みんなに可愛がられる子」 いつもニコニコしている子、人懐っこい子、相手を思いやれる優しい子・・・ こちらまでホッコリとした気分になりますよね。 これは生まれ持った性格で決まるのでしょうか 生まれもった性格もあるかもしれませんが、環境に因るところも大いにあると思います。 「うちの子は慎重派だから・・」 「おとなしくて目立たないから無理・・・」 というのではなく、 大切なのは、人の行動や物事をどのように捉えるか、そして感謝の気持ちを表せるかだと。 もう20年近く前の話にな

        • 【境界知能】子どもの導き方

          境界知能のお子さんは、できないことに気が付くと、焦ったり傷ついたりすることがあります。 周囲がそのことに気付かないと「ちゃんとやらないからじゃない?」「もっとやればできるよ」など安易に声をかけてしまいがちですが、そこが落とし穴。 子どもは、初めは頑張りますが自分なりに頑張ったけれども目に見える効果がないと不安になります。そこで「頑張りがまだ足りない」「できる人はもっとやってる」と言われることで落ち込み、自信をなくします。 思春期に近づくと、仮に周囲が励ましても、自分の能力

          • 怒らずに伝える方法

            今回は「子どもに改めて欲しいことをどのように伝えれば効果があるのか」 というお話です。 ポイントは「タイミング」例えば、食べっぱなし、やりっぱなし、脱ぎっぱなしで片付けない 校帽やランドセルを所定の位置に置かないなどなど・・・ 日常の家事だけでも大変なのに親の負担は増えるばかり。 同じことを何度も注意する。けれども、言っても聞かない・・・。 だからといって、毎回ガミガミ怒り続けても改善されにくいものです。 子どもの心中は 「わかったよー!」 でおしまい。改善しようとする

            子どもの状態は誰のせい?

            「子どもは親次第」とか「子は親の鏡」とか言われることがあります。 だから、子どもに何かあると責任を感じたり、 「育て方が悪かった??」と自分を責めたりしてしまうお母さんも多いと思います。 本当にそうなのでしょうか? 性格はいろいろなのです確かに子どもにとって親から受ける影響は大きいのですが、けっして親のせいだけではありません。 子どもにも生まれつき色々な性格がありますし、同じように育てても考え方や嗜好が180度違う場合もあります。 兄弟がいる家庭であれば思い当ると思いま

            子どもとの関係が良くなるちょっとした方法

            「今以上に子どもとの関係を良くしたい」と思っている方は多いと思います。 でも現実は「何をどうすればよいかわからない。関係を良くするのは大変!」と感じている方も少なくないのではないでしょうか 親子関係が良くなるといいことがたくさんあります。 例えば、 ・親子ともにストレスが減る ・兄弟げんかが減る ・素直に親の言うことを聞くようになる ・家庭の雰囲気が良くなる ・子どものメンタルが上向き、意欲的になったり、笑顔が増えたりする などなど。他にもまだまだありそうですね。 今回は

            【中学受験】中学受験の向き合い方

            長い夏休みが終わったと思ったらもう10月。ついこの間までは「暑い暑い!」と言っていたのに、早いですね。 中学受験を予定しているお子さんはさらに本格化してくるころではないでしょうか 中学受験は、子どもの可能性を伸ばしたり、私立独自の授業が受けれたりといったメリットがある一方で、「勉強が嫌いになる」「自信をなくしてしまう」「親子関係の悪化」などデメリットもあります。 様々な情報があふれている現在、子どもに必要な情報を見極めるのは大変なこと。初めての受験であればなおさらですね。

            効果が出る!しつけの方法

            よくある育児本には 「感謝の気持ちを持たせましょう」 「思いやりのある優しい子に育てましょう」 とあり、様々な教えやヒントが書かれています。だけどなかなか思い通りにならないのが現実ですよね。「感謝しようね」「優しい子になろうね」と言って実現するわけじゃないのが難しいところです。 では具体的にどうすれば良いのか ひとつの方法として、「自分自身を振り返ってみる」のはいかがでしょうか。 自分自身がどう受け止めて、どう行動しているかを考えてみる誰かに何かをしてもらった時、あなた

            Q:際限なく見てしまうYouTube問題。どう向き合えばよいでしょうか

            先日のQ&A『ゲームに夢中な我が子。どうしたらよい?』にはたくさんのアクセスをいただきありがとうございました。 この質問はセミナーだけでなく、指導に来られる方からも大変多くいただきます。 多くの方が悩まれており、また大変根深い問題だとつくづく感じます。 今回は、同様にご質問が多いYouTubeについて回答をいたします。 先日の記事でも一部触れていますが、さらに深堀していきます。 【質問】YouTubeとの向き合い方について学校でも、教材としてYouTubeを流す事が多いよ

            Q:ゲームに夢中な我が子。どうしたらよい?

            今回も、一万年堂出版さまのセミナーでいただいたご質問に対する回答です。 ゲームやYouTubeに関しては、多くのご質問をいただきました。 これらの関わり方は大変難しい問題です。 セミナーでも回答しましたが、こちらの記事の方でも改めて回答させていただきました。 ぜひ参考にしてみてくださいね。 ゲーム・YouTubeに関する参加者の質問ゲーム&YouTubeが楽しくて、なかなか宿題にとりかからずに、寝るのが遅くなってしまいます。どうしたらいいでしょうか(小学6年生 男子) 最

            子どもを元気にする環境

            子どもを取り巻く環境は昔に比べて窮屈だと思います。 私は、子ども時代から今まで同じ地域に住んでいますが、遊び方が違います。 私が子どもの頃は、家の前でどろけ(泥棒と刑事に分かれて鬼ごっこをする)やゴムダンやケンパーなど、道路が遊び場でした。夜は花火もしていました。 けれども今道路は危険な場所。遊び場という認識はありません。 どろけをやろうものなら、危ないと怒られたり、白い目見られたり。運が悪ければ車にひかれます。 きれいな建物が増え、マナーも向上しました。一方で子どもに求め

            セミナーでいただいたご質問への回答です

            久しぶりにセミナーを開催しました! 6月18日(土)「育てにくい子がみるみる勉強にハマる!マル秘学習法」 主催は、一万年堂出版さまです。 オンライン開催(録画配信あり)ということで、大変多くの方にご参加いただきました。 ご参加してくださった皆様、ありがとうございました! また、事前にご質問をお送りいただきましたところ、とてもたくさんのお声が届きました。 内容を拝見すると、日々大変な思いで子育てをしている様子が伝わってきます。お子さまのことを真剣に考えているからこその苦しみ、

            子どもが変わる注意の秘訣

            先日友人が「正しいことを言う時ほど、相手に気を遣う方がいいね」と話していました。上司部下の関係の話だったのですが、親子関係にも同じことが言えるなと思いました。 正しいことでも、言い方によって 子どもに反発心が芽生えます。 親だからといって一方的に「べき」調の言葉を並べられたら素直に聞けません。 親が子どもに不満を持つのと同じくらい、子どもも親に対して不満があることがあるのです。 大切な我が子、良い関係性を保ちながら成長させてあげたいですね。 だけど、「気持ち」だけではなかな

            【中学受験】志望校選びは慎重に

            新学期が始まって1か月が過ぎました。 中学受験に向けて「まだ先だけど考えてみようかな?」と情報収集をしている方、6年生になり「いよいよ受験勉強が本格化!」という方、「志望校が決めきれない・・・」と考え中の方、いろいろかと思います。 受験に関しては、ひとそれぞれ様々な悩みがありますね。しかし、どんな方にもお伝えしたいことがひとつあります。 それは、「大切なのは入学したあと」ということです。 私は33年間中学受験の指導をしてきましたが、ここは非常に重要な点だと考えています。受験勉

            Q:子どものわがまま、厳しくするべき?優しくするべき?

            「子どもがわがままな時は、厳しくするべきでしょうか? それとも優しくするべきでしょうか?」という質問をよくいただきます。 わがままの対処法を調べると様々な情報が出てきます。イヤイヤ期にはこうした方が良い、こういう時は甘えさせる、だけどこれは甘やかしになるからダメ、などなど。 確かに大変参考になるのですが、余裕がない時はスッカリ忘れてつい厳しくしてしまいますよね。 そこで私は、もっとシンプルに考える方法をアドバイスしています。 基準はたったひとつ。 「社会性が身についている

            挨拶から始めるコミュニケーション

            大人社会の必須スキルのひとつに「コミュニケーション力」が挙げられます。コミュニケーション力は、仕事の場だけでなく日常生活でも大切ですね。どんな時でも必要になるこの力は、子どものうちから伸ばしておきたいところです。 コミュニケーション力というと、言語力向上や論理的思考など難しく考えてしまいがちですが、まずは簡単にできる「挨拶」から始めてみませんか。 簡単とは言え、実はなかなか奥が深い挨拶。今回は「挨拶を通じてコミュニケーション力を養う」について考えてみたいと思います。 挨拶