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そあ
2019年11月12日 22:05
眠る前に 思い出の中の君が語りかけてくるから 懐かしいメロディーを聞いたりするんだ情けないだろう 今だってこうして 君にすがっている 二度と会えない さよならも言わずにすれ違った憧れは淡くて 幼い僕にとって居心地良くて教室の後ろの席で 君が下の名前で呼んでくれるそれだけで 90分間 黙っていられる理由になった 誰と仲が良いの 誰に好かれてるの近寄れない 遠くから見て
2019年10月25日 00:17
君のシャンプーの匂いが金木犀の香りを打ち消してはらはら この夜に 堕ちてゆく橙の花 暮れたら 淡い白 纏って 融解 天の神様の言う通り 指差して選んだのは 君の声首に 目蓋に 指先に 季節外れの雪に散った 椿と見紛う 子猫が路地裏で戯れるみたいに ふざけて 二人で幸せになれるから 朧月の瞳は そっと閉じていて いいの 一人じゃできないやり方で 幸せになれるなら一人じゃな