【2児専主婦】直木賞「塞王の楯」を実写化してほしい


本のテーマは

落城させないための「楯」となる石垣
落城させるための「矛」 となる鉄砲

対するものを作りながらも2人の戦国の世の職人の願いは同じ。

千年先の泰平の世。

果たしてどちらが最後に必要となるのか。


という感じでした。
「京極高次の大津城戦」なんて教科書ではあまり出てこないところに焦点を当てていて京極夫妻の意外な人柄など惹き込まれる要素がありました。

その反面

主役級の人たちの
人物描写がもう少し欲しいような気もしました。
「想い」や「志」はすごくよく分かったのですが、どのような顔、体格、服装、仕草をするのかなどの人物像が分かるようなところをもう少し多く織り交ぜてあると、なお惹き込まれた気がします。

とはいえ、石垣の説明や戦のシーンなどは詳細で分かりやすく、頭に画面が浮かぶようでした。実写化しても、迫力があって面白そうで見てみたいな〜と思いました。(主役の匡介はるろ剣のあの方で!笑)

【おまけの回想】

二人が願ったように、今の日本は泰平の世。

だけど
「使ったら終わり」の核やミサイルを持つ国はある。

今の日本に「楯」は果たしてあるのか。

とふと思いました。




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