佐伯叡一 | Eiichi Saheki

Autify,inc.でHRを担当しつつ、複数のスタートアップで採用支援/法政大学キャリアデザイン学部卒▶︎Geekly▶︎FiNC▶︎POSIWILL▶︎独立▶︎Autify/採用支援55社・転職支援450名/主にキャリアについて個人的な考えを発信しています✍️

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最近の記事

採用がうまい企業ほど「業務委託」を戦略的に活用している

先日何気なくしたツイートに思いのほか、反響があったので久しぶりにnoteを書いてみました。 私自身も、昨年8月から個人事業主として業務委託でAutifyの採用に関わるようになり、今年4月に正社員にコンバートしました。 もちろん色々と背景はありますが、業務委託として関わる中で見えた実態と今後のキャリアを考えた上での決断でした。具体的には… などがクリアになったからです。私の場合、20代で4社目になるので、こういった点がクリアな上で決断できたことは本当に良かったと思っていま

    • 年を取る毎に選択肢が増える人生に。

      2021年がこんな激動の1年になるとは思いませんでした。 「独立」と「結婚」。 自分の生活はこの1年間で一変しました。 もちろん不安も葛藤もありましたが いま振り返ってみると良い決断だったなと思っています。 簡単にこれまでのキャリアを紹介させていただくと... 法政大学のキャリアデザイン学部を卒業 → 新卒で当時10名ほどの規模のIT業界専門の転職エージェントに入社 → RA/CAとして累計で450名以上の転職支援に携わる → 国内No.1ヘルスケアプリを提

      • 不幸は自動的、幸せは意思。

        各スポーツの中でも特にメンタルが重要だと言われるテニス。それを長いことやってきたからか、人より少しばかり感情のコントロールが得意になりました。 特に意識はしていませんでしたが、これによって ・些細なことでも「イライラや怒り」を感じ、表情・態度に出てしまう ・ちょっとしたミスや失敗、人の意見に落ち込みやすく辛い ・不安や怖れで思うようなパフォーマンスを発揮できない みたいなことにはならなくなったのはすごく良かったなと思っています。そして、そのベースとなる考え方は以前にも書

        • 人事になったらまず初めに読んでほしい「最高の教科書」5選

          今でこそ、個人で複数の企業様の採用に携わっていますが、2年前のちょうど今頃は未経験の人事業務に悪戦苦闘していました。転職エージェントの経験があったので、全くのゼロというわけではありませんが、想像以上に支援する側と実際に採用する側は違いました。 色んな方にご相談しましたし、イベントに参加したり、本も2年間で200冊くらいは読んだと思います。しかも、その半分近くが人事やキャリア関連です。 そこで自分のように「人事になったはいいものの、何から学べばいいんだろう...」という方向

          コミュニケーションは、めんどくさいもの。

          あのとき、もっと確認しておけば良かった... 連絡をしておけば良かった... 誰しも一度は経験したことがある後悔だと思います。 なんでこんな後悔をしてしまうのか? 答えはシンプルで、「めんどくさかったから」。 綺麗事を抜きにして、職場でのコミュニケーションは基本的にめんどくさいものです。自分や相手の時間、そのお互いの時間を調整すること、話す場所の確保、話すこと自体に使うエネルギー、いずれもコストです。 気心が知れず話が伝わりづらい相手、厄介な内容のクレーム、重要性が認

          コミュニケーションは、めんどくさいもの。

          【思考や知識の新陳代謝】 "アンラーニング"する上で大事な2つの考え方

          今年も残すところあと1ヶ月。 これまでの11ヶ月間はいかがでしたでしょうか? 私は毎年言っている気がしますが、色々変化のあった11ヶ月間でした。1年間の総括は改めて書いていければと思うんですが、日々に変化できていることはポジティブに捉えています。 それに、コツコツ継続していたことも実り始めてきました。 例えば、数ヶ月前に書いたこちらのnoteがキッカケで取材の機会をいただき、採用の場面でも度々登場する「レジリエンス」についてもお話させていただきました!(お読みいただける

          【思考や知識の新陳代謝】 "アンラーニング"する上で大事な2つの考え方

          失敗と信用。

          先月からMeety経由で週に1〜2名、お会いさせていただいているんですが こちらのMeety経由でお会いした学生の方に 「20代前半でどんなことを意識したら良いですか?」 というご相談をいただきました。 「20代前半の働き方」については以前にもnoteでまとめているんですが 最近、改めて思うこともあったので補足していこうかなと。 まず仕事を通して、色んなものを得ることができます。経験もそうですし、お金や評価、称賛、自己成長や信用とかも含まれると思います。 「仕事の

          最高のインプットは「体験」。

          インプット・アウトプットについては以前にも書いていますが 何かをアウトプットするためには、まず自分に何かをインプットする必要があります。そして誰かに共感してもらったり、他者を惹きつけるようなことをアウトプットするためには、当然ながらインプットの質がとても大切です。 では、質の高いインプットとは何か? 私が思うに、アウトプットする人自身の、ナマの「体験」以上に質の高いインプットはないと思います。 ・胸にが震えるような感動 ・身がすくむような恐怖 ・自然と顔が綻んでしまう

          最高のインプットは「体験」。

          「大人になる」とは我慢することではない。

          「大人になる」って言葉は、「社会規範を身につけて、環境に適合していく」みたいなニュアンスで使われますが、実に抗いにくい言葉だなと思っています。これはキャリアコーチングで色んな方の人生をお伺いする中で感じました。 家でも学校でも、「こうしなさい」「こうしちゃダメ」という躾や教育を受け、スムーズに他人と関わりながら社会に適合していく術を学んでいきます。しかし成人を迎えて以降、「もっと大人になれよ」という言葉は、何らかの我慢をして、周りに合わせようと圧力をかける場面でよく使われる

          「大人になる」とは我慢することではない。

          【HR業界】パートナー企業との付き合い方。

          エージェントのRA/CA、事業会社の人事、HR系サービスの事業開発など、色んな経験をしてきましたが、やはり優秀な方と働けるかどうかで大きな差は生まれます。これは社員という視点でも、パーソナー企業の担当者という視点でも同じ。 ただ同時に、有能な担当者と仕事をするには、自身もそれ相応のレベルになっておく必要があることに気付きました。 「媒体の担当者が頼りない」「エージェントの担当が全然ダメで、、、」と嘆いている人をよく見ますが、もしかしたら自分がそのレベルから抜け出せていない

          【HR業界】パートナー企業との付き合い方。

          「効率性」より「効果性」。

          最近は、「忙しい」って感覚が当たり前になってるように思います。 「スローライフ」だの、「FIRE」だの、トレンドになっていると思いますが、仕事に、生活に、時間に追われている人も多いと思います。実際、本やYouTubeでは「効率性」を追求した情報が多くなっています。 「電子決済登録しておくと、時間短縮できて便利です」 「先にシャワーをひねってから服を脱ぐと、浴びるときには温かいお湯が出ているから寒くない」 「スマートロックを導入して、鍵を探す手間を省こう」 私自身、「

          「効率性」より「効果性」。

          傷つくのは失敗が足りないから。

          傷つくのはめちゃめちゃ辛いですよね。 ただ不思議なことに傷ついたときの痛みに個人差があるのも事実です。 この差は何か? 個人的には、傷つきの痛みが大きい人は、これまでの失敗の量が少ないだけだと思っています。ある意味、これまでの人生がハッピーだった人とも言えるかもしれません。今までそれほど大きな失敗もなく、失敗が少ない選択肢を選んできたことによって、あまり傷ついていないんだと思います。 逆に言えば、失敗だらけの人は、傷ついてもそれほど痛みを感じません。笑 もちろん失敗が

          傷つくのは失敗が足りないから。

          水平に生きるのではなく、垂直に生きてみる。

          孤独を怖がって人との繋がりばかり意識して、常に横ばかり向いていると、世間的な基準が過剰に気になってしまいます。 例えば、平均貯蓄額の統計や、職種別収入ランキングなどといったTVや雑誌の特集が気になるのは横ばかり向いているからかなと。 それだと自分らしいお金の使い方やキャリアの構築に繋がらないですし、他人と比較しては「こんなに頑張っているのに報われない...」という不満が出やすくなります。 それよりも自分の過去から現在、そして未来に視線を向けて、自分を垂直に見据えて人生の

          水平に生きるのではなく、垂直に生きてみる。

          不安の見える化。

          仕事でも、プライベートでも、色んな不安があると思います。 私自身、フリーで独立するのに不安が全くなかったかと言われるとそんなことはありません。仕事がないんじゃないか、孤独感を感じるんじゃないか、一度独立してしまうと転職しづらくなるんじゃないか、などなど。急に先が見えなくなる不安に襲われます。 そんなときにいつもやるのが、「実際に紙に書き出してみる」ことです。 多くの場合、不安なことを頭の中だけで考えて続けているから、本質が見えず、どんどん不安になっていっていきます。そし

          不安の見える化。

          「好きなことで生きていきたい」という言葉が一人歩きしている。

          このツイートの通りなんですが、最近「好きなことで生きていきたい」という言葉があまりにも一人歩きしすぎているように思います。 そもそも「好きなこと」を趣味にするのと、「好きなこと」を仕事にするのは似て非なるもの。「好きなこと」を仕事にしたからといって、どの瞬間も「好き!」と思えるわけではありません。「しんどいな...」と思うことも「面倒だな...」と思うことも多々あります。私の場合、出勤する必要がないとか、組織に属するしがらみがないという自由はありますが、逆にいつ休んで良いか

          「好きなことで生きていきたい」という言葉が一人歩きしている。

          孤独のススメ。

          当たり前すぎて意識することはないと思いますが、LINEやらFacebookやらTwitterやらインスタやら、、、現代は常に誰かと繋がっている「常時接続」の時代。そんな時代にコロナがやってきて、より孤独感を感じるようになった人も多い気がします。 実際、人との繋がりが重要で、孤独は良くないことだという風潮は存在すると思います。 例えば「ランチメイト症候群」とか「便所飯」なども、一人でいるところを見られて「あいつは友達もいない寂しいやつ」と思われるのを極度に恐れるから。そして