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境界知能のお子さんと情報教育

今、ネットからの事件や宗教の勧誘が多発しています。
初めは、簡単なバイトを紹介するような内容であっても、裏には事件となるような犯罪が潜んでおり、気が付いたときには周囲を固められ、犯罪に手を染める結果になってしまう例が後を絶ちません。

また、宗教の勧誘について、一部の例ですが、スマホに『自分を変える無料セミナー』のようなお知らせが届き、興味を持ってうっかり参加してしまうと、裏に宗教が隠れているという仕掛けになっています。多くの大学生も被害にあっているそうです。

境界知能のお子さんは、見通しを立てるのが苦手だったり、判断することができなかったりして、言われるままにことが進んでしまうことが多くあるようです。

過去に引きこもり支援をされている方からお話をうかがったところ、引きこもりは主にメンタルの原因が多いそうです。

主な原因としては、
1) 統合失調症などの生まれ持った個性の問題
2) 生まれ持った個性ではなく、養育環境の問題
1 は本人の問題 2は親の問題 ということです。

一方で、先日刑務所から出所された方を支援する方にお話をうかがう機会がありました。
事件を起こす原因として、個性や親の問題もあるのですが、ネット環境が普及し安易に情報が入手できる時代になったので、最近では境界知能の方が犯罪に巻き込まれることが増えていると話していました。

スマホの普及で上に示したように、犯罪を匂わせず、条件の良い仕事をうたい、それを見た若者が、安易に手を染めてしまうそうです。

境界知能のお子さんが大人になり、社会生活が送れるようになると目を離しがちになってしまうのは仕方ないことだと思います。

けれども、危ない罠が今の時代には潜んでいます。
犯罪や宗教だけでなく、詐欺も多発しています。

境界知能のお子さん場合は学業だけの親の支援に加え、スマホ情報に対する教育とともに、親子関係を良好に保つことが大切です。

これは境界知能のお子さんだけのお話ではありません。
大学生のお子さんでも宗教の勧誘に関して、子どもが親に話すことで危険を回避できた例もたくさんあるそうです。

良好な親子関係を築き、何かある際には親子で話す機会を持つことは、事件や宗教から子どもを守る手段になります。

ネット社会のおける危険からお子さんを守るために、以上の点を念頭に置いてお過ごしください。

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