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最高のインプットは「体験」。

インプット・アウトプットについては以前にも書いていますが

何かをアウトプットするためには、まず自分に何かをインプットする必要があります。そして誰かに共感してもらったり、他者を惹きつけるようなことをアウトプットするためには、当然ながらインプットの質がとても大切です。

では、質の高いインプットとは何か?

私が思うに、アウトプットする人自身の、ナマの「体験」以上に質の高いインプットはないと思います。

・胸にが震えるような感動
・身がすくむような恐怖
・自然と顔が綻んでしまうような楽しい時間 ...

そんな感情を揺さぶる体験がアウトプットしたいという動機にもなるし、発信者本人のナマの体験をベースにしたアウトプットというのが、たくさんの人の共感を呼んだり、誰かの心に強く刺さるものです。それがどんなに拙い文章で書かれたものだとしてもです。

内容が同じであっても体験者の声というのは強力です。
コンテンツへの熱量も、臨場感も全然違う。

アウトプットを受け取る側も、その熱量に飲み込まれるんだと思います。だからこそ体験者による直接のアウトプットは意味がある。

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少し脱線すると、多くの人が「インプット」と聞いて想起するのは、本やネット、TVや新聞から情報を得ることだと思います。もちろんこれもインプットです。

ただこれだけ情報が溢れかえっている現代において供給過多の状況にあるのは言わずもがなかなと。

・最近勉強をしても全然頭に入ってこない...
・面白い本を読んでも数週間後には内容を覚えていない...
・毎日SNSで大量のニュースを見ているのに翌朝には何も覚えていない…

SNSをなんとなく眺めているだけで、私たちの脳にはどんどん情報が流れ込んできています。脳をPCのデスクトップだとすると、アイコンだらけでハードディスクも満杯、カクカクと動作が遅くなってしまう状態です。

このままではヤバいと判断して、CPUの処理速度が遅くならないように、不要な情報はどんどん消去していかざるを得ない。現代人の脳はそんな感じかなと。結果として、日々触れる情報が格段に増えたため、脳から自動削除されていく記憶というのがものすごく増えています。

つまり蓄積せず、簡単に捨てられてしまうような情報(インプット)では、強いアウトプットにも繋がらないということです。

話を戻しますが、アウトプット自体も貴重なインプットだったりします。

あることについて、こんな風にアウトプットしたら、あんな失敗をしてしまった...。これは失敗することで得られた貴重なインプットです。

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よく失敗と成功は「分かれ道」ではなく「一本道」と言いますが、その通りだなと思います。

失敗もナマの体験。その失敗を次に生かすことができれば、有意義な体験ですし、そのインプットを整理して誰かにアウトプットしてもいい。目も当てられないような、散々な大失敗の体験談ほど、聞きたがる人も多いです。笑

本来避けるべきは「行動した失敗」より「行動しなかった後悔」。

失敗を含めた濃い体験がアウトプットする自分の熱量を上げ、アウトプットそのものの精度を上げ、自分の力を増してくれる。そんな気がしてます。


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