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MMAの試合をする気になった話とMMAの組技で極める考え方の話

MMAの試合をしたくなったのか、する気になったのか、ONE日本大会がある真実味が増したからなのかは分かりませんが、MMAの試合をやる気になってMMAの練習をし始めました。なんとなく気持ちの潤いが違いますね。

試合を欲する精神状況になってきたのは大事なことです。
これまで嫌々やっていたわけではないけれど、仕事だからやるかと自分を納得をさせてやるのと自ら試合を欲してやるのとでは、同じやるでも前向きさに大きな違いがあります。これからは自分が欲するをより大事にしていこうと思うし、自分がやりたいことをやるのが大事だと思っています。

MMAの試合を意識すると練習の節々で実際に試合だったらと意識するようになっていきます。例を出すと枚挙にいとまがないのですが、この打撃は試合ではもらっているとか、このポジションは打撃があるから試合では存在しないなど、練習では存在するが試合では存在しない状況を常に考えて、練習のための練習にならないようにしています。

MMAの組み技を考える中で僕が大事にしていることは「抑え込み(上を取る)」です。サブミッションを極めるよりも抑え込むことを大事にしていて、抑え込んでいれば相手は逃げようとして隙が生まれるので、そこでできた隙を極めるのが僕の理屈です。MMAの価値観では上が優位だけれども、柔術の価値観からすると下が主流で優位なので、上か下か論争はたびたび起こるけれど、好き嫌いであり僕は自分のスタイルを信じるって話なので、結論は永遠に出ないと思います。まさにお前はそれでいいやでまあそれはそれとして。

MMAグラップルとは何かと言われると「上のポジションを巡る争い」と答えます。ケージレスリングやスクランブルなどの場面での技術はあれど、基本的にはどちらが上を取るかの争いであって、体系的に似通っているのがカレッジレスリングと呼ばれるアメリカの大学内で行われるレスリングルールです。カレッジレスリング出身のMMAファイターは多いし、カレッジレスリングの試合を見るとMMAの攻防を見ているようなエキサイティングさです。上を取ることとカレッジレスリングの重要さとエキサイティングなところにに目をつけたのが、長谷川賢さんが運営するプログレスでネジを巻いてるのが高島学さんの構図です。

プログレスに関しては結果として柔術選手が活躍してしまって、思い描いた通りの運用になっているかどうかはさておき、上を取るグラップリングでMMAの強化に繋がるとする理念は素晴らしいと僕は思います。側がどうかはさておきそこは評価していいはずです。まあそれはそれとして。

僕はサブミッション率が高いので、極めを意識しているように思われるのですが、実際は抑え込むことを何よりも大事にしています。MMAにおいて極まられるか否かは考え方(概念)が大事です。考え方を共有しようと思いますが、ここから先は月刊青木真也のメンバーか記事購読の方にさせて頂こうと思います。

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