斎藤悠介

ただ書き連ねる人です。

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やっと失恋に気づいた話。

「みんな人生エンジョイしてんなー」 と、インスタのストーリーを見ながら「羨ましいな」と思うようになったのはいつからだろう。 僕の生活には、色が無くなり、ただ家と職場の往復である。同級生たちの投稿ページの欄を適当にダブルタップすれば「いいね」ということになるらしい。そんなことをしていたら見つけてしまったとある投稿。 “婚姻届”という三文字それぞれの漢字の上に載せられた3つの指輪の写真とそれを投稿した主。 Instagramというツールは写真メインのSNSだからこそ言いたいこと

    • テレビの中の推しが熱愛や結婚した話

      かつて僕のnoteには推しモデルの熱愛記事について等が書かれていた。 最近だったらフィクションやノンフィクションで、物語口調だけれども、この記事同様そうではなく、“あえて本気”で、応援しているガチ恋や推しの熱愛報道や結婚についてしっかりと、向き合ってこの記事を書いていこうと思う。 ・ガチ恋アイドルやガチ恋女優が熱愛、結婚報道された場合これについて、まず大事なことは“ガチ恋”ということ。 きっと第三者は 「どうせ結ばれないのに何故落ち込む?」 と、言うだろう。というか、

      • 「結婚したよ!」のお話

        〜♪ 「部長」 他の人と違う音楽で「部長」という名前で電話が届いた今。 「斎藤君久しぶり!まあ1週間ぶりだけどさ!」 実は、会社の部長なんていう相手ではない。電話先で話しているこの人は秋山だ。 僕が以前、本当の彼女が居た時に、この秋山との関係を察することをされないために 「作られた」部長だ。 当時秋山は 「全く会社も違うのに平社員事務の私が部長とはねー」 なんて笑いながら、事後、二人でホテルのベッドに仰向けで且つ全裸で並んで横になっていた。 しかし、時間は流れ、僕は当

        • ボディーソープの話

          「ボディーソープ替えといたよ!」 ボディーソープのポンプを何度押しても出て来ない時に苛立ちを感じるその時に、シャワーを流しっぱなしの少し温まった浴室の中で思い出した午前2:00頃の言葉。 「そうか…詰め替えなきゃいけない」 と思い、全裸のまま肌寒い脱衣所の棚からボディーソープの詰め替え品を取り出し、まだ温かい浴槽の中で新しいボディーソープの切り口を手で引っ張って、入れるこの作業。やはり面倒だ。 でもボトルと違うものを買ってきてしまい、詰め替えの方が多くて溢れ出てしまい

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        やっと失恋に気づいた話。

          「平成最後の大恋愛」失恋成仏話

          まず、この話を語る上で、上記の「平成最後の大恋愛」と言ってもいい、長文ケータイ小説を読まなければこの物語は始まらない。 2022年のこの令和時代。世間はパンデミックに戦争と物騒な世の中であり、どこか心苦しく感じる。 そして、僕自身、先天性のコミュニケーション能力の欠如と後天性の人間不信により、多くの知り合いと関係が切れてしまった。 関係を結ぶということは、とても難しいのに関係を切るという行為は、蜘蛛の糸のように簡単に切れてしまうわけだ。 そんな中、とある日の真夜中の1

          「平成最後の大恋愛」失恋成仏話

          「2020年が嫌いだ」と言って、誰に当たればいいかが分からなくなったり八つ当たりする場所を見失った人たちの話

          「2020年が嫌いだ」そういう人が多い。 影響力のある人が自殺したことも多いからね。 でも自殺って毎年多いよ。 全く知らない人だから気にもかけてないでしょ? まあでも逆にその2020年に嬉しいことがあった人もいるのだからそれは一概には言えない。 何で2020年に結婚した時、妊娠した時、出産した時のあいさつの中で多くの人が 「このような時に恐縮ですが」 なんていう言葉を使ったのか。そんな言葉はいらない。 純粋に僕らは知らない人からその幸せをおすそ分けしてもらった

          「2020年が嫌いだ」と言って、誰に当たればいいかが分からなくなったり八つ当たりする場所を見失った人たちの話

          金木犀の香水の話

          シャワーの音が聞こえている。 きっと今、あのお姉さんが優雅にシャワーを浴びていることに違いはないんだ。 そんなことよりも、これはもう引き返せない状態になってきた。あのお姉さんは遊びなのか本気なのかはわからない。それに対して僕はやはり警戒してしまう。 こんなことが許されるのか? 怖い人は来ないのか?とか。 合コンで失敗して他の二人は女の子と2次会でもやっているのだろう。その飲み直しを一人でしようと隠れ家の様なバーに入ってみた。カクテルを飲みながら今日の反省会を一人でし

          金木犀の香水の話

          僕は恋愛が出来ない。というお話。

          恋愛において“大事なこと”なんて、全く分からない。 好きな人が居る。こんな僕と付き合ってくれた人がいた。それ自体、とても幸せなことだった。 “好意を持っている”という条件付きの特定の人間が相手とはいえ、自分が誰かに興味を抱いている。 元々コミュニケーションを苦手とし、他人に興味を持つことを苦手としていた僕にとっては凄いことだと思う。 僕が福田(仮名)という子を抱きしめた時に感じた 明らかな体の華奢さと、白さと、そして少し冷えた体に対して 「この子に触れたら壊してし

          僕は恋愛が出来ない。というお話。

          医学の発展と新型コロナウイルスのお話

          ここ最近思うことを連ねていきたい。だから特に何かタイトルがあるわけでもない。 新型コロナウイルスで情勢が大きく傾いた。 大きく制限された。 「自粛してね」と国民はお偉い人達から言われた。だけどそのお偉い人たちの一部が自粛をせずに歓迎会なんてやってる。 どんな気持ちでやってるのか。 「自分たちは問題ない」 そう思ってるのか…?正気か…? それで卒業旅行に行けなかった子の気持ちなんて考えられるわけ無いよね。 これはあくまでも例えとして、それって学校の先生が生徒に対

          医学の発展と新型コロナウイルスのお話

          「イジリ」のお話

          よくアイドルが冠番組やラジオで“プロのMC”や“メンバー”によっていじられている姿を見る。 Q.これをアイドルに対してファンがイジったらどうなると思う…? 本来ならそんなことが起こってほしくは無いけど起こってるよね。 一部のヲタクだろうけどさ… A.正直そういうの、マジで全く笑えないよ たとえ、ファンがアイドルから認知されてるという関係性は、あくまでもアイドルのファンサービスだと思ってる。 でも最終的な関係性は結局、アイドルとファンには変わりはない。 だから良い

          「イジリ」のお話

          僕の先輩の話

          「先輩って勉強もスポーツも万能だったじゃないですか。僕は先輩に惚れて同じ高校に遠くから通ったんですよ」 「あの話やっぱり本当だったんだね。まあその後に私じゃない違う先輩に恋するあたりは、結局一途ではないよね」 「先輩が高校の部活を引退してから、僕も同じ時期に辞めましたもんね。僕もあの時一緒に引退したって感じですかね。辞め方は全く円満でもないし最悪でしたけど」 「誰の説得も聞かなかったやつね。もちろん私の説得も」 「あの時はただ限界だったかなって。理由は確か耳が聞こえな

          僕の先輩の話

          夏の機嫌は取りにくいお話。

          そういえばもう少しで夏が来る。日本の四季を考えていくならば“夏が来る”と言うことは特別なのだ。当たり前じゃない。僕にとってはとりあえず誕生日が来る。 「想像以上に生きれてるなあ」 と思いながら意外と…まあ…よくも見捨てられず更生時期を迎えられたものだ。そういえば昨年は誕生日の1ヶ月前に事故で運ばれてるんだから尚更奇跡だ。 「親族には感謝をしないとなあ」 と思いながら僕は今、文字を打っている。 夏ということで思い出した話がある。序盤は夏について語るけど後半はきっとその

          夏の機嫌は取りにくいお話。

          どんな残酷なご遺体も、どんな残酷な死に方もどんな残酷な怪我にも慣れてはいるけど、僕は一生死には慣れない。

          どんな残酷なご遺体も、どんな残酷な死に方もどんな残酷な怪我にも慣れてはいるけど、僕は一生死には慣れない。

          見えない世界」が見えた話

          「やべえ…見えた…こんな綺麗だったのか 何で見えるんだよ…」眼鏡を作る際に、テストレンズで外の風景を見ながら言った感想。多分僕の口元は緩んでいただろう。見えないものや眩しいものに苦しめられていた人間が遮光メガネに出会ったのだ。 一言で言うと 見えなかった物が見えた感動これで間違い無いだろう。きっとね。 まあ、幽霊を見て感動したことはないけれど。 さて、本題。どうも僕は この世が日光によって白く霞んで見える らしい。 だけどそこには 本来あるはずの線や輪郭が白

          見えない世界」が見えた話

          「重いなあその愛情は」のお話

          「付き合ってほしいです…」 高校を卒業した後の学生時代、2人きりになった放課後の教室には西陽が綺麗に差し込んで君の表情を映してくれた。 こんな僕の一言がどれくらい迷惑を掛けるかは知らない。それでもただ想いを伝えたかった。相手の同意を得た上でこの子のことを今以上にもっと知りたくて、ただ触れたかった。僕が幸せに出来る自信なんてない。ただ、付き合うからにはこの告白をした責任を持つ気持ちでいた。 それもそうだ。相手の思考に僕みたいな人間を入れること、相手の時間に僕が関わるからだ

          「重いなあその愛情は」のお話

          「物騒な事件」のお話

          この世に存在する物騒な事件。模倣犯。 歴史は繰り返すのか?アップデートをした砂時計を何回もひっくり返す様な、そんなイメージを持ってしまう。 事件性のある殺人事件がテレビで流れているのを横目に僕は目の前にいる「明日寿命で亡くなってもおかしくない」という患者に対して治療をする。治療といっても僕は医師でも無いのでやっているのは足の浮腫を取り足が動くことができる様になるための訓練だ。 そんな時に流れてくるワイドショーの酷い殺人事件がテレビから聞こえてくる。 なるほど、今回は精

          「物騒な事件」のお話