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親子関係を良くする秘訣は「伝え方」と「タイミング」

「そんな言い方しなくても・・・」
自分が悪いのはわかっていても【言われ方】に不快な思いをした経験はありませんか?

これは子どもも同じです。

毎日ガミガミ言う親も大変ですが、言われる子どもはそれ以上にうんざりしています。さらに思春期に近づけば、親のガミガミも通じなくなり、子どもはうっとうしい親から離れていくようになります。
 
あと少しで春休み。親子の関わりが多くなる時期です。
伝える側のちょっとした配慮で、親にとっても、子どもにとっても、気分よく過ごせるようになります。
今回は、親子関係をちょっとしたことで良くできる方法をご紹介いたします。
 

いつ伝えるのか

自分の気持ちを伝えたい時。たとえば、
・片付けをしてほしい
・宿題をしてほしい
・お風呂に入ってほしい時など。
思った時に声がけをしていますか?
それとも、
子どもの状況を見て声がけをしていますか?
 
夢中でテレビを見ている時にあれこれ言われるのは誰しも嫌なものです。
タイミング的には、「自分が伝えたい時」ではなく「子どもが受け入れられそうな時」を見計らって伝えると比較的スムーズにいきます。
 
子どもがテレビを見ている時であれば、コマーシャルになった時や終わった時に声をかける。
ゲームやユーチューブでは途切れがないので、そのような時は、
「その動画が終わったらね」
「どれくらいで終わるの?〇〇分になったらやってくれる?」
と前置きしておくとうまくいきやすいです。
 

どのように伝えるのか

それでもやめない、やらない場合だけビシッと伝える。
ただし、ちょっとした伝え方の違いが大きな差になるので、注意が必要です。
「いつやるのよー!!」
と急に言われたら、嫌な気持ちになりますよね。
素直に「分かった」とは言えない心境になってしまします。
 
コマーシャルになった時を見計らって、
「終わったらここ片付けてね」
「宿題そろそろやらなくて大丈夫?」
「これ、この前なくて探しちゃったから、もとの場所に戻してくれるかな?」
のように、「○○しなさい!」ではなく、「○○してくれる?」と頼み口調で言うだけでも言われる側の気持ちの負担が軽減されます。
ちょっとしたことなのですが、言われる側の気持ちは大きく違うので、自分本位ではなく相手本位の伝え方に変えてみたりしてみてください。
これだけで雰囲気が和やかになり、子どもは素直に受け入れやすくなります。
長年にわたりたくさんの保護者の方と接する中で、ちょっとした伝え方の配慮や心遣いができる方はお子さんとの仲もスムーズでした。

親子であっても気遣いを

小言をいう自分も嫌だけど、言われる子どもも嫌なもの。
小言が多くなるとお互いに気は休まりません。休まらないどころか、悪循環に陥ります。
とは言え、言わないで過ごすのも子どものためになりません。
躾は必要。
だからあれこれ言ってしまいますが、言ったからといって毎度その通りに動いてくれるわけではありません。

  まずは
・声がけのタイミング
・伝え方
を意識してみてください。
 
友人や職場などでは相手に気を遣うものの、わが子となると直球を投げがち。

我が子であっても気遣いは必要です

【ちょっとした気遣い=思いやり】が親子関係を左右します。
騙されたと思ってまずは1週間試してみて。
改善ができれば必ずお子さんとの関係は良くなっていくでしょう。


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