アブノーマル・ルーティーン
女学生に道を譲れない
雨の道は 醜く濡れていた
黒い服を好んで着るのは
少し優しくするだけで 喜ばれるから
駅のホームのどこまで歩いたら
平穏な気持ちでいられるかな
誰だっていいさ 思い通りにならない日の
僕の心を 逆撫でしないなら
車内 不眠明けの頭は 感傷までバグって
幼い少女の大げさなセリフが 刺さったまま
『 だ い す き 』 その言葉を
誰もが 誰かに 言われたがっているのに
無関心な顔して 聞こえないふり
白いイヤホンから 音 流しこめ
暗闇に潜る 窓に映り込む笑い顔
ミントグリーンの髪飾りが 揺れる
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