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【写真】イサム・ノグチ[TIME AND SPACE]再び

 連休明けの高松空港。今回は、とても短い旅。

 東京では2日連続で「極めて危険」の熱中症情報が出ていた。ここでは湿気に加えて、すぐにでもひと雨きそうな雲が空に広がっていた。


高松空港敷地、フェンスの向こう

 空港の敷地内に設置されている、イサム・ノグチの[TIME AND SPACE]へと急ぐ。空港ビルを背にして、駐車場を抜け、道路を一本隔てた先にその作品はある。

 ちなみに、(おそらく歩行者を想定しない)リムジンバス等の専用道路を横断する、は結構ドキドキではある。

 2月にイサム・ノグチ庭園美術館を訪れ、そういえばと[TIME AND SPACE]の存在に遅ればせながら気づいて(リムジンバスの車窓からは、なんとなく見ていた)、初めて自覚をもって鑑賞してから、はや5カ月。

 今度こそゆっくり観てみたいと思い・・・芝生の青と共に見る作品は、やはり印象が違った。

 どこから鑑賞するかによって大きく表情を変えるのが、やはりこの作品の魅力だ。

 どこからでも絵になるのだが、

 空港ビルを背にしたとき、下の写真くらいの角度が、道路や遠くの街並み、山とあいまって、もっともバランスがよいように、わたしには思える。

 ただ、下のように、引いて見るとわかるのだが、

 明らかにフェンスがあったりするなかで、

 自分が危険な目に遭ったり、ドライバーを驚かせることなく、作品のさらなる表情をおさえるには、もうすこし研究が必要そうだ。

スコールのあと

 リムジンバス乗り場に戻ると、それを見届けてくれたかのように、熱帯のスコールのような雨が降り出した。

 オリーブの木がゆさゆさと揺れる。

 そして、太陽が戻ってくる。

 さきの、モエレ沼公園は、3日通ったこともあって、とりあえず「全方向からモエレ山は撮った」的な満足感はあったのだけど、(晴天に恵まれたことも大きい)

 [TIME AND SPACE]は、まだまだ、やり残し感があるのだった。

 空港を訪れるたびに、新しい撮り方を考えてみよう、という課題(?)を胸に、今日はリムジンバスへ。

 明日は、島旅へ。


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