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移住後の収入源 ライスワークからライフワークへ。

海外移住と言っても駐在員でない限りは移住先で稼ぐか、それまでの貯蓄を切り崩すかしか生活費を賄う手段はない。あと不動産収入等の不労所得。

私も14年前にスイスに転勤した際には駐在員という恵まれた立場であったが、今回のオランダ移住は完全に自己判断自己都合の移住である。

それ故、全て自己資本で移住費用や移住後の生活費を賄わなくてはならない。

そしてオランダ移住後の生活費は結構馬鹿にならない。(皆さんが思ってるよりオランダの生活費は高い。)


移住後の生活費に関してはこちらの記事を参照。

さて、うちの嫁さんはラッキーな事にちょっと前に花屋の職を得る事ができた。

フラワーデザイナーなのでコネやツテをたどって見事仕事をゲットする事ができた訳だ。

こういった手に職があるないにより、オランダで仕事をゲットできるかできないかは大きく左右される。オランダ語を話せない限り仕事を得る事は一般的に簡単ではない。

移住を決意してからかれこれ1年間ほど、うちの嫁さんはオンラインで色々な仕事をしてきた。

単発事務仕事や各種オンライン相談、以前働いていた大学からの委託業務など。
いわゆる自分の時間を売って日銭を稼ぐライスワークだ。

とは言っても、世の中の9割の仕事がライスワークであろうから、それも悪い話ではない。むしろ普通だ。

だがしかし、嫁さんがこちらの花屋で働き出してからはどうだろう。

花が好きだし、フラワーデザイナーとしてのスキルを活かせるし、現地通過のユーロで稼げるし、現地の仕事仲間から色々な情報を得られるし、いいことずくめだ。

そして何より仕事をしていて楽しいらしい。

好循環だ。

私も最近では家事や育児に加えて料理教室でお客さんと楽しくお喋りしながら料理をして、出身国の文化などを教えてもらいながらお小遣いももらうというなんとも有難いお仕事をさせていただいている。

食品メーカー、外資食品会社、私立学校法人、地方公務員と転職をしてきた訳だけど、今やってる料理教室がずば抜けて楽しい。(まあこの際は、正社員でもないし、組織に属していない事などは隅に置いといて欲しい。)

こんな楽しい仕事が長続きするかはまだ不明確だけれども、今までは本当に我慢やストレスと引き換えに給料をもらっていたな、としみじみ感じている。

できれば楽しく仕事をしたいし、楽しく生きたい。

と思うのが人間の当たり前の欲求であろう。

ライスワークよりライフワーク。

働くために生きるのではなくて楽しく生きるために楽しく仕事をする。

そんな循環を手にいれる事ができたら最高だろう。

オランダは既に寒い。

朝は5度なんて日もある。

それでも娘と一緒に自転車に乗って保育園に通学する際は2人でニコニコしている。

日本にいる時は違った。

時差出勤で娘を送迎する際もどこかギスギスしていた。

心に余裕が無かった。

夕ご飯を家族で食べている時も、みんなで布団に入る時もどこか頭の片隅にライスワークが見え隠れしていた。

面倒くさい事務処理、細かい性格の上司、瑣末な立替払いの費用請求。どれもこれも本来の仕事にはなんのプラスにもならないようなくだらないことばかり。

お金を稼ぐためだから我慢しないといけないのはわかる。

でもやっぱり嫌なものは嫌。

ラッキーも実力のうち。嫁さんよ。過去1年ライスワークに耐えてよく頑張った。

これから寒い季節に花屋の仕事は大変かもしれない。そんな寒さが和らぐように娘と一緒にプレゼントを買ってきた。

これからも仕事をどうか楽しんで。

アルパカと書いてあるけどメリノウールのくつ下



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