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洗脳の呪縛のお話

「彼氏から“俺が居ないとお前はどうせ生きていけない”って言われて本当にそんな気がしてどうしたらいいかが分からない…どうしよう…」

久々に電話を掛けてきて、僕の友人の最初の言葉がこれだったのだ。この話の詳細を聞いていくと、実際経済力があるのは友人であることは間違いが無かった。コロナ禍の前では互いにたまに多くの場所で会っていたのだから僕の知る限りでは。という所。

さて、これから僕はこの友人の呪縛を解く。


ちなみに僕は心霊的なものは信じていないが、大体は当てはまるので。

本題に入るが、僕の中では、

自己肯定感や自尊心を下げる存在

及び閉鎖的空間による

思考の狭さの多くを

“呪縛”と捉えている。


簡単に言えば、最近でいうモラルハラスメントもそうだし、田舎の中でも僕の住む田舎は不登校やいじめられる方にでもなれば噂は早く出回り家族に問い詰められる様なそんな世界。あと、世間体を気にしたマウントを取る感じ。

これらを何故“呪縛”と呼ぶのか?
本来誰かにとってはどうでもいいことを本人に萎縮させ心理的に強制させてるからだよ。


僕は友人にひたすら“あえて”その彼氏と全く逆のことを言う。つまり、まずは話を傾聴し、友人の普段の行いや思考をただ共感し、途中で彼氏から洗脳された状態の

「お前は何故そんなことも出来ないのか」

と言う言葉に対して

「でも君は掃除が上手だしそもそも社内では期待されているエースなんだよ!一人暮らしだって楽々していたじゃない!?あと、出来ないことぐらい人間だからいくつかあるよね。別にスーパーマンでは無いし。というより、出来ないなら代わりにやって欲しいよな。君の方が給料が多いのは事実なんだからその彼氏もプライドなんて捨てて」

と、激しくツッコむ。僕とその彼氏には基本的には何も関わりが無い。だとすれば僕は言いたい放題に言う。

僕はこの友人の呪縛を解くために行っていることは共感と、洗脳されている部分に対してのツッコミを行なっている。
→これにより、このケースでいうと友人がモラハラをされていることに気付かせることが重要である。

ちなみに、最初から洗脳されてしまっている彼氏の悪口から始めるのは失敗例になるので最初に共感をしている。自分が好きな彼氏を最初から他人である僕に罵倒されるのはそんなに良いことではないから。さて、この場合、最初から結論を出しても「でも私が悪いから…」のループが見える。
だから最初に話を聞く(傾聴)だけに専念して一旦、共感をするだけで現在友人の状態でどれだけ不満が溜まっているかが確認できる。そして、友人の普段の行いを肯定してその愚痴から見えるモラハラの中身を探りそのモラハラの内容を否定する。

すると数日後に、彼氏から愚痴を言われながらも“友人側から”彼氏を振ることに成功すると言う報告が入った。それで、今はフリーでも幸せそうな報告を何かしら聞くから、別にその彼氏が居なくても僕の友人は幸せそうに暮らしている。
というよりは、内心友人にこの彼氏が居たことにより自己肯定感や自尊心をはじめ、全体的に幸福度が下がったのだから、依存されてモラハラを受けていた友人は綺麗に呪縛から解き放たれたのだ。その後復縁のメッセージが来てるらしいから即座にブロックしてねと言っている。

「斎藤くんのこと信じてみて良かった!」

どうも僕のことは信じていたから最終手段で緊急SOSを出したらしい。僕はその異様なSOSに焦り、今回は更に信じてもらった分、どうにかこんなことをした。しかし、その後も僕に対しての信じる心が強いのか。お陰様で他にも色んな相談が来る。

最後にここで、一つだけ話を変えよう。
人の悩みに共感し、その悩みを解決するためにカルト宗教を信仰するということがある。信じるのは勝手だよ。だから、信じているんだ。信じているなら良いではないか。別に信じてはならないなんてことはないから。ただ、悪徳過ぎると自分の財産や家族。最悪は命さえも奪われる。それでも段々と

「信じているから」

を理由にいつかはその視野は狭くなっていくかもしれない。そしてきっと、また、洗脳されるんだよね。でも良いよね。

信じるものは救われるんだから。

“呪縛”の幸せな言い換え言葉だよね


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