執着に気づいて人生を変える


7つの習慣という本を読んで気づいたことを紹介します。

この本では自己の中心の存在を明らかにして、
パラダイムシフト(意識変化)を起こさせることを提言しています。

7つの習慣では「自己の〇〇中心」とされていますが、
私的には中心とは執着にかなり近いのではないかと思いました。
提言されている中心は以下の9種類です。
①配偶者、②家族、③お金、④仕事、⑤所有物、⑥娯楽、⑦友人・敵、⑧教会、⑨自己


私は大学生や高校生の頃、学校のストレスはすべて⑥娯楽で発散していました。
当時はKPOPにどハマりしていたのでライブに行きまくっていました。
とにかくライブに行けるかどうかが気がかりで、
ひたすらチケットが当選することを毎日祈っていました。
また、高校を卒業して都会にある大学に進学したのは、ライブに行きたかったからです。
ライブのない、こんな田舎では幸せになれないと思っていました。


学生時代にハマったライブはそれなりに楽しかったですが、
学校のストレスを一時的に改善させることはできても、
根本的にストレスがなくなったわけではありませんでした。
いつも人間関係に文句を言っていましたし、
何度か真剣に「学校を辞めたい」と思ったこともありました。
薬学部に通っていたのですが、正直言って
実習に行くまで薬剤師の仕事がどんなものかすら全く知りませんでした。
自分の人生について深く考えたことがなく、完全に娯楽に逃避していました。


社会人になった時は③お金でした。
働くことが辛くて、お金のことばかり考えていましたし、
1回目の転職に関してはお金の面でしかその会社を判断していませんでした。
将来のためにと貯金と積立NISAを始めましたが、
お金の不安が無くなることはありませんでした。
むしろ辛い思いをして稼いだお金を減らしたくないという思いが強くて、
貯金額が減ることに対する不安が大きかったです。

そして、私は親を敵とみなしていましたので⑦友人・敵にも執着していました。
私の人生が上手くいかないのは、育った環境が悪かったせいだと。
遺伝は変えられないから、生まれた時点で
私の人生は決まっているのだと思っていました。
だから都会育ちの人や家庭環境が良い人を見るとすごく嫉妬していました。

↑こんな感じで色んなものに執着してきた人生でしたが、
いつもどこか不安や焦りがあって穏やかではなかったです。
何かに執着している限り幸せにはなれないのかもしれないと思いました。


そして、今の私はおそらく⑨自己な気がします。
最近は引き寄せの法則などを学んで、
自分の気持ちが良くなることを考えているからです。
自分がやりたいことや欲しいものは何なのか。とか。
色んなことに執着して苦しんで、その執着を手放して、
最終的には⑨自己に行きつきました。笑
しかし、自分のやりたいことなんて、
他の執着を手放した今、考え尽くしても何も思いつきません。
だから、これも間違い。⑨自己をも手放さなきゃいけないんですね。

ふと一人山奥で仙人のような暮らしをしても生きていける気がしたのですが、
おそらく毎日がつまらなくて逆にうつ病になるのでしょう。
やっぱり幸せになるためには他者との人間関係が必要なのかなと思っていたところでした。

幸せになるためには自己をも捨てて、
他者のために何ができるか考えなければいけない。らしい。
どれだけ人格高い素晴らしい人間なのでしょう!!

よく考えてみれば、たとえ低賃金であっても、
目の前のお客様の笑顔を見るために頑張って働く人もいますよね。
そもそも日本のサービス精神は高いですし。

でも私は、

  • そういう労働者がいるから業界として低賃金のままなのでは?

  • 物価高であればしかるべき価格に値上げした方がいいのでないか。

  • 自己犠牲なんてもってのほか、まずは自分。

そんな風に思っていました。しかしながら、

誰かの役に立つ事は自分の幸せにもなる

⑨自己の考え方では、つい自分ばかりが頑張って損したと思いがちです。
だけども、誰かの役に立つことは自分を幸せにすると思っている人は
多少の自己犠牲を払っても苦しくないのでしょう。

飲食店は薄利ですが、街を見渡せば美味しくて良心的なお店が沢山ありますよね。
また、ボランティアに参加する人だって沢山いますし。
そんな格式高い人間にはまだなれそうにないですが、
これからは誰かの役に立つことを考えていきたいです😌✨💓

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