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MMTに対する誤解!MMTは単なる理論です!

MMTに否定的な方でスゴく多いなと感じる言い回しがあります。それが「MMTを行うと…」的な言い方をする人がいます。残念ながらこの言い回し日本語として…

かなりおかしいです!

というのもMMTの日本語訳は現代貨幣理論です。なのでMMTを行うを日本語にすると…

現代貨幣理論を行う!

と言う言い回しになってしまいます。恐らく経済理論だから違和感を感じないと思いますが、事実を体系的に述べて構築した理論であるMMTは他の経済理論と違い、物理とかで使われる理論に非常に近いです。その観点で見たらこのような言い回しは普通使いません。例えばですが…

相対性理論を行うと…なんて言う人いないですよね?

それと同じです。なぜこう言ったことが起きてしまうのかと言うと恐らくですが、積極財政に肯定的な人がMMTを肯定している人に多いから!と考え、さらにそこから積極財政=共産主義者やそれ近い者と考えて否定しようとしているのでは?と考えます。もう一つは単純に今まで言われていた事と違うことを言ってるがゆえの拒否反応だったりもあると思います。確かに、過去の経済理論はイデオロギーが多分に含まれていた側面があったと思います。例えば新自由主義は市場に対する政府の介入を極力減らすべきとか、共産主義なら資本家が労働者を搾取する構造を改め、資本を平等に分け与えるべき等々です。しかし、MMTにはそういった物がほぼ含まれていません。ただ、そんなMMTにもJGPというイデオロギーに近い物は含まれていますが、全体から見たらほんの一部ですし、イデオロギーというよりは政策提言です。ちなみにですが、否定する方で事実の部分と政策提言的な部分を分けて論じてる方はほぼほぼ見たことありません。(MMTに肯定的な人でJGPはどうなんだろうか?という人はいるにはいます。)MMTをイデオロギーと見做して否定した所で、現実の貨幣の仕組みがMMTで語られている内容である以上、好む好まざる関係なしに世界の経済はMMTで動いています。例えるなら物理学が嫌いと言ったところで宇宙は物理法則で動いていることに変わらないのと同じです。こう考えるとMMTというのは…

物理学等のいわゆる理系的な考え方に近く、イデオロギーや主義主張に対してフラットである!

と言えます。これはちょうど物理学を応用すればロケットでも弾道弾ミサイルでも作れてしまうのと同じだと思います。だから、MMTも国民の社会福祉増進に活用したり、軍事力増強に活用したり…とその国のインフレ率が許す限り何をやっても良いのです。MMT自身に…

価値を判断する基準は基本ありません!

もしMMTを主義主張やイデオロギーの類だと思っていると少しでも心当たりのある方は是非とも考えを改めてもらえると幸いです。MMTはそんなあなたにとって考える良い政策、良い社会の実現の手助けになります。ちなみにですが、理論そのものを否定したいという方は頑張って商品貨幣論が正しいという証拠を見つけに原始社会に近い生活をしている人達と交流してくることをオススメします^_^

以上になります。最後まで読んで頂きありがとうございます😊



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