冬の直島②:避難→復帰,草間彌生の黄かぼちゃ
快晴、直島。
村営バスに乗って、ベネッセアートサイト直島エリアとへの乗り継ぎバスと連絡する、つつじ荘まで。
この日の海は、こんなふうに静か。
そして彼方には、ずっとここにありました、というように、黄色いかぼちゃが佇んでいた。遠くからでもこの存在感。
■12月24日に避難→26日に復活
そもそもその前に長い不在があり、10月に復活したと思いきや、再び不在。それ自体も、もはやアート作品のような雰囲気だったのだけど、
それは、この、在る姿が強烈にインプットされているから、だろう。
そして改めて気づく、澄んだ海の美しさ。人工物なのだけれど桟橋の石が上手に間を仲介して、自然と調和している感じをうける。
そして、草間彌生美術館で「南瓜」シリーズを鑑賞して実感したところでもあるのだけど、作家の長年のモチーフは時代とともに変遷を遂げ、立体作品だけでも数多くの種類があり、そしてどれもそれぞれ絶妙なバランスがとれていて美しい。
■人が集まり、幸せな雰囲気を醸し出す
今までの、人が映り込んでいないカットを見ると、あたりは静寂に満ちているように感じられるところなのだけど、人気もののかぼちゃの周囲には、いつもこんなふうに人がいる。
ただ、桟橋の先端に展示されているため、近くに行くのに時間がかかる。また、作品の陰に人が隠れるときもある。
そんなこんなで時折、カメラのフレームから人が全くいなくなるときがあって、少し遠くから構えて、フレームアウトしたタイミングで撮っている。
下の↓カットでも、裏側に人がいたように思うので、それを想像したあとは、また違って見えてくるところが興味深い。
宮浦港の赤いかぼちゃ、ベネッセアートサイト直島の黄色いかぼちゃ。その周辺はいつも、幸せそうな空気に満ちている。
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