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DAY 51:「ビールと鈴虫」JIMMY SMITH AT THE ORGAN / Blue Note 1551 / Volume 1

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仕事から帰ると、夕飯が準備してあって、

なんと、餃子だった。



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妻の手作り。最高じゃあないか。

よし、じゃあ冷蔵庫を開けて…と。




ん?




ビールがない。



餃子にビールは不文律だろう。
なくてはならないルール、
いや、マナーではないか?



…というわけで、息子と近所のスーパーまで
ビールを買いに行くことにした。


手をつないで歩く道すがら、
息子のおかげで、仕事をがんばれていること、
また、そのことを
noteに書くことができたことについて

「ありがとう」

と伝えた。



「おとうさん、○○(息子)が
 誕生日にくれた気持ちのおかげで、
 しごとをがんばれてるよ。ありがとう。
 あと、そのことをnoteに書いたら、
 noteにほめられんだよ。
 ほんとにありがとう。」

「なんのこと?なにかぼく、書いたっけ?」

「『あしたは、はれるよ』って
 書いてくれたんだよ。」

「そっかあ。げんきが出たならよかった!
 ぼく、うれしいよ!」


忘れているところも、
笑顔で応えてくれることも、
それこそが本当に無垢で、
純粋な気持ちだってことを教えてくれる。

見返りを求めていない。
ひたすらに与えてくれる存在。



私は、勘違いをしていたかもしれない。


生ある限り、愛そうとしていた存在は、

逆に、全身で愛してくれる存在だった。




愛されたいから愛す、のではなく、

ただ愛す。与える。

きっとこれこそが、本質なのだろうな。

つないだ小さい手の持ち主は、
とても大きな存在だった。



今月から、息子には小遣いをあげることにした。

小遣いをあげる前に、
「学校では教えてくれないお金の話」
みたいな本を買って、
読んでもらうことにした。

自分が子どもの時とかは、
誰も、お金のことや、経済の仕組みとかは
教えてくれなかったから。

投資も少し前から始めたけど、
もっと早くから初めておけば
よかったなあとおもっているし、
若いうちから始めておけば、
失敗しても取り返しがつきやすい。

リスクを思いっきり取りに行けるのが、
とてもうらやましい。


本を読んだ息子と、
お金をうまく使ったり、貯めたり、
株を買ったり、株の集まりを買って、
お金に働いてもらって増やしたり(減ったり)、
することを考えようねなんて話をした。


息子は元気よく「うん!」と答えて、








プラモ付きのお菓子を買い、
今月分の小遣いを使い果たした。


…まぁ、ゆっくり身をもって
勉強すればいいと思う。

いっしょに考えていこうな。


ビールも買って、
オレンジのあたたかい風に包まれながら、

また手をつないで、家に帰った。



餃子にビールは合う。
これは不文律。いや、黄金律。
美味い。


その後ろでかけたレコードは

「JIMMY SMITH AT THE ORGAN  
 Blue Note 1551 
 Volume 1」。

ここでのジミーは、今までと打って変わって、

派手さはないけど、円熟味を感じさせる
プレイをしていると、感じる。


黄金色のビールと、その泡。
鈴虫の音。
家族の笑い声。


私の"Summertime"は、こうやって過ぎていく。


あしたも、てをつなごうね。

ここまでお読みくださり、
ありがとうございます。


今後も、
あなたのちょっとした読み物に、
私のnoteが加われば、
とても嬉しいです。

今夜は、美味しいビールを飲みませんか。

今日があなたにとって、
いい、いちにちでありますように。

アイ



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