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人生の変化を受け入れ、楽しむ。

家の中を見れば
その家庭がわかるという
家庭は港
親は、嵐から
子どもを守る錨

子どもが育つ魔法の言葉
ドロシー・ロー・ノルト
石井千春/武者小路実昭=訳

私自身、学生時代は自分中心でしか物事を考えていなくて、周りには批判的、ディベート大好きな嫌な生徒でした。今の私だったら面と向かって注意したいところです。

そんな私が、自分自身に変化を感じたというか、成長したかも?と思えるターニングポイントが3つあります。

1つめは高校の部活です。
とにかく上下関係に厳しく、納得のいかない謎のルールが横行していました。それまでそんな環境にいたことが無かったので、高校の運動部ってこんなもんなのかな、と思いながら、先輩から学ぶという習慣がつきました。それまでは横のつながりがメインだったので、新しい世界でしたし、年上の人の話の面白さに楽しい日々でした。でもいろいろ謎でした。

2つめは就職です。
就職氷河期で、20社ほど受けて二次選考に進めたのは2社。そのうち1社は最終選考落ち。もう1社は教育系の出版社で、そこだけ内定をもらっていました。でもそこに行くとなると地元を一度離れなければならず悩んでいました。ちょうど当時のバイト先(学習塾)の社員さんが辞めるという話が出て、会社の方からそのまま社員登用OKの話があり、そっちに乗った感じです。何せバイトから社員になれるなんてラッキーと思っていたのに、周りは中途採用の年上ばかり。でも臆する暇もなく、ガツガツ働きました。働く、認められる、年齢関係なく評価してくれる、すばらしい環境でした。とても恵まれていたと思うし、今まで私ってそんなに頑張ってなかったんだなぁ、頑張るって楽しいなぁと思っていました。

3つめは結婚、出産です。
就職先の学習塾で同期と結婚しました。結婚の決め手はよく本を読むことと、親を大事にしているということ、過干渉しないことです。近くにいるだけで安定剤になってくれます。ダンナさんは正確な知識を相手に与えるのが上手です。そしてとても正直。そんな人との子どもなので、娘もとても知識を吸収するのが速く、正確で、まじめ。でも二人ともガリ勉タイプではありません。むしろ私の方が長時間勉強しないと気が済まないタイプかも知れない。そんな二人との生活は、私をとても正直にさせてくれました。 トゲトゲした気持ちの先が丸くなり、人を言葉で刺さなくなりました。今は、ダンナさんや娘と同じように本をよく読み、学ぶことを楽しんでいます。

私は過去の自分をちょっと恥ずかしいと思っていますが、あの勢いのある時期も私にとっては必要な時期だったのだと思います。
自分を好きになることはとても大切です。これは、私たちが自分自身から受け取ることのできる最高のプレゼントです。自分の良さに気づき、自分を信じることが出来れば、心が満たされて安定します。一方で、自分の欠点に気づき、それを受け入れるためには強さと冷静さが必要です。私は周囲の人々や家族からその強さと冷静さをもらいました。

私たちは新しい経験をするたびに、今まで気づかなかった自分に気づくことができます。今までの生き方を違った目で見ることができるようになります。常に人は脱皮をくりかえし、新しい自分になれるんです。

ですので、時々自分の良くない部分に目を向けて、それを受け入れてみることも必要だと思います。どこを変えたいのか、どうすれば変えられるかを考えてみる時間が必要です。

そのためには想像力を使います。もし自分がこんな風だったら、きっとこうなっているだろうとイメージしてみてください。
そして、そのイメージの中での自分の気持ちと感覚を大切にしましょう。

あなたはどう変わりたいですか?
変わるためには何をしたらいいと思いますか?

コーチであるあなた(親)が変われば、周りも変わります。
私が周りからたくさんの影響を受けたように。
そうすると日々の生活も変わってくることでしょう。新しい力が湧いてきます。

もしかしたら、あなたは今のままでいい、変わる必要なんてないと思っているかもしれません。でも時々振返ってみてほしいのです。どこかで無理をしていませんか?
ストレスを感じていませんか?

年を取ると頑固になるとよく言います。でも、本当は何歳になっても柔軟な心を持っていたいものです。そして、人生の変化を受け入れて楽しむ、ということを長い時間をかけて体験してほしいのです。

変わることを恐れず、柔らかい心を持ち続けていれば、コーチ(親)の自己肯定感は安定し、子どもにも素直にコーチングができると私は考えています。

家庭とは、安心とおもいやりとやさしさの港
変わらぬ港でありつづけたい

子どもが育つ魔法の言葉
ドロシー・ロー・ノルト
石井千春/武者小路実昭=訳

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