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貯金をする意味とは?サイコロジー・オブ・マネーを読んで

今回はこちらの本を読んで思ったことを書きます。


新卒社会人時代は生活費を切り詰めて貯金をしていました。
服はユニクロやGUで済ませて、美容院は安いところを探していました。
基本自炊、お弁当は持参、マイボトル必須。
手取り19万で家賃は8万円でしたが、
毎月2〜3万円は貯金できていました。
しかし、最初は将来のためと思って始めた貯金でしたが
いつしか会社を辞めるために貯金をしていました。
将来の不安は増すばかり。
日々の生活は不満しかありませんでした。
このまま独身で節約生活を続けることを想像したら、
絶望しかなかったです。

この新卒時代の2年間は本当に楽しくなかったです。
本を買うのも躊躇してましたし、習い事はもってのほか。
自己投資が全然できていませんでした。
それで、お金持ちや実家暮らしの人へ嫉妬する日々。

こんな過去を振り返ってみて、
新卒時代に貯金なんて気にせずに、
楽しいことにお金を使っていれば
適応障害で会社を辞めることにはならずに、
仕事も続けられたんじゃないかとか思ったのです。

  • 貯金する意味って何だろう?

  • 自分はどれくらい貯金をしたら満足できるのか?

という疑問が出てきました。

収入ーエゴ=貯蓄

サイコロジー・オブ・マネー

車、家、インスタグラムの写真ー現代の資本主義は、人が「成功を手に入れるまで、成功しているフリをする」ことそれ自体を、一つの立派な産業にしている。

サイコロジー・オブ・マネー

Instagramのキラキラした世界はそれ自体が産業らしいです。
あれは全部成功しているフリなのか。
ブランドバックや車、家は、所詮モノであるから、
本質的な意味で本人が成功しているかどうかは分からないですね。
もしかしたら貯金がない、借金がある
友人や家族と揉め事がある・・・かもしれない。
正直、そういうインスタグラマーをみて羨ましいな〜と思いますが、
そんなに毎日贅沢して飽きないのかな?
旅行三昧で、毎日キラキラしていたら
普通に疲れそうだなとは思います。

もし、私がそのインスタグラマーになったとしたら、
毎日キラキラした写真をInstagramにアップすることはないでしょう。
私はブランドバッグや車、綺麗な家、それ自体が欲しいのではなく、
それらがいつでも手に入る財力が欲しいのだと思います。

目的のない貯金をすれば、選択肢と柔軟性が手に入る。

サイコロジー・オブ・マネー

確かに、私が新卒の会社を辞めても生活に困らなかったのは、
貯金があったからです。
今でもその貯金は少し残っています。
この経験から仕事はいつでも辞められるというマインドが持てました。
社畜の人にとっては羨ましいとも思われるでしょう。
選択肢と柔軟性が手に入ったと思えば、
この貯金は決して無駄ではなかったかも。
ちょっと心が軽くなりました。


「夜、安心して眠れること」を優先してお金の管理をすべし

サイコロジー・オブ・マネー

最近では積立NISAが流行っていますよね。
インデックス投資をするのであれば
長期で株式を保有することが推奨されています。
しかし、30年間株式を積み立てるとして、30年後、
私は60歳になります。
ですが、もしかしたら
60歳で死んでしまうかも?思ったのです。
というのも、私の父方家系はあまり長生きしていないので、
早ければ60歳ぐらいで死んでしまう可能性があるなと思うからです。

子供に全てを相続できたら良いですが、
その頃は相続税が今よりもさらに上がっていて、
私が積み立てた株式の大半はお国に持っていかれますよね。

私の友人は積立NISAで毎月10万、積み立てているそうです。
すごい!とは思いますが、早死にする可能性を考えると
私はあまり多くの金額を積立しない方がいいのかもしれません。
たとえ、それが、世間一般的に損だとしても。

ちなみにこの本では、いくら貯金をしたらいいかという
具体的な貯金額については書かれていません
正しい貯金額は人それぞれ、考える必要があるからなのでしょう。

将来の不安から貯金をしているけれども、

  • 仕事のストレスが辛い

  • 保有している株式が暴落したらどうしよう

こんなことを考えて夜眠れなかったら意味がないですよね。


【今回の学び】

新卒時代に転職をした結果、夜は安心して眠れるようになりました。
それだけでも会社を辞めて良かったんだと思えました。

老後2000万、いやいや4000万だ!とか言われますが、
あくまでそれは一般論に過ぎません。
貯金額は人それぞれ。
「夜、安心して眠れるか」という基準で、
貯金額を考えるのも一つの策だということです😄✨💓

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