文字列界の実存的意味を考える
救急車で運ばれた治療室で、生と死について考えていた。
診断された「発作性上室性頻拍症」それ自体への不安を抱いたわけではなかったが、人生観において色々なことが分からなくなってしまった。「発作性上室性頻拍症」というのは、動悸が発作的に起き、少し経てば元の鼓動に戻る症状で、10代の頃から経験している。ただ、今年はすぐには止まらなくなった。治療はアブレーション(高周波カテーテル焼灼術)しかなく、成功率は相当高く、患者への負担も再発性も相当低い。自分が今、20代程度だったら、何も思わ