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死にたくなる時

本気で死にたくなった事がある人って厚労省の調査では約2割らしいです。意外と少ないんですね。みんな一生に一度くらいは死にたくなったことがあるのかと思ってました。私も昔は良く死が頭をよぎったものです。今はもう自殺しようと思うことはないですけど。

それについての詳しい話はこちら

なぜ死にたくなるのかというのに大きく2パターンあると思うんです。

1つめは、嫌なことがあって、その当事者に対する当てつけや他者に気持ちを知って欲しいという、感情表現型。2つ目は何か嫌なことがあってそれに耐えられなくなってしまう自己崩壊型。今回は2つ目の自己崩壊型について考えたいと思います。

この自己崩壊型、つらい事から解放されたいという気持ちから自殺に至ってしまうと私は考えてますが、その原因は大きく6つに分けられます。多い順に、健康問題 、経済・生活問題、家庭問題、勤務問題、男女問題、学校問題です(警察庁「自殺統計」H27年時点)。3つまでの複数回答で、健康には鬱が含まれています。

これらの中で、健康問題以外は自分から問題を切り離すことが可能です。お金がなければ破産する。家族が嫌なら家出する。サービス残業が酷いなら辞めたり労基に訴える。浮気されたら慰謝料取って離婚する。いじめられたら学校いかない。死ぬよりはましです。先の事まで考えてしまうから死んだ方が楽だと思ってしまうんですよね。先の事って不安なときに考えてしまうと絶望しかないです。なんでしょうね、あれ。

反対に、ポジティブな人は最初から自分と問題を別物としてとらえてます。ある経営者に、億単位の多額の投資について不安に思わないのか聞いたところ、「ダメだったら倒産したらいいんです」とあっさり言いました。言われてみるとそうなんです。トランプ大統領だって数回の破産をしているし、数兆円の借り入れをしている某企業が倒れると、日本経済全体への影響が小さくないので、危なくなっても救済されるだろうという話も聞きます。世の中ポジティブな方が生きやすい。挫折することよりもそこから立ち上がる事の方が大事なんでしょう。

上であげた6つの中で、家庭と男女の問題だけはやっかいです。自分から切り離せるけれど  "自分が"  切り離したくないと思ってしまうからです。家族や恋人と自分が一体だと思ってたのにその事を拒否される、自分を引き剥がされるツラさ、もしくはDV、ネグレクト、モラハラ等で、離れたい気持ちもあるのに生きていくために必要だったたり、離れてはいけないと罪悪感を植え付けられていたり、いつか変わってくれるかもと期待してしまったりすることが問題を複雑化しています。

誰かと一体化するということは、2人が同じ方に向かっているときはとても強い推進力を産み出しますが、反対の方に向かっているときは強い摩擦を産み出します。身近な人間とトラブルを起こしやすい人は、大事な人との間に少しの距離をとってみるといいかもしれません。空間があれば、摩擦は起きない。2人でいても、自分で立っていないとダメだってことですね。人間関係がうまくいく人は最初からそれができているんでしょう。

死にたくなったとき、問題と自分を分けて問題だけ捨てましょう。一緒に自分も捨てないで下さい。お願いします。

サポートがわりに地域のおいしいものを食べて、それを教えて下さい。近くに行ったら私も食べます! ちなみに私の好きなものは岩手県の田村の梅と長崎県の角煮まんじゅうです。 コロナのせいで各地のおいしいものが消滅してしまうかもと心配しています。みんなで守ろう、おいしいもの!