不思議なおばちゃんの不思議な行動。介護福祉士の資格はあるんですけどね

38度の熱があり休んだ職員は60代のおばちゃん。

入職して1年になろうとしていますが利用者さんのことを把握できておらず、みんなの足を引っ張るばかり。

介護福祉士の資格を持ち、他の施設で夜勤をやっていましたが、ここでは物覚えが悪く、仕事が遅いため夜勤を任せることができません。

発達障害疑いのB氏に『あの人、利用者さんのこと全然把握してませんね』と言われるくらいです。


そんなおばちゃん[Oさん(仮)]の不思議な行動 1

ご飯を食べ、歯磨きをした利用者さんをベッドに寝かせる際に、先輩達から『左の女性部屋から寝かせて下さい』と指示をされました。

Oさんは「分かりました。左から寝かせていきます」

そのやり取りを聞きながらOさんの行動を見ていると

男性利用者の車椅子を押し、右の男性部屋に行ってしまいました。

指示を出した職員に『女性部屋から寝かせてって言ったよね?』と確認すると「はい、言いました。返事をしてくれました」

日本語が理解できていないのか?

指示を出した職員によれば、前にも同じことを言って同じことをされたようです。

・・・うーむ・・・・・・

あ、私が手を止めて見ていたことに対して『仕事しろ』とは突っ込まないようにお願いします🥺


そんなおばちゃん[Oさん(仮)]の不思議な行動 2

熱を出した日は早番でした。

前の日は公休で具合が悪かったのに連絡をせず、朝の6時40分に電話をしてきました。

早番の出勤時間は7時。
普通は前日かもっと早い時間に連絡するべきです。

朝は夜勤明け2名と早番1名で、起こしたりお茶を出したり配膳や食事介助をしなければなりません。

しかし、早番を替えることが出来なかったため、夜勤明け2名でやるしかありませんでした。

1人居なくなったため日勤帯の仕事にも影響があります。

長く働いていれば分かるはずなのですが、とても残念でなりません。

熱があるとコロナ感染を疑わなければなりません。

疑わしきは出勤停止。

師長がOさんに電話をしました『熱が続くようなら発熱外来を受診し、PCR検査を受けるように』

夕方、様子を確認するため電話すると、Oさんはその日のうちに受診。PCRとインフルエンザの検査をし、どちらも陰性とのこと。

現在は解熱剤を飲んで36度台に下がってると師長に報告しました。

師長は解熱剤を飲まずに丸一日熱がなければ出勤するように。とりあえず、明日、明後日は休んでと指示をし、Oさんは『はい、わかりました』と返答しました。

師長は夜勤者にOさんは解熱剤を飲んで熱は下がってるけど、飲まずに丸一日熱がなければ出勤できると伝えたことを話しました。

Oさんは早番だったため、また夜勤明け2名で頑張ることになるがよろしくとお願いしました。

Oさんや夜勤者とのやりとりを事務長が近くで聞いていました。


次の日の朝

Oさんは出勤してきました。

夜勤明け者はびっくり。

休むように言われたOさんが来てしまったのです。

夜勤明け者はすぐにOさんを帰らせました。

事務長にOさんが来たことを報告。事務長は師長が電話で話していたのは誰だったのか疑問になり、発信履歴を確認しました。

履歴にはOさんの携帯番号が残されていました。

事務長はボソッと言いました。

『大変だな』

話した内容が伝わらない職員と一緒に働く大変さを分かってもらえたことが不幸中の幸いか。

指示が入らないOさんの不思議な行動でした。

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