04.クラシック・バレエの基本の基〜親から見た子どもの習い事
小学生になった娘が受けられるようになった、バレエのバー・レッスン。
〔おお!バレエ(っぽい動き)をやってる!〕
初めて見学したときは感激でした。
なにしろ保育園時代ののレッスンは、柔軟とスキップばかりでしたから。
バレエ教室の送迎を実家の母にお願いしていた私は、その変わり映えしない(ように感じる)レッスンに、物足りなさを感じずにすみました。
でも、この3年間の反復レッスンが、のちのち効いてくるのです!
基礎トレーニングの重要性
バレエのレッスンって、実は基本の動きの繰り返し、なんですよね。
毎回のバー・レッスンを、いかに丁寧にコツコツと続けられるか?
あのバレエのしなやかで華のある動きは、基礎トレーニングの積み重ねがあってこそ!
(その成果は「07.娘が憧れたトウシューズ〜母親としては心配の素」にて)
毎回、一番末席でバー・レッスンに参加していた娘は、月3回のレッスンを6回に増やし、自分で教室に通うようになりました。
娘が涙目で訴えたこと
そんな娘が2年生になるタイミングで、飛び級して中級クラスに入るよう、先生から、お話がありました。
昇級すると18時からのレッスンを見学するチャンスができるので、私としては大歓迎♪
〔3年間のスキップがこんな形で身を結ぶなんて〜〕
内心ほっこりしていた私の横で、娘が泣きそうになっています。
私「え?娘ちゃん、どうしたの?」
娘「・・・・たかった」
私「え?なんて言ったの?」ひざをついて目線を合わせます。
娘「うち、・・・・したかった」
想いが言葉にならない娘の様子に、私の胸が詰まります。
〔いったい、どうしたのかしら?〕
帰宅して、よくよく話を聞いてみると、「一番前」(先生の目の前)のバーでやりたかったのだと教えてくれました。
自分の成長を楽しみにしていた娘
毎回「一番前」=「先生の目の前」でレッスンを受けているのは、誰もが「いちばん上手」と感じる、バレリーナ然としたA子さんでした。
先生が手を添えて指導してくださるのは、A子さんがほとんど。
他の生徒さんは、A子さんをお手本にしながら練習します。
娘は、1つ年上のA子さんが進級されるのを機に、
〔次は自分が一番前でレッスンを受けたい〕
と思いを育んでいたのです。
毎回、先生から最も遠い末席のバーを選んでいたのに!
娘のマインドの変化に驚きました。
確かに娘は、鋭い観察力と高いコピー能力を生かして、先生の教え通りに動けるようになっていました。
3年間もスキップをやっただけあって、音楽に合わせて身体を動かすのも得意。(親の欲目はご容赦ください)
娘なりに、自分のスキルを客観視して、
〔次は私の番だ〕
と楽しみにしていたのでしょう。
スキップ3年、バー・レッスン1年、計4年もの間、教室の末席を定位置にしていた娘が、いつのまにか自分に自信をつけ、未来のイメージを持っていたことに驚かされた一件でした。
一番前のバー・レッスンを経験できずに初級を卒業した娘は、また末席から中級クラスのレッスンをスタートさせます。
▼中級クラスのお話
「エフィカシー式」認定コーチ
御影石 千夏
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