マガジンのカバー画像

月刊青木真也

月刊青木真也 青木真也の記事をお得に。 青木真也の発信する記事が1200円で読み放題に。単品で買うよりもお得です。
¥1,200 / 月
運営しているクリエイター

#月刊青木真也

お客さんを大事にするからこその話 大事にするからこそ関係が崩れることに気をつけないといけない

お客さんを大事にするからこその話 大事にするからこそ関係が崩れることに気をつけないといけない

先日、主客転倒している話として創り手と客との関係についての記事を書きました。内容としては創り手が客に寄ることなく、主導権を手放さないことを書いた記事だったので、客側からすれば自分達が創り手の視界に入っていない存在だと誤解が生じる可能性がある記事でした。本当のことではあるけれど、口に出すと大火傷を負う可能性があるから、黙っておくのが賢い選択なのは承知な上で出したので、燃えないのは幸運だと思っておりま

もっとみる
MMAの試合をする気になった話とMMAの組技で極める考え方の話

MMAの試合をする気になった話とMMAの組技で極める考え方の話

MMAの試合をしたくなったのか、する気になったのか、ONE日本大会がある真実味が増したからなのかは分かりませんが、MMAの試合をやる気になってMMAの練習をし始めました。なんとなく気持ちの潤いが違いますね。

試合を欲する精神状況になってきたのは大事なことです。
これまで嫌々やっていたわけではないけれど、仕事だからやるかと自分を納得をさせてやるのと自ら試合を欲してやるのとでは、同じやるでも前向きさ

もっとみる
「お金では埋められないものがある」話と仕事の話

「お金では埋められないものがある」話と仕事の話

先週末は日本大学国際関係学部学園祭のゲストスピーカーで行って参りました。大学での講演や学園祭での仕事は名誉な仕事なので、優先度が高いというか、仕事ができることに喜びを感じる仕事です。講演自体は「よかった」との評価を頂けて、一安心しております。

日本大学国際関係学部のキャンパスが静岡の三島だったので、せっかくだからとそのまま静岡に帰省してきました。東京と静岡の2拠点生活を視野に入れているので、今年

もっとみる
木村ミノルさんと「KAMINOGE」で対談してきた話 ※矢地祐介さんは誘ってもこなかったです

木村ミノルさんと「KAMINOGE」で対談してきた話 ※矢地祐介さんは誘ってもこなかったです

木村ミノルさんをドーピング陽性の騒動!?以来、安保瑠輝也さんの試合に駆け付けて裸になって顰蹙を買ったりくらいの非公式な活動や、ボクシング会場での目撃情報など非公式な活動はあるものの、誰もが腫れ物に触るように触らないので、ここは青木真也の腕の見せ所だと思って、プロレス格闘技界のクオリティ・プレス「KAMINOGE」の井上編集長にお願いして取材に行って参りました。

ここまでの騒動で針の筵状態で文字通

もっとみる
フューリーガヌー戦で思う個体の強さの話 カネのあるところに優秀な人材が集まる

フューリーガヌー戦で思う個体の強さの話 カネのあるところに優秀な人材が集まる

ボクシング戦績無敗のWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリーさんと総合格闘技団体UFCのヘビー級元王者フランシス・ガヌーさんのボクシングルール(10回戦)の試合が世界的な話題になっているようです。僕はボクシングをPPV買って見るほど好きではないので、試合は見ていません。よってボクシングの試合内容の話ではありません。

試合は判定2−1の接戦な上に勝者のフューリーさんがダウンを喫しての勝利で、「ダ

もっとみる
格闘技の売上=利益に味を占めてしまうといけない話 ※濃い内容な上にどの仕事にも言える話になってます

格闘技の売上=利益に味を占めてしまうといけない話 ※濃い内容な上にどの仕事にも言える話になってます

僕のやっている格闘技選手という仕事は仕入れがありません。

今日の記事は格闘技選手をここまで「仕事」としてやってきた僕が感じる文字数は少ないけれども濃密な内容になっています。無料部分は少なくこの先から有料部分となります。よろしくお願いします。

月刊青木真也での月刊購読でその月の記事がすべて読めるお買い得設定になっております。(もちろん単品でも購入可)月刊購読をお勧めしていますので、みんなで読もう

もっとみる
改めて基本技術とコツコツ積み上げることの大切さを

改めて基本技術とコツコツ積み上げることの大切さを

先週は練習も仕事も詰め込んでいたのもあったのですが、土曜日の全日本プロレスでの試合が終わって、糸が切れたように眠りました。文字通り日曜日を休養日としたのもあって、月曜日の朝練習は20代の選手が辺りにくるのを受けて返せるくらいで、休養の成果を実感するのは30代後半から40代だと改めて感じました。

ちなみに宮田和幸さん率いるBRAVE GYMの武田光司さんや原口伸さんや野村駿太さんが練習にきてくださ

もっとみる
全日本プロレス 後楽園ホール大会 田村男児さんが強さに真っ直ぐ興味を持って、強さを求めてやっていることを確認したの巻

全日本プロレス 後楽園ホール大会 田村男児さんが強さに真っ直ぐ興味を持って、強さを求めてやっていることを確認したの巻

10月21日 全日本プロレス 後楽園ホール大会 田村男児戦 

15分時間切れ引き分けでした。応援ありがとうございました。
試合は引き分けなので悔しい気持ちはありますが、それ以上に清々しい気持ちが強いです。やっぱり強さを全力でぶつけ合う闘いをすると気持ちがいいです。

試合をして感じたことは田村男児さんが、強さに対して真っ直ぐに興味を持って、強さを求めてやってくれているのを強く感じました。田村男児

もっとみる
選手活動サポート「でんすけ育英会」第二期募集スタート なにも制約はないのでよかったらどうぞ。

選手活動サポート「でんすけ育英会」第二期募集スタート なにも制約はないのでよかったらどうぞ。

2023年4月に活動スタートした「でんすけ育英会」の第二期募集が始まりました。今回もまた少額ながら、「でんすけ育英会」事業ができた喜びの気持ちでいっぱいです。BJJLABの青木真也教則映像の一部から出している文字通りの手弁当なので、継続できていること自体が喜びな面は多分にあります。スポンサーでもなければ、選手活動に口出しするものではなく、純粋な活動費のサポートなので、我こそはと思う選手の方は奮って

もっとみる
RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan 見所と与太話 売り興業に鈴木千裕さんが乗り込むの巻

RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan 見所と与太話 売り興業に鈴木千裕さんが乗り込むの巻

RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan。初の海外大会アゼルバイジャン。

売り興業とはいえ、日本の団体としての海外大会開催は立派だと思います。とは言ってもRIZINのパッケージを海外に持っていった感より名前貸し感が強く、アゼルバイジャンのローカル大会にRIZINの名前を貸した感が強いので、出場選手もアゼルバイジャン界隈の名もなき修羅が並んでします。

名前を貸せるほどにRIZ

もっとみる
10月21日全日本プロレス後楽園大会 田村男児戦と青木真也が全日本プロレスに上がる2023年の風景

10月21日全日本プロレス後楽園大会 田村男児戦と青木真也が全日本プロレスに上がる2023年の風景

10月21日に全日本プロレス後楽園大会で田村男児選手とシングルマッチをしてきます。後楽園、シングルというだけで楽しみなのですが、そこに全日本プロレスというワードが加わると俄然味わいが増します。

青木真也が全日本プロレスに上がる世界線が2023年にあるとは10年前は誰もが予想しなかったと思うし、これは全日本プロレスの地盤沈下なのか、それとも何かが決壊してしまったのかどうかはわかりませんし、人によっ

もっとみる
試合をする意味とヨカタへの試合のススメ

試合をする意味とヨカタへの試合のススメ

試合から1週間が経ちました。

青木真也が試合をする意味、そこから考える試合はプロ格闘技選手のものだけではなく、趣味で嗜む方々にも試合は意味あるものだというお話をしています。人生には本番が必要ではありますが、試合が本番だなんて言う気もなく、それぞれがそれぞれの持ち場で本番をやっているからこそ社会がまわっているのですが、試合をすることで歪みや驕りをリセットできるよって話を書いておりますので、よかった

もっとみる
試合1週間の試合自己評価と気持ちの揺らぎ

試合1週間の試合自己評価と気持ちの揺らぎ

MMAは2連敗中。グラップリングを含めると4連敗中。

40歳で「4連敗」の事実を「現役最後を囁かれる」とONEフライデーファイトを実況をしていた小出アキラさんに言われちゃったり、前回の試合のコピーが「40歳窓際の意地」だったり、殊更に悲壮感を煽る味付けになっているものだから、青木真也自身もそれ相応に喰らっているのかと思われがちですが、僕はピンと来ていないどころか、なんなら今回の試合も最低100で

もっとみる
世界的な呼称「アオキロック」と自分の技を後進がアップデートしてくれることでのギフト

世界的な呼称「アオキロック」と自分の技を後進がアップデートしてくれることでのギフト

先日のONEの試合でマイキームスメシさんが僕に極めた、踵を抜いたアキレス腱固めとヒールフックの間のポジションが「アオキロック」と世界的に呼ばれているのに驚いた方もいるのではないかと思います。これに関しては何を隠そう僕が一番驚いて、そして恩恵を得ています。技を出すときから狙ってやったわけではないし、世に出して13年経って「アオキロック」と呼ばれているのに対しては、ここまで一生懸命やってきたボーナス感

もっとみる