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08.9歳からのトウシューズ〜娘のバレエの先生から私が学んだこと

3歳からバレエ教室に通っている娘が、先生からトウシューズを手渡されたのは、小学3年生になるときでした。

大喜びする娘の横で、私は複雑……

〔あんなにきゅうくつそうなシューズで踊ったりして、外反母趾や捻挫の心配はないのかしら?〕

バレエ経験のない私には、トウシューズのはき心地など、未知の世界だったからです。

足の骨の成長を阻害する危険性などを先生にご相談した結果、
「足が強いから大丈夫です」
というお言葉を、信じることにしました。

でも、やっぱり心配。

足が強いってどういうこと?


そこで私は、生徒さんたちの様子を観察することにしました。

バーをつかみながらなんとか立てたものの、ひざが曲がっていたり、前かがみになっていたり、ぐらついていたり……
なかなかに難しそうです。

一方、1年早くトウシューズをいただいた娘とB子さんは、両ひざが伸び、真っ直ぐに立てています。
足運びも安定しているように見えます。

2人とも体重が軽いほうだとはいえ、確かにこの安定感は「足が強い」証拠なのかもしれない、と感じました。

後に先生から教えていただいた言葉で言うところの「甲が出ている」足だったんですね。


Canvaで探した写真を並べてみました。
左が「甲が出ている」と言われる足です。

鍛えられた体幹で身体を上手に引き上げられないと、左のような形にはならないそう。

地道なトレーニングの大切さ


娘の場合、筋力に関しては、0歳〜1歳のベビースイミングと、2歳からのスイミングが効いているように思います。

安定感のほうは、月3回 x 3年間のスキップ練習、月6回 x 2年間のバレエの基礎トレーニングで身につけてきたのでしょう。

同じような動きを何度も何度も繰り返す、地味なトレーニングがこんなふうにカタチになるなんて!

バレエに必要な筋肉が育ち、正しい動きができるようになったことで、先生がトウシューズをはかせてくださったことがわかりました。

◯歳ならOKというわけではない


もしも娘が、体重が重かったり、足首が弱かったり、トレーニングが足りなかったりしたら、危険が伴っていたと思います。

「せっかくバレエを習っているのだから、早くトウシューズをはかせたい」
なんて、私が無理をさせるような状況にならなくて幸いでした。

娘の足の強さは今も健在で、2ヶ月レッスンを休んでも、苦もなく踊れてしまうそうです。

先生も苦笑されていたとか。

娘にとってのバレエは、すべての経験とご縁が実を結んだ事例のひとつ。

その「実」は、プラスに見えることもあれば、マイナスに見えることがあるように思います。

ふつうはこうでしょ
・◯歳なら◇◇ができて当然
早く次のステップに進まなきゃ!

過度に期待をかけたり、過去の経験から思いこみに縛られたり、世間体を気にしたり、誰かと比べたりしていない?

子ども自身の想いと身体の状態をちゃーんと観察しよう

私がバレエの先生から学んだことのひとつです。


続きはまた後日……


ドリームサポーターだらけの世界をつくりたい
御影石 千夏



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