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06.娘が才能を輝かせる場所はどこにある?〜タカラジェンヌorバレリーナ

「宝塚に入りたい」
娘が笑顔でそう言ったのは、10歳のころ。

「いいねー!」
夢を言葉にできた娘に感動して、思わずそう口走った私でした。

が、何をどうすればタカラジェンヌになれるかなんて、何も知りませんでした。

宝塚歌劇団に魅了されたのはママ友のおかげ


娘と初観劇した『エリザベート』は、19世紀末オーストラリア=ハンガリー帝国皇妃エリザベートと黄泉の帝王トートの物語。

聞き慣れない外国名、複雑な人間関係、未来と過去を行き来する展開は、9歳だった娘には「???」

にもかかわらず、帰り道にアカペラで歌えるほど、娘を虜にしていました。

実は、観劇に誘われた当初、
「娘にはまだ早いのでは?」
と私は乗り気ではなかったのです。

そんな私の背中を押してくだっさったのが、明日海りおさん推しののママ友さん。

「大丈夫!ストーリーがわからなくても、きっと感動するから」

高性能の双眼鏡2台を貸してくださったおかげで、2階最後列から2列目の席にいることを忘れるほど、母娘ともども舞台に没入。

涙がこぼれてしかたがないほど、素敵すぎる〜!

才能を輝かせる場所があるという幸せ


宝塚歌劇団の素晴らしいところは、トップスター&トップ娘役さんだけにとどまりません。

いわゆる端役の方もまぶしいほどに輝いていらして……
全身全霊がこもった群舞を観るたびに、鳥肌が立ちます。

才能を輝かせる機会があって、才能を磨き続ける仲間がいて、全員でつくりあげる舞台が毎日あって、それを楽しみにしてくださる方々がいる。

クラシック・バレエのお稽古に励む娘が、将来〈芸術の道〉に進めるとしたら、どんなに幸せだろう!

宝塚歌劇団の舞台を観るたびに、私の想いは強くなりました。

「バレエで食べていくことは難しい」
という情報だけはあった私にとって、毎日のように舞台に立てる宝塚歌劇団は、とても魅力的だったのです ^^;

親が信じなくてどうする?


「ソルフェージュっていうのをやってみたい」
誰から聞いてきたのか、娘が私に言ってきたことがあります。

solfègeなるものが、宝塚の受験には必要なのだとか。 

「どこに行ったら習えるのかなー」
娘と一緒に調べてはみたのもの、時間的にも場所的にも通うのが難しそう……と断念。

いま思えば、当時の私はクラシック・バレエを優先していました。

娘のタカラジェンヌへの憧れを、野球少年が高校野球を目指すのと同じように捉えていたのです。

私がやっていたことといえば……

「本物を観るといいよ」
というバレエの先生のアドバイスに従って、国内外のバレエ団、宝塚歌劇団、海外のダンスやミュージカルを娘と観に行きました。

他にも、先生お勧めのバレエ合宿や短期の講座に送り出したり、ダンスパフォーマンスの前座として舞台に出たり、コンクールに挑戦したり。

バレエ教室のお友達&ママと一緒に、私なりのサポートを楽しんでしました。

当時の私は、宝塚という舞台に憧れを抱きつつも、どこかで《叶うことのない夢の世界》と思っていたんだと思います。

タカラジェンヌへと続くサポートは、何もしていませんでした。

娘には娘の人生がある


それから2年。
タカラジェンヌを夢見ていた娘は、小学校卒業式で宣言しました。

「私は将来、観に来てくださったお客さんに感動を届けられるようなバレリーナになります」

私、涙腺が崩壊しました。

お金になるとかならないとか、チャンスがあるとかないとか、安定しているとかしていないとか……

そんなこと、どうだっていい!

娘には娘の才能を輝かせる道がある!
子どもが夢見る力をサポートしていこう!


そう誓った瞬間でした。

「エフィカシー式」認定コーチ
御影石 千夏

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